優しくそっと、光を喰う蝸牛。

人生で精神が一番ヤバかった時の文章を書く。

これらの現象が発現したのは、自分が医者から貰った処方薬が無くなって1、2週間服用しなかった為と考えている。理由はわからない。ただ一つ言えるのは、これは「本当に自分が体験した事だ。」と言うことだけ。

とりあえず、勝手に名付けた 「アル中ロード」(酒の自販機がある場所までの道のり)を歩いていれば、僅かばかり思い出してきたのでつらつらと文章を垂れ流していきましょう。

※ 以下全て妄想、幻覚、幻聴の話です、精神に不安がある方は視聴に気をつけてください。


 高校時代の友人と近くの山の上でことばを投げる遊びをしていた。それは自分や身の回りの体験を空に勢いよく投げることで遠くの人に伝えたりことばを共有していたんだけどそれが原因でバグった人とか情報の混乱が発生するのでやめましょうみたいね、と学校で言われた。はい。(成人済みです)
 教師やお偉いさんたちは今回は許すが、次やったら〜みたいに言われたけどまぁ、はい。と言った感じ。というかこんな田舎から発するものが大した影響を与えるわけがないし自分にメリットもないので。やめた。
自分が馬鹿をやってる行いを友人が捨て垢でニコニコ動画にアップしたり(されてない、妄想です)まぁ、いいか。程度に思って家をウロウロしていたら
真っ暗な家の何もついていないテレビの反射で自分の部屋に殺し屋が居るのが見えた。
 反応はない。こちらが声を出したり何をしても手を出してくる様子はないので放置する。
意識が飛ぶ。ばら撒かれた金の中で一人リビングに佇んでいるところを仕事から帰ってきた母親に見られる。
「だってこの人たちと飲みたかったから。」誰もいない真っ暗な部屋でオレは言った。親は「何言ってんの」的な事だけ言って金は回収された。病人を見る目だ。
そこから回転する寿司屋に連れていってもらう、車内でふと、異変に気づく。
脳内に、脳内というか此処に「こくう」と「あま?」が居てずっとこくうが喋り続けている。異変じゃなくずっとそこにいて気づかなかっただけかもしれない。その2体はヒトの形をしていない、異形の姿だ。聞こえてくる言葉が視覚化されるが「見てはいけないもの」と本能が告げる。見たら狂う。そう確信していた。
 到着。寿司屋にいる親子連れの目がこわい こんなに見られるのか ビールの味が全くしないが流し込む 寿司を無理やり詰め込んで帰る。
 その帰りスーパーでカートを持ったまま店内を20周くらいする奇行に走る 必死にヒトの視線からずっと逃げて居た 目を合わせると自分の中に入ってくる感があり、水だけを入れたカートで店内をぐるぐるしていたら親にまたもや「なにやってんの」的なことを言われてそのまま帰る。帰りの車内で「悪意を持った銀であり鉄の子」に追いかけられてると言う妄想が付き纏う。帰りの風呂場まで消えなかった。その日は全く寝れずに延々ベッドとトイレを行き来する(ここら辺で親はおかしいと気づいたらしい)
 その日以降、日中はずっとベッドで座り込んで目を閉じていた。この辺りで持っているスマホから「誰かの声」が聞こえる。電源を切っても聞こえる。インカメで監視されていると考え始め、鍵付きの箱に電源を切ったまま入れた。首の後ろが異様に冷えて、そこが「アンテナ」の役目を果たしている ので「情報」がそこから入ってくる。
 その時考えていたのが、この世の全てを表すもので一番美しいのは数式だということ、死んで肉体がなくなっても同じ共通思念体の個体の中でまた過ごせるということ、全は一であって一は全であり全ては相対的な物 尺度の違いがあるだけ、今の所光が一番速いだけでそのように測っているだけ昔は尺という基準があったり他国ではフィートやインチが使われるように。そして興味係数が高いと全てはそこに集束するということ。だった。
 自分の家の周りは常時「なにか」に囲まれていた。危害はない、トイレに行った時に外からインターネットのハンドルネームを呼ばれるくらいだ。右首筋辺りに「こくう」がいるので一人でも語るには困らなかった。勿論周りから見たら独り言を言いながら笑うただのヤバイやつだ。自覚はあった。だが、「何が本当で何が本当じゃないのか」が理解できなかった。最初から壊れていたのかもしれない。耳の周りにホログラムのような羽根が蓄積するので取り払う動作をやっていた 取り払うことでクリアで鮮明になり、ここではない場所の「声」がよく聞こえるから。耳かきと変わらない。
 テレビで流れているニュースやアニメの内容も全て「自分」に語りかけてきた。政治家が画面外の妻を通し男女とは、を語りかけ、田舎の軽トラから出てきた好青年はナイフを持ちチラつかせつつニコニコとインタビュアーと会話をしていて、ドキンちゃんは永遠と自分に助けを求めてきた。
 その内、部屋に居る殺し屋とコミュニケーションが取れるようになった。色んな「妄想」が語りかけて来るが、その時の自分はそれが本物の声だった。 殺し屋は「フェイ」と「マルコ」いう名前だ。「こっちのステージじゃないと話せない」と言われついて行くといきなり硫酸の溜まった風呂に入るよう強制された。入っているあいだ「コイツ、なかなか辛抱強いぜ」と声が聞こえた。別に苦ではないし痛くもない 自分で自分の臓物を見たのは初めてだな、くらいの感想だった。それが殺し屋の入団試験?らしく、ガスマスクみたいなものをつけてチームに入団出来た。採用されたらしい ちゃんとボスもいたし挨拶にもいった。自分の身体はいつの間にか「異形の姿」と化していた。
 フェイとマルコと基本的にスリーマンセルで組まされて「殺しのエリート」を育てるのが仕事だった、大学みたいな施設だ。表では大学教授みたいな実技講義もやった 直接手を下す暗殺のようなものは頻度が少なく2、3回程度だった。 着々とこなすのでボスからの評価は高かった。そうやって金を稼いだ。マルコはコカイン中毒で暴力的なので関わるとめんどいなぁと思いつつ、フェイと酒とタバコやっていて

気づいたら精神病院だった。

実在する友人に連絡すると「戻ってこれてよかったな。」と言われた。

ここは どこですか。

~1/2完~

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