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2016年10.9%の楽器人口は増えるのか

こんにちは。今回は楽器人口についてお話したいと思います。
2016年に5年に一度の社会生活基本調査を政府発表しており、その内容をもとに全国楽器協会がまとめた結果によると、2016年の楽器を演奏している人口は日本全体の10.9%。2016年の日本の総人口が約1.27億人とのことなので約13,843千人が楽器をやっているということです。

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こちらが全国楽器協会がまとめた資料の抜粋です。

まず全体で見ると2001年からの10年で4.9%ダウンしています。男女別に見ると女性が10〜14歳、15〜19歳で比較的に堅調に推移しているのに対して、男性の同年代は大きく落としていることがわかります。これは私の体感ですが女性は習い事としてのピアノや部活で吹奏楽部は安定していて、最近では軽音学部や趣味で楽器を始めることが増えているように感じます。逆に男性は大きな減少傾向ということで、別のことに興味がいっていることが伺えます。

さらに全体の年齢別で見ると40代以降の楽器人口は年々増加傾向です。男女共にこの傾向にあって、趣味として楽器を選ぶ人が増えているようです。

次回の政府調査の公表は来年2021年の予定です。

予想ですが、コロナ禍の影響によって楽器を始めた方も今年は多かったですが、楽器人口のボトムとも言える吹奏楽部は口をつけたり、息を入れて吹く楽器の特性上、今年の入部は少なく、これから本格的な活動はこれからというところも多いです。来年もややこの傾向は続く可能性があり、調査では前回より少なくなると予想します。

来年の調査に注目ですね。



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