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歴史に苦手意識がある人にこそ薦めたい。【歴史が楽しくなる!おすすめ入門本3選】

こんにちは、audiobook.jp運営のハガです。実は大学では史学科に在籍し、日本史を専攻していました。

今回は、(一応)歴史を学んできた運営スタッフが選んだ、歴史に苦手意識がある方へおすすめしたい作品を3冊ご紹介させていただきます!

『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』

終わりの見えない戦乱の世、戦国時代の「戦」と「流れ」を芸人・房野が嚙み砕いて解説。桶狭間、長篠、本能寺の変、関ケ原など、現代人が知っておきたい10の戦を取り上げる。

1冊目は戦国時代の歴史をお笑い芸人・房野史典さんがわかりやすく、そして面白く嚙み砕いて紹介している『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』です。
歴史に苦手意識がある方は、学生時代の「とにかく年号や人名を覚える暗記ゲー」の印象が強い方も多いのではないでしょうか。本作では年号については極力省略し、とにかく戦国時代の「流れ」に注目している本で、専門用語もフランクに言い換えられています。まるで寄席に来たようなリズミカルな文体はオーディオブックとの相性も抜群◎
織田信長や豊臣秀吉など、特に歴史が好きでなくとも知っている超有名な戦国武将を通して、歴史の面白さに触れることができる1冊です。

『ミライの授業』

21世紀の第1世代として、きみたちだけの未来をつくろう! 京都大学で教鞭をとる著者が、全国の中学校に届けた特別講義を書籍化。かつて世界を変えた人物たちの人生を通して「未来をつくる法則」を伝える。

2冊目はエンジェル投資家として知られる瀧本哲史さん著『ミライの授業』。歴史の本とは書かれていないのですが、「歴史をなぜ学ぶのか」という問いのアンサーにもなっている1冊です。過去の事象からどうやって学び、現在に生かすのか。「歴史なんて学ぶ必要ないのでは?」と思ったことがある方にぜひ聴いていただきたい作品です。こちらも1冊目と同様に13歳に向けて書かれた作品ということもあり、難解な言葉が使われていない点もおすすめポイントです🔍

『蔦重の教え』

依願退職願いを強要された55歳のサラリーマン武村竹男。タイムスリップして転がり込んだのは江戸時代の出版界の風雲児・蔦屋重三郎のところだった! 生き方と商売の極意を学ぶ、時空を超えた実用エンタテインメント小説。

3冊目は歴史小説『蔦重の教え』。歴史の入り口として、フィクションから入るのも個人的にはアリです。『蔦重の教え』は現代のサラリーマンが江戸時代へタイムスリップするというぶっ飛び設定ではありますが、江戸時代の風俗、文化について丁寧に描写されていて、聴き応えがあります。蔦屋重三郎の豪胆な人柄に引き込まれ、小説としても大変魅力的です。蔦屋重三郎は2025年の大河ドラマでも描かれることが決定している注目の人物なので、一足先にオーディオブックで予習してみるのはいかがでしょうか👀

最後に

おすすめ本をつらつらとご紹介しましたが、どんなきっかけ、作品から入っていただいても大丈夫です。偉人のエピソードから入るもよし、地元の地名の由来を調べてみるもよし、好きなアニメのモチーフになった時代から調べるもよし、なんとなく聴いたオーディオブックから入るのもOKです。気になる作品があればぜひチェックしてみてください👂

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