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今週の予定(7月2W)

振り返り

 相場的には「パンデミック」がリスク。それは昨年来から変らず、特に最近はデルタ(Δ)及びエータ(η)変異種の感染拡大により、経済活動を再開を妨げるように感じます。一方で、ワクチン接種が進む米英は、死亡者も減少し米英主導の世界経済回復を牽引がより顕著に。欧州各国と日本、豪州などのオセアニアが米英に続く経済回復が、漸く見通せるようになってきたと思います。その次は新興国であると、相場は織り込んでいるようです。

今週の主な予定

 7月9日よりG20がイタリアで開催。最低法人税率の議論の他、パンデミックに関する景気回復に係る議題など、議論される報じられてます。
 統計資料の発表は、英国、欧州及び中国などがPMIを発表予定。それら景況感は中長期的な各国経済動向を知る上で重要指標です。特に、景気回復の早い英国及びそれに続く回復を見せるEU各国もPMIのほか経済指標が発表されます。
 一方、昨年来から景気回復見せる中国は、国内の景気引き締めにより景気減速が懸念されます。週初にPMIを、週末にCPIおよびPPIを発表予定。

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決算予定(日本)

 計112銘柄の決算予定。小売ではイオン、セブン&アイ、ローソン、ウェルシアなど、飲食では吉野家。特に飲食業界は営業自粛の影響が、決算に影響しているか注目。また、電機では安川電機が決算予定です。

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決算予定(米国)

 13銘柄が予定、下表の通りです。

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おまけ

 主要各国・地域の政策金利です。トルコなど新興国を除く主要国は1%未満に抑えられてます。以下の通りです。

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 次に、政策金利と短期・長期金利と比較をすることが重要です。以下が主要国の債券金利です。ポイントを整理します。

 1 米国の3年と10年債券の金利差
 2 EU各国の長期金利
 3 日本の10年債券金利

 はよく報道されているので省略。
 は、ハンガリーを除き1%以内であることが重要。油断するとイタリアとギリシャはすぐに金利上昇をするので、EUの金融政策の焦点にも。
 は更に低い水準へ(目安は0.5%前後)。金利低下は株式市場に資金流入のはず。ですが何故か日経平均はそうはなりません。
 ・・・日本市場に魅力がない。従って資金流入に乏しい。加えて日銀のマネーストック低下という事実が影響しているのでは・・・と思料

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