読書について#1

前回の続きです。あれからどうなったかと、なんとなくわかったことと、これからなにするかの話をさせてほしい。

あれからどうなったか

最寄りの図書館に行って、本を二冊借りてきた。ビートルズに関する本と、坂本龍一の「音楽は自由にする」という本。今はビートルズの方を寝る前に読むようにしている。集中して字を追うという行為は、最初のうちはちょっと大変だったけど、次第に楽しくなってきた。7章あるうちのまだ2章だが、自分の知らないことがたくさん載っている。youtubeでは追えないようなマニアックな情報を知るのって面白い。読書の良さの1つを理解したかもしれない。(それとは別だが睡眠の質が高まった気がする。スマホを使わないようになったから?それとも多量の文字の摂取によるもの?両方?)
最初の一冊目に小説じゃなくて自己啓発的な内容を含んだ本を選んで良かったと思っている。僕はどうにも比喩が苦手なようで理解に時間がかかってしまうのだ。太宰治や芥川龍之介は1年後に挑戦ということで。

また、最近現国の授業で「読書は必要か」というタイトルの文章を取り扱っている。挙手によるアンケートの結果、40人クラス中33人が必要。7人が不必要。僕は不必要に手を上げてみた。いや、本当は真ん中で、必要と不必要の間で揺れている。必要といえる明確な根拠を持っていないから不必要に手を上げた。あと少数派の方が面白そうだから。
先生に意見を聞かれた。「なぜ〜〜くんは不必要派なんですか?」「今の時代ネットにもたくさん情報が転がっているからです」あのとき適当に言った理由を、今日の自分が反論した。
"自分の知らないことがたくさん載っている。youtubeでは追えないようなマニアックな情報を知るのって面白い。"
本は自ら主体的にDigらないと出てこないような情報を、知ろうとも思わなかった情報を、半ば強制的に教えてくれる。受け身で情報を直に食らう。これが本の良さなのだろう。

なんとなくわかったこと

知らない言葉が多い。本当に多い。1ページにつき1回立ち止まるような具合である。いちいち調べてたらきりがないので、前後の文から予想しながら文を咀嚼しているが、たまに分からない言葉が多すぎて噛み切れずにそのまま吐いてしまうことがある。
読書経験のショボさが悪さしている。なんとかせねば。

あと、自分って本の読み方を知らない。本の文字って頭の中のナレーターに読ませるもの?僕の場合、セリフ以外は賢そうな男が文字を読み上げてくれる。セリフは自分がこんな声かな、と想像した声で読み上げらさる。これって普通なんですか?

本を読まないことの危険性

最近こんな炎上があった。

まあ詳しくは面倒なので説明しないが、炎上理由は主に2つ。
まず、「世間の外野なんて聞こえない」という歌詞。日本語として成り立っているか怪しい。世間の外野、という言葉は多分存在しない。(この歌詞についてもう1つ更に重大な問題点があるが読書の話とずれるのでパス)
それと、誤字。この短いティザー映像の中に3つほどあったらしい。

このあとの謝罪文もあまりよろしくなかった。(なぜか外野の件には触れていない)

この方たちが読書をしているかは知らないが、正しく恥ずかしくない日本語を使えていないのは事実だ。
僕だって正しい日本語を使えている自信はさらさらないし、なんならこのnoteや今まで書いてきたnotesの中に間違いがあるかもしれない。今は「子供」という免罪符で許してほしいし許されると思っているが、このまま読書をせずに成人になったときに、自分がどのような扱いを受けるのかが怖くなってきた。
読書をしないこと(≒正しい日本語を使えないこと)の危険性に気づけた、自分にとってはよい炎上だった。

これからどうするか

このnoteを書く習慣(といっても前回のnoteは1ヶ月前だが)は、何気文章力の向上に凄く役立っている気がする。「この日本語おかしくないかな」とか「ここひねり加えたろ」とかいろんなことを考えながら時間をかけてタイピングしている。エッセイ的な内容のnoteは今後も続けていきたい。
それと、学校で使っている重要頻出漢字をまとめた教科書が、同時に熟語とか慣用句を学べるように設計されているので、語彙力の増強には凄く役立ちそうである。すべてのコースをやり終えると、800の漢字と3300の熟語が覚えられるらしい。コスパ良。
つーことで、目標。とりあえずさっき紹介した2冊を読破すること。それ同時進行で漢字の教科書を進めていく。目指せ芦田愛菜。


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