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有閑マダムの悩み 子供の教育と親のマインドセット
先月友人のつながりで、とあるマダムと話す機会がありました。
マダムは私の20歳上で、私の母親の年齢まではいかないものの、私がご自身の息子さんと重なるらしく気さくに色々な話をしてくれました。
詳細はもちろん伏せますが、このマダム、いわゆるバブル全盛の時にサラリーマンの新人時代を過ごし、一流企業のサラリーマンと結婚、その後退職。旦那様の駐在にくっついて様々な国の駐妻として20年以上過ごしています。一般的に「裕福」「幸せ」と言われている類の方です。
この方が今悩んでいるのがお子さんの就職問題。今回はこの件について私が考えるところをまとめてみたいと思います。
私は来年サラリーマンを卒業して家族でマレーシアへ移住し、マレーシアの小学校に子供を通わせようとしています。
日本の教育に疑問のある人、就職活動って何だろうと思ったことのある人、海外の教育に興味がある人にとって参考になるような記事にしますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
マダムの悩み
子供が就職活動をしない
このマダムには2人のお子さんがいるようで、1人は大学生で卒業まであと1年とのこと。なのに就職活動をしないので困っている、と。お子さんはエンジニアのスキルがあるようで今もバイトで結構稼いでいるようで、そこに就職しても良いし、起業するのもいいなー、とか考えてふわふわしているから困っちゃう、と。
マダムはいわゆる「新卒カード」を子供に使ってほしいようです。せっかく大学を出るのだから一度は就活してみても良いんじゃない?
というのが一つ目の悩み。
子供が定職につかない
もう1人のお子さんは定職につかないで地方にいるようです。サラリーマンをすぐに辞めてしまい、彼女と一緒に地方へ移住。そこで遊びとそこそこのお金を稼ぐような仕事を転々としながら生きていると。
子供曰はく、今の生活に満足しているし、必要以上のお金は要らないと思うのでこれ以上忙しく働く必要もない、と。
マダムはサラリーマンに復帰してもらい、将来子供ができたりライフステージが変わったときに備えて、もっと安定期な生活をしてほしいとイライラしているご様子でした。
子供についての感想
とても自立、自律したお子さんたちだな、と感じました。自分の幸福を軸に持ち、働き方にこだわることなく生きていて、素晴らしいと思いました。私の子供にもこのようなマインドをもってこれからの時代を生きていってほしいな、と思いました。
私がマレーシアに拠点を移したいと思った一番のポイントは、教育の幅です。教育の幅は知識の幅につながり知識の幅は選択の幅につながると思っています。
そう言った意味でマダムのお子様達は自分なりの価値観を育て、今の日本社会の中では少し変わったポジションを堂々と取っているのではないかなと思います。
マダムの価値観
厳しい話かもしれませんが、自戒も込めて海外生活を通して変われなかったのは親であるマダムなのかな、と思っています。
マダムは私にどこどこの学校のカリキュラムが良いとか、日本の帰国子女枠を狙うなら、と言った情報をたくさん教えてくれました。
この情報からわかったのはマダムはマレーシアのインターナショナルスクールを日本の教育の上位互換と見ていた、ということだと思います。
それが良いことなのかどうかはその人次第なので、ここで論じることはしません。ただ、私の考えとは明確に違う、ということを再認識することができました。
私がマレーシアの教育環境に求めるもの
私はマレーシアに教育の幅を求めており、子供がフラットな価値観を持って自分の力で稼いで逞しく生きていくことさえできれば、就職だろうが自営だろうが、起業だろうが投資だろうが手段は問いません。子供が好きだなーと心から思えるものを見つけられるようにそのための環境だけを用意してあげようと思っています。
そして親である私自身がはっきりとマインドセットを保つことが、子供がどのようになっても揺らがない自己を保つために必要なことだとマダムに学びました。
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