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観たアニメ2021冬_後編

2021年冬アニメの鑑賞記録・後編です。
前編はこちら。しっかりめに観た作品のことを書きました。↓

良作揃いだったとはいえ書きすぎた感はある。後半はサクサク参ります。


はたらく細胞 2期

はい2期!今回もかわいかったなー!ありがとうございました!
人間の体のなかで働く細胞たちの擬人化コメディ。お仕事ものとしても楽しい上に、身体や病気について知る参考書としても役に立つ。2期はにゅーにゅー鳴く乳酸菌トリオと血小板のうしろまえちゃんが心の癒しだった。

「BLACK」と並行していたのでなおさら、本家の雰囲気に救われた部分があります。放送前に公開された映画で2期のほとんどを観ていたけど、それでもいいんだ、癒されるから。各位、どうか体をたいせつに。


はたらく細胞BLACK

むしろ本家と並行じゃなきゃつらすぎて直視できなかった気もするほど、不摂生を重ねた身体が舞台です。ああブラック。本家の女子赤血球に対しこちらの主人公は男子赤血球で、改善しない体内環境やげんなりしている周りの細胞の様子に悩みながらも進みます。内容も展開も絵のタッチも大人向け。

POLYSICSが手がけたオープニング&エンディングがむちゃくちゃ好みです。本編がどんなに救いのないやるせなさにつつまれても「はっこーべはっこっべー♪」とノーテンキに繰り返すED曲「上を向いて運ぼう」が最高。脳内リフレインが止まりません。
動画は前半がOP、後半はEDです。どうぞ。そして各位、体を、たいせつに。


呪術廻戦

はい1期2クールめ!楽しかったー!
相変わらず戦闘シーンの情報量が膨大で脳が気持ちよかった。特に東堂が呪術「不義遊戯(ブギウギ)」で虎杖と入れ替わりながら花御に迫るタッグマッチ、動きもレイアウトも緩急も鮮やかで、何度も見返しました。

ストーリーも濃密な上、動かすことと空間の魅せ方が練られていて、毎話あっという間に終わってしまう気がする。原作をまだ全然読んでいないので、キャラクターもストーリーも新鮮に受け止めながら楽しみました。映画公開までに読もうかな。

第2クールもOPEDともによかった。特にEDが好きです。海辺できゃっきゃしてる高専メンバーを撮る虎杖。曲も沁みる。サビ前、釘崎が波をよけて後ろに下がる一瞬の動きがすごい。モーションキャプチャ?…まさか実写?


進撃の巨人 The Final Season

始まりましたねファイナルシーズン。原作をある程度読んで心の準備ができていたって、敵国の子どもたちを描き、互いの立場がひっくり返る展開はやっぱりつらい。誰かにとっての英雄が誰かにとっての悪魔になり得ることを突きつけられる。子らが敵を倒すべく目を輝かせるところとか。

制作会社が変わり、キャラクターデザインも原作寄りに変わったけど、ドラマの雰囲気に合っているように感じました。

神聖かまってちゃんのオープニングも話題になりました。ここでは安藤裕子さんが歌うエンディング「衝撃」を推します。曲と映像の融合。


怪物(けもの)事変

ノンストレスで楽しんだ。ノンストレス、大きな魅力ですよね…。妖怪と人間の間に生まれた「半妖」の少年が、妖怪やオカルト専門の探偵事務所に入り、仲間と一緒にさまざまな事件に取り組むお話です。原作はジャンプSQで連載中。

蜘蛛の半妖や雪男子の仲間たちをはじめキャラクターがはっきりして魅力的なので話に集中できる。1話完結の解決ものがメインで、キャストも安定しているのでサクサク観てしまいました。12話で一応の着地を見せたけど、きっと原作は続いてますよね。気になる。PVを貼ります。


スケートリーディング☆スターズ

架空のフィギュアスケート団体競技「スケートリーディング」で全国制覇を目指す男子高校生を描いたオリジナル作品の群像劇。

ソロから団体に転向した絶対王者を倒すべく現役復帰した主人公と部員たち、個性豊かなライバル校…と序盤から登場人物が多かった。あと、架空の競技だっただけに魅力を掴みきれないまま終わってしまった。競技シーンをもっと観たかったです。

約束のネバーランド 2nd Season

はい2期!…ん?えええ!?というのが素直な感想でした。
漫画原作でオリジナルの展開をたどるアニメ作品が、最近は少ない気がしていました。アニメオリジナルに対する抵抗感が強いのかな…と、特に肯定も否定もなく受け止めていたんです。
そこでまさか約ネバが、2時間にまとめざるを得ない実写映画ならともかく、アニメ版の続編でこんな手を打つなんて。2期で完結させることが最初から決まっていたんだろうか。

着地点を別に用意したかと思いきや、本編で一切触れられなかった「約束」について最終回の超高速スライドショー1枚で提示されていて困惑しました。世界と人と鬼が救われた実感が、あまりに薄かったんじゃないかな。1期はテンポも作画も光の効果も印象的だっただけに、ギャップに驚きました。

アニメ版のみご覧になった方は、原作をぜひ。先人の思いを引き継ぎ、運命に抗って、できることにもできなさそうなことにも立ち向かい、種族を越えて未来に繋げる、いいお話です。


宇宙(そら)よりも遠い場所

再放送を機にあらためて観た、3年前のオリジナル大名作を最後に。
群馬・館林に住む4人の高校生女子が、それぞれの動機で観測隊に加わり南極を目指す青春物語。柔らかい色味と絵柄に油断してると危険です。

南極を目指して自分の道を歩き始める主人公に対し、彼女とずっと一緒にいた幼馴染が抱える黒い感情を柱にした5話が、初めて観たときからずっと刺さっている。1話1話、ストーリーに自分の感情が引きずり出されてぼろぼろになりました。知らない景色が見えるまで、足を動かし続けたい。

PVをどうぞ。


おわりに

犬と猫は秋にも書いたので割愛しました。犬くんも猫さまもかわいいね。
原作ものが多かった冬。観たオリジナル作品は、SK∞とスケートリーディング☆スターズくらいだったでしょうか。とはいえ見応えのある続編が多くて楽しいクールでした。

あれ、13本だと思っていたけど今数え直したら15本…?まあいいか。

春クールはドラマも気になるので少し減らすかも。と言いながら、待ち焦がれた続編と初見でハマった作品などを今から楽しみにしています。

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