メロディについて①

“作曲”と単に言ったとき、
それがメロディだけを指している場合があります。

よく、音楽を構成するのは

1 メロディ(主旋律)
2 ハーモニー(和音/コード)
3 リズム(ノリ/拍子/ビート/グルーブ)

的なことを見聞きしますけれど、
このうち1だけを担当しても「わたし曲をつくったんだぜ!」と
言えたり、言えなかったりする。まあそういうわけですね。

これって要は、それくらいメロディが音楽に占めている割合、
意味が大きい証拠とも言えるんじゃないでしょうか。

ちょっと話のベクトルが変わりますけど、
あくまで全体の響きを重んじているクラシックとかでも
現代まで聴かれ続けている名曲って軒並みメロディが強いですよね。
ふとした瞬間に脳内再生されて、気がつくと鼻歌になっている。
そんな鮮烈なフレーズに富んでいる曲が多い。

この現象ですが、ジャンルを問わず起こるものだと思います。
私が好むゲーム音楽もそうですし、インスト以外の歌モノとかも含めて、
おそらく全ての音楽に当てはまるのではないか、と。
もちろん敢えてメロディをつくらない(ぼかす)ですとか、
リズムだけの曲とかもたくさん存在していますけど……
それでも普遍的に受け入れられやすく、かつ耳・心に残る音って
いつの時代もメロディなんじゃないかなぁと個人的に考えています。

ところでさっき鼻歌という言葉を使いましたが、
これや口笛が、もっとも原始的な音楽なんじゃないでしょうか。
「ふんふんふーん」や「ぴーぴぴぴー」は、
人が自身の命(息)を使って奏でられる唯一無二の音程。
それはまだ見ぬ和音やリズムが内包された、紛うことなき“メロディ”です。

人はひとりだと、ひとつの音程しか操れません。
でもそこに仲間が加わるとメロディ同士が重なってハーモニーが生じる。
そして「なんかこれ楽しいね!」と互いにより良い響きを模索するうち、
自然と体がノリを感じ、ビートが刻まれ、リズムもまた生まれてゆく。

……さて、つらつらと取りとめのないことを
ここまで書いた理由ですが、つまるところメロディとは
全てにおいて優先される、一番大切な音楽要素
というお話をしたかったのでした。
推敲してないので本当にひどい文脈ですけど、そのままにします。

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