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【キャリコン実技対策】「労い」「称賛」に伴うもの

前回の続きです。
「労い」「称賛」「目標設定」をすると、どんないいことが起こるか。

▽前回の記事はこちら

「労い」「称賛」に伴うもの

CLには様々な背景があり、中にはCCの経験していないことなど、共感・理解しづらいものもあります。
表面的に背景を聞いても、全然入ってこない(理解できない)のです。

自分と全く属性の違う相談者が来て、
経験したこともない領域の話をされた時、どのように感じますか?
うわぁーーーー、全然わかんなぃ~~~~💦
支援するの難しそぉ~~💦💦
言ってること全然共感できないしぃ~(T_T)💦💦💦

と、なりがち。
「無条件の肯定的配慮」はどこえやら…( ゚Д゚)!!

この苦手意識が、CC視点の先入観のスパイラルになっちゃいます。
「こういう相談者が来たら無理~~~」って。
「やだな~~、リファーしたいなぁ~~」って。

そんな気持ちを抱えながらの支援は、残念ながらCCの自己不一致著しい状況です。

特に面接試験では起こりがちなこの状況。
CCのベクトルが自分に向いていることを表しているに他なりません。

はい。
CCの基本姿勢、態度を思い出しましょう。
CL中心に。CLの気持ちを想像してみましょう。

(こんなCL無理~💦💦)って心で思っているCCに支援されるんです・・・不本意な気持ちにならないでしょうか。

CLは、自分の人生に起こっていることに向き合うためにCCのところに相談に来ているのです。
なんとかしたいって。
まずその大前提を忘れずに。


・・・とはいえ、
さぁ、どうしましょう。

理解できないCLの背景。
いったいどこに寄り添ったらいいのでしょうか。。。。

CLが経験した「事実」は、理解することに限界がありそうですね。
ならば。
「事実」ではなくて、相談者が感じた「感情」ならどうでしょう。
相談者が発する言葉から想像をめぐらせ、相談者の世界を一緒に見に行く努力をします。この時、事実を詳細に把握することばかりに気を取られてはいけません。なんだかよく分からないけど、ざっくりこんなことがあったのね、で、OKです。

そもそもCLに起こっていることをどれだけ詳細に聴くことができたとしても、「はい、ばっちり理解できました!」なんて、言えるわけがないんです。CLは様々に起こっている事実からCCに伝えることを「選んで」話しています。ですからそもそも、起こっていることすべてを知ることはできませんし、ましてや理解できるわけがないです。
だから、ざっくり、でいいんです。

ただ、そのざっくりの相談者の世界を見に行くために必要な、「鍵となる事実」は把握する必要があります。それが把握できるように、必要な質問をしていきましょう。


そして相談者がいる世界がなんとなく、ざっくりイメージできてきたら、必ず、何かしらの感情がCCの中に湧いてきます。

その時の感情を表す言葉は自然と、CCの主観的なものなります。
「うわぁ、きついなぁ」「そんなことがあったら大変だよなぁ」「そんな中よく頑張ってきたなぁ」・・・・・と「CCが」思う、のです。

CCの心に生じる「感情」が、CC自身がこれまで感じてきた「感情」と重なり味わうことができたとき、CLに「共感的理解」を示し、自己一致した「称賛」や「労い」ができるようになります。


「称賛」「労い」には「CCの感情」が伴うものです。


「感情の伴わない称賛、労い」には、関係構築への効果は期待できないでしょう。

表面的な称賛(すごいですね!など)はよく耳にしますが、本当に「すごい」と思うならば、どこがどうすごいのか、を一緒に伝えたいですね。相談者が「当たり前」「ほめられることではないこと」と思っていることをCCからやたらと「スゴイ!!」とだけ言われても、「?????」となってしまいます。


じゃぁ・・・ここで疑問と不安が生じてきます。

「CLが感じる感情」と「CCが感じる感情」が違う場合は?


「うわぁ、きついなぁ」「そんなことがあったら大変だよなぁ」「そんな中よく頑張ってきたなぁ」などというCCの中に主観的感情が沸いてくる、と前述しましたが、これが出てこない場合。

「CLに生じる感情が理解できない」
「共感的理解ができない」
と。

そんな風に自己評価をし、その難しさに頭を抱える受験生が少なからずいらっしゃいます。

・・・長くなりましたので、続きはまた次回に。


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これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/