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読んではいけない観戦記@210918町田長崎

この観戦記はDAZNや公式サイトを見れば分かるレベルのことを、備忘録目的で淡々と書き残していくものです。

★試合
明治安田生命J2リーグ 第30節
2021年9月18日(土)19時開始
町田GIONスタジアム

★得点
1分 エジガル ジュニオ(長崎)
54分 エジガル ジュニオ(長崎)
58分 佐野海舟(町田)
62分 エジガル ジュニオ(長崎)
76分 太田修介(町田)
86分 太田修介(町田)

★布陣
FC町田ゼルビア[4-2-3-1]
GK:42 福井光輝
DF:2 奥山政幸/5 深津康太/17 高橋祥平/19 土居柊太
MF:8 髙江麗央/6 佐野海舟/14 吉尾海夏/18 長谷川アーリアジャスール/10 平戸太貴
FW:30 中島裕希

V・ファーレン長崎[4-4-2]
GK:1 富澤雅也
DF 16 毎熊晟矢/25 新里亮/24 江川湧清/23 米田隼也
MF 19 澤田崇/6 カイオ セザール/22 鍬先祐弥/18 山崎亮平
FW:7 エジガル ジュニオ/33 植中朝日

★戦評
台風と前線の影響で朝から断続的に激しい雨が降った東京。19時キックオフでしたが、試合中も結構降っていました。ピッチは水を含み、着地したボールに激しくブレーキが掛かる状況。
長崎はキックオフからいきなり右サイドにロングボールを蹴り入れます。町田のクリアミスからセカンドを広い、エジガルジュニオが強烈なミドルを叩き込みます。開始10秒の電光石火でした。
その後は町田が互角に試合を進めたものの、前半は0-1のまま。後半に入ると町田はまず土居柊太に変えて鄭大世を起用します。
佐野海舟を左SB、平戸太貴をボランチに入れるのかな?と思ったら、DFを1枚削る[3-4-1-2]の布陣でした。しかも2失点目までは、左利きの吉尾海夏が右サイドというちょっとトリッキーな並びでしたね。
54分にCKからエジガルジュニオが2点目を入れて0-2。町田は58分にCKからの波状攻撃で佐野海舟が決めたものの、61分にエジガルジュニオのハットトリックを許し、スコアは1-3。カイオセザールのスルーパス→毎熊晟矢の右クロスで完璧に崩され、「これは試合が壊れるかも」という点差になります。
ただポポヴィッチ監督は「リードをされればされるほど攻め手を強める」というイケイケな指揮官。2点差だったら諦めません。62分に3枚替えをします。
布陣は[4-4-2]に戻しました。ただ右SBに岡田優希、CBが深津康太と奥山政幸、左SBに吉尾海夏という過激な4バックです。そして右サイドには太田修介が入りました。
太田は76分、GK福井光輝からのロングフィードから「日体大ホットライン」で追い上げ弾を決めます。そして88分、町田は吉尾海夏が高い位置で仕掛けて折り返して、岡田優希は収めて丁寧に下げて……。最後は太田が決めて、3-3と追いつきます。左SBのクロスが右SBに届くという攻めでした。
最終ラインは数的同数となる場面がかなりありましたけれど、奥山政幸はそういう状況でも安心ですね。「スペースが空いた状況の1対1」が圧倒的に強い。
町田は「あと1本」を決められず、3-3の引き分け。昇格戦線を考えると「勝ち点2を失った」試合でした。ただ素晴らしい展開、熱い引き分けでした。

★キープレイヤー
長崎のエジカル・ジュニオが3点、町田の太田修介が2点を挙げたこの試合。個人的に引かれたのはカイオ・セザールでした。193センチの巨体と、ダイナミックな動きと、懐の深いキープ。神出鬼没の攻撃参加と、「ボールを持ったら何かやる」という雰囲気。良くも悪くも「異物感」があって、J2ではちょっと別格ですね。

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