幸せな時をくれたおじいちゃん
先日、かなり久しぶりにスケボーをしようと思い立って近所の公園へ行った時の話。
スケボーに初めて挑戦したのは約3年前。
3年前に中途半端に終わらせて、滑れないままなんやかんやあり触れないままだったスケボー。
引っ越してから、アパートのすぐ裏側にスケボーがしやすい公園が近くにあり、もう1回やってみようという気持ちになった。
早速ボードを置いていざ乗ってみると、
うわぁ、こんなだったかなぁと対して基礎もなかったくせに感覚を思い出そうとする自分。
開始10秒、近くで遊んでいた小学生の男の子に
Do you know how to ride? I can teach you!
(乗り方分かる?僕が教えるよ!)
というのでボードを貸すと、特別上手でも下手でもなく
ちょっと乗ってみたかったんだろうなぁという雰囲気がありながら
これをこうして〜・・・
なんて彼なりに教えてくれた。
かわいいなぁと思いつつ、Thank youと返し再びボードに乗り進んだ。
それから1分もしないうちにすれ違ったのは、犬の散歩をしたおじいちゃん。
アメリカにいると高確率で
Hi, how are you?というすれ違いざまの挨拶から始まり
この辺住んでるの?
どこ出身?
この犬の名前は〜
なんていうちょっとした会話(Small Conversation)に発展することが多い。
そんな私とおじいちゃんも挨拶から始まり、
おじいちゃんの犬の名前やらの話から入りよくありがちな出身の話になった。
I'm from Japan. I came here as an international student.
(私は日本出身で、留学生としてアメリカに来たんだ。)
というとおじいちゃんは満面の笑顔で
Really? Your English is beautiful! How's life so far?
(ほんと!あなたの英語はとっても上手!アメリカ生活はどう?)
と私の英語を誉めてくれて、アメリカでの生活はどう?楽しい?と聞いてくれた。
それからおじいちゃん退職前にしてた仕事や住んでたところ、お互いにちょっとしたバックグラウンドを話して
名前を聞かれ、これからもよく会うだろうしよろしくねと握手を交わした。
こういった会話、アメリカでは割と当たり前にあること。
でも日本のこういった環境ではない場所で育った私にとって、ちょっとした会話でも特別に思える。
ただ出身の国を伝えただけで、素敵な国だよね!いつか行ってみたいと思ってるんだ!
ただ話しているだけで、英語がとっても上手だね!
ただ名前を言うだけで、素敵な名前だね!
なんともない普通のことを特別なことに変えてくれる何気ない言葉や関わりがたくさん。
アメリカに来てこういったことが重なって、自然とハッピーになることが増えたし、自己肯定感も上がってる気がする。
私ももらうばっかりじゃなく、相手に対しても感じたそのままのポジティブな言葉を届けるようにすることでお互いに気持ちのいい会話が生まれるんだよね。
それに、相手が言ってくれていることが社交辞令じゃないのが伝わるからより、素直に喜べる。
素敵な文化を持った国だなぁと、おじいちゃんを通して改めて感じた1日でした。
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