明石大蔵海岸で車いすでフレスコボール体験/ユニバーサルビーチを全国へ
夏の気配を感じる日差しの中、兵庫県明石市の大蔵海岸でフレスコボール体験をしてきました。
フレスコボールとは
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ発祥のスポーツ
フレスコボールはブラジル発祥のビーチスポーツ。近年、競技人口も急速に増えているらしく、フレスコボールの大会はいつも大勢の人で賑わっている印象があります。ブラジル発祥ということもあり、フレスコボール協会の皆さんも選手の皆さんもとってもフレンドリーで陽気な雰囲気。
会場にも日の丸と並んでブラジル国旗も掲揚されていました。ブラジル感で気分も上がる!
思いやりのスポーツ
興味深いのはフレスコボールが「思いやりのスポーツ」といわれていること。多くのスポーツは敵味方で勝敗を競いますが、フレスコボールは味方同士でラリーを続けます。思いやりの気持ちで相手が打ちやすいところへボールを打ち返すことが勝利のカギ。相手がどこが打ちやすいか、どうしてほしいかを知るために積極的にコミュニケーションをとることが必要です。
ラケットとボールがあれば気軽に始められる
フレスコボールを始めるのに必要なのは、2枚のラケットとボール。本格的な競技では7mのコートが必要となりますが、まずは気軽に始めてみましょう。公園でバドミントンをするように、気軽にビーチでフレスコボール!が広がっていくといいなぁ。
フレスコボールオオクラカップ2024
今回開催されていたのは、「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2024」の2ndステージ。12月に開催されるフレスコボールブラジル選手権2024の日本代表選考も兼ねています。
今期は上記の試合が予定されているようです。8月の陸前高田には須磨UBPも出張ビーチマットで行くので再会が楽しみです。
閉会式では、男子、女子、ペアの表彰以外にも、ファッション賞やベストラリー賞などがあり温かい雰囲気に包まれていました。
そしてこの大会に、チームビルディングの現場で一緒にお仕事をしている宮山有紀選手も出場していました。(日本代表。ブラジル選手権女子4位)この日も女子優勝、ペア準優勝と大活躍!主催の方との「フレスコボールは相手が返しやすいボールを打つので車いすの方でもできますよ」の話の流れで、「今日出場するトップ選手で、骨折している人がいる」と聞いていたのですが、宮山選手のペアの方がその人でした。試合が終わった後は、選手がギャラリーの方とハイタッチしていくのですが、このペアの試合の時には、選手はそのままの位置にいて、ギャラリーの方が動いてハイタッチしていっていたみんなの優しさが素敵すぎます。
ユニバーサルビーチ化されていく大蔵海岸
今回、大蔵海岸で実感したのはロケーションの良さとアクセスの良さ。目の前にバーンと広がる明石海峡大橋は大迫力!そしてJR朝霧駅から徒歩2分という立地。徒歩2分といいますが、駅についたらもう目の前が海なので迷うこともありません。(改札口は山側のため一旦北側に出る必要はあります)駐車場も完備されていて、1時間100円。以降1時間毎100円。9時間を超え24時間以内1,000円という価格設定は、神戸須磨シーワールドがオープンして値上げした須磨海岸からすると羨ましい限り。駅からのルートもエレベーターやスロープがあり、車いすの人でもスムーズに海岸まで行けます。男女で分かれている介助スペースもあります。駅には水上車いすのレンタルのお知らせも掲示していました。管理事務所にいく必要があるようなので、もっと活用されやすい仕組みになればいいなと思いました。この日はフレスコボール以外に、ビーチバレーやビーチサッカーに興ずる人もいて、海開き前でも海岸をフル活用されているのを実感しました。
水陸両用車いす試乗とフレスコボール体験
今回、須磨UBPではビーチマットを敷き、水陸両用車いすの試乗やフレスコボール体験をしてもらいました。
まだ海開き前なので、波打ち際だけですが、海水浴シーズンになったらこの水陸両用車いすで海の中にも入れます。私もフレスコボールを初体験。選手の皆さんを見ていると簡単にラリーできそうですが、実際にやってみるとそれが練習を積み重ねたからこそできることだというのがよく分かります。新しいスポーツ体験ができたので、またフレスコボールを楽しみたいです。
今後の須磨UBPの出張予定
「自分の地元でもユニバーサルビーチを開催したい!」「体験会に参加してみたい」という方は、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトのHPからお問い合わせください。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
皆さまの街でお会いできるのを楽しみにしています!
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