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読んではいけない観戦記@210605甲府新潟

この観戦記はDAZNや公式サイトを見れば分かるレベルのことを、備忘録目的で淡々と書き残していくものです。

★試合
明治安田生命J2リーグ 第17節
2021年6月5日(土)14時キックオフ
JITリサイクルインクスタジアム

★得点
ヴァンフォーレ甲府 2-2 アルビレックス新潟
21分 泉澤仁(甲府)
35分 谷口海斗(新潟)
56分 谷口海斗(新潟)
89分 メンデス(甲府)

★布陣
甲府[5-4-1]
GK:31 岡西宏祐
DF 23 関口正大/30 浦上仁騎/8 新井涼平/40 メンデス/17 荒木翔
MF:24 山田陸/16 野津田岳人/41 長谷川元希/39 泉澤仁
FW:10 ウィリアンリラ

新潟[4-2-3-1]
GK:21 阿部航斗
DF:25 藤原奏哉/5 舞行龍ジェームズ/35 千葉和彦/31 堀米悠斗
MF:8 高宇洋/20 島田譲/7 谷口海斗/33 高木善朗/MF 10 本間至恩
FW:9 鈴木孝司

★戦評
首位の新潟がやっぱり気になった。変に予備知識を入れず、自分の目で見たかった。
相手が甲府だからというのもあるかもしれないけれど、基本的にはボールを大事にしつつ無理なアクションをせず効率的に試合を運ぶサッカー。選手は距離感をあまり崩さず、近寄って広がってという動きをせず、スペースへのスプリントも控え目で、その位置に立っている。ただ本間至恩、高木善朗はボランチとCBの「間」に立つので嫌らしい。そしてボールが入ると2列目が中に入って細かい崩しに関わる。高木は僕から見るとトップ下でなくFWで、要は「セカンドトップ」なのだが、チームの表記に従ってMFに入れておく。
島田譲、高宇洋の両ボランチは中を固めつつ、縦や左右に確実性重視で配給していく。島田は左足のロングボールもいいですよね。スペインサッカーと言うよりは「ちょっと前のブラジル」という感じで、試合をしっかりコントロールしつつ「ここ」という場面でギアを上げていくスタイルだ。
甲府は[5-4-1]の形ながら、前半はコンパクトなオーガナイズからいい出足の守備を見せていた。なお攻撃時は新井涼平が一列前に出るので、クラブ側の表記は[4-3-3]になっている。新潟のボランチはあまり前へ出ず、逆に「プレスの外」まで引いてビルドアップを始める。これに対して野津田岳人はFWの位置までプレスに行っていましたね。本間至恩のカットイン、前向きの仕掛けはJ2最強レベルだけど、これに対しては人海戦術で中に絞って縦を切って、しっかり封じていた。
得点経過としては新潟・堀米悠斗のミスから甲府が先制し、新潟が前半のうちに追いついて後半へ。56分の新潟の得点は藤原奏哉、高木善朗の守備から生まれたカウンターで、甲府が不用意に前がかりになった場面から生まれた。ただ最後、甲府はセットプレー後の波状攻撃からメンデスが決めて、引き分けに持ち込んだ。いい試合でした。

★キープレイヤー
谷口海斗(新潟)
今日は右サイドというか、ワイドストライカーとして起用されて2点に絡んだ。岐阜経済大出身、2年次にDFからFWへ転向という異色のアタッカー。昨年は盛岡でJ3の得点王に輝いている。力強さと動きの鋭さがあって、何より振り切る思い切りがある。こういう人材がいるんですね。

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