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子育てに疲れた時に読んでもらいたい

子供を授かってから早10年が経とうとしています。

私には子供が2人

1人目の子供は1歳半でフランスに移住
2歳からイヤイヤ期が始まり
4歳まで毎日2時間泣き続けるという試練を与えられました笑


今でも笑い話に出来ないのですが
(笑い話になる日が待ち遠しいw)

本当に大声で泣くので
何度も警察を呼ばれそうになったり
知らない人に怒鳴られたり
知り合いもいない土地で
フランス語分からないけど
「あなたはあり得ない!!!」と言われたことだけは毎回
ハッキリクッキリ聞き取れていました。


その息子も来週で10歳になります。

つい最近までまた思春期が酷く
怒る・物を壊す投げる・怒鳴る・暴言の嵐。

それに怒った私は
「もう好きにしなさい!あなたの誕生日は何もやらない!」
と言った時
「やれるもんならやってみろ!やるくせに!!!」
と子供も売り言葉に買い言葉。


私は実行することに決めた


旦那と話し合い
今年私は長男のプレゼントを担当しないことに。

旦那は史上最強
今まで見たことのない
のび太より面倒くさがり屋。

そして誕生日が大嫌いな人です。


そんな旦那が今回長男のプレゼントを担当。

今朝、当日悲しがる息子を見たくなかったので
「私はあなたのプレゼントをしないと約束したから
今年はパパが用意することになったよ。
ただ。当日間に合わなくても必ずプレゼントはもらえるから
もし間に合わなくても気にしなくてもいい。
パパは自分なりにやってくれるから。」

と言ったら
長男が涙目に。。。


1週間前ほどに
パパの言うことは聞けるけど
ママはいつも結局全部やるから
言うこと聞かなくてもいいやって思ってる。


と、心のうちを話された。

今回プレゼントをパパが用意したとことで
この考えは変わらない。

だけど
旦那に「子供に言ったからには実行しろ。」

に今回挑戦です。


育児バイブルは国が変われば捉え方も変わる


心理学でも
世界共通として
子供に対しての対応みたいのはあるのですが

国が違えば文化も違う
私の考えている事や信じているものは
文化の違いで家族内でも理解し合えないことが
多いにあります。

日本とフランスの子育て本も必死に読み漁りましたが

一概に正解みたいなものもは
上部のことだけで
当たり前にありません。

「怒らない教育」
フランスでは「怒ることもしないでどうやって生きてるの?時々大人だって怒ったり泣いたり感情表現をする姿を見せるのが教育でしょ」
と言われたことがあります。

人前で怒らない私に
「優しすぎる!(皮肉で)こんな教育だから子供が怠け者になるのよ。
お願いだから今怒って!怒るのよ!」
と罵るように言われたりしました。
(驚くと思いますが、家族にも他人にも道端で言われました)

「みんなと調和する」
フランスでは「なんでみんなと同じことしなきゃいけないの?取り残された出来ない子は特別扱いにするの?それとも無視し続けるの?体だって人によって成長が違うんだから皆んな同じは子供こそが無理でしょ!」
と今でもよく言われています。

楽しいイベントがあれば体験させたい!
でも子供が嫌がる。

そういう時は雰囲気だけでもダメな時はダメなんですよね。
他の子供と関わってもらいたいという思いが私にはありました。

そうやって色んな子供と関わることで
学べることが沢山あると持っていたからです。

しかし・・・
お祭りの中に入れない
花火は嫌い
公園は入るまで毎回1時間かかる
動物園入り口で満足。何は絶対入らない。

長男は1人で滑り台や遊戯に挑戦できるようになったのは
8歳になってからでした。

それまで私は
「普通の楽しいこと」ができない息子に対して
何でだろう、何でだろう
ばかり考えていて
普通の子供が羨ましくて仕方なかったのです。


みんなと調和することが大切
という考えをどことなく押し付けていていました。

今では
調和することが全てではない
という衝撃的なことをフランスで教わり

少しづつ生きる。

というスタンスで子育てをするようになりました。

私は自分の信じる育児、教育をしたかったし
それが正しい、全てと思っていたので
(どの本にも書いてあることを信じていたからね!)

色んな意味で
叩き潰された現実を見たのです。


子供が愛情を求めるとき


最近では次男が6歳になり
ワガママで安心感を求めるようになりました。

急に機嫌が悪くなったり

呼吸困難を引き起こすような泣き方をやってみたり。

あの手この手を使います笑


かわいそうだけど
ここはグッと我慢をして最後までワガママをさせます。

合いの手は出しません。

朝から着替えるのに
ママを罵りながらでないと出来ません。

黙って見ています。


最後はどうしょもなくなって
「寂しかったー!!!」と気持ちをぶつけてきましたが

「ママもあなたの態度に寂しい気持ちになったわ」
と伝えて
最後まで1人で朝の準備をして学校に行ってもらいました。

途中でまた
呼吸困難を引き起こすくらいの
わざと泣を始め
(毎回家族全員がびっくりして止めるのですが
止めに入ると尚更泣き止みません)


今回は
またグッと我慢。

その場を離れました。


今まで呼吸困難を引き起こすような泣き方で気を引き
そのまま本当に喘息症状を引き起こしていたのですが

今回はそれも承知でグッと我慢

離れた瞬間に
大袈裟な泣き方を止め
(正確には諦め)

普通にご飯を食べて
「ごめんなさい」
と言い

いつもの次男に戻っていました。


大切なことは自分を責めないこと


そして
自分なりにグッと我慢をして
子供と向き合った後は

後悔しない
自分を責めないことが1番大切なことです。


何度でも言いますが
育児には共通の正解がないのです。


他人から見たら酷いことでも
当事者にとってみたら必要なことが沢山あります。


私は他人に言われた通りの育児をすれば
自分の気持ちが楽だったので
やり続けた経験があります。


他人は喜び
都合が悪くなったら簡単に逃げます。

私は責められることがなくなったので
逃げられても
責められないことが私にとって
とても楽だったのです。


私はそんな感じで
自分の気持ちを無にして
他人の言われた通りに毎日過ごしていました。


しかし
鬱になり
自分が大嫌いになり
子供からも舐められるようになり

最後には
他人から
「子供に完全に舐められているのが分からないの?!
もっと厳しくしないとダメよ!」と言われ

言われた通りに
厳しくするようになったら

また堂々巡り
「どうしてこういう育児をするの?!これじゃダメよ!」
に戻ってしまったのです。


「あなたのいう通りにしてるのにどうしてこうなるの?!」

私はある日
自分が持っている力いっぱいの声で怒鳴りました。


「私はただ意見を言ってるだけよ!正しいなんて一言も言ってないわ!
自分の好きにしなさいよ!」

と言い返されました。


その時ハッとしたのです。


自分の愛情とは何か


100人いたら100通りの理想があるように
育児にもそれぞれの理想があります。

「あーこんなことしたら子供はいうこと聞かないに決まっているよ」

と分かったようなことを言う人がいますが
本当にそうでしょうか。

私も何度か道端で言われた人に
「ではお願いします」
と頼んだことがあるのですが
根気よく頑張ってくれた人も
最後に
みんなに「ごめんね」と去られていました笑


なぜなら
2時間泣き続けた次男の目的は
「泣きたいから泣く」
だったからです。

親に言うこと聞いてもらいたいわけでも
何かを手に入れたいわけでも
お腹が空いたわけでもない
場所や空気が変わろうと

泣きたいだけだったのです。

こうしたら泣き止む
がnそもそも彼の中で無かったのです。

疲れて寝るまで泣きます。
本人はそれが気持ちいいそうです。

それを分かっているのは
私1人だけでした。

毎日一緒にいた旦那ですら
理解できなかったからです。

他人を気にせず
私はそれから自分にとっての愛情表現をすることにしました。


それは私にとって
他人にまた文句を言われるんじゃないかという
恐怖心との戦いでもありました。

泣く時間というのが大体決まっていたので
その時間になったら部屋に入れて
2時間泣き続けさせる

もしくは
少しでも泣く時間を短くするために
話をさせてずっと聞く

この対策は
他人から見たら何の対策にも
育児にもなっていないかもしれません。


でも、これがその時の
私の精一杯の愛情表現でした。

これに満足しない
子供の不満な顔を見た時

何度も心が挫けそうになって
このやり方じゃダメなんだ
私は間違っている

と思ったこともありましたが

「この行為に愛情があるか?」
と自分自身に問いてみた時
「これが今の私ができる愛情表現」
と言い切れたので
始めは自信ないから始めましたが

今では
成長とともに進化し続ける子供を目の前に
旦那に何を言われようと
他人に何を言われようと

これが私の愛情表現!と試行錯誤しています。


最近の私は
誰かに何かを言われた時は
言われたことに対して自信を奪われる感情を押し切り

恐怖を乗り越え
自分の意見を話しています。

私はこういう風に考えて
こういう経緯があるんだけど
あなたのいう通りしたら本当に上手くいくのかしら?


始めは口論っぽくなりますが
最終的には
じゃーこうしたらきっと
子供だけじゃなくて、自分もいい気分になるかも
という閃きが出る場合が実は多くて。

その気分良くなるんじゃないかな?
を採用して
自分の育児を進化し続けさせることが出来ています。


正解がないということは
自分の育児もいつも正解ではないということ。

もう1度言いますが
子育てには正解がどこにもないということ。

正解を求めるような
数字ではないからです。


家族とは


1番大切なのは
子供も私たち親も
気分がいい時間や空間を過ごせるよう
常に調整して一緒に生活するということ。

成長に合わせて
調整をかけていくことで
家族が出来上がってきます。

子供って面倒くせーなー!
親ってうるせーなー!

昔は出来ていたのにどこで狂っちまったんだ
昔はあんなに言うこと聞いてくれていたのに

って思うのは自然なこと。

私たちも子供も進化しているのです。

1番怖いのは
「無関心」です。

私はよく
「無心」になることがありますが

無心と無関心は全く違う!!!!



もし上手くいかない子育てに疲れたら
自分の愛情って何だろうって
意識する時間を作ってみてください^^


毎日お疲れ様です。




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