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【キャリコン実技対策】短い時間でぐっと関係構築を深めるコツ

こんにちは!
キャリコンもっちです。

さて、前回までは対話で有効な支援、「質問」についてお伝えしました。

▽冒頭の関りはこんな感じ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<冒頭>
1.ご相談は何でしょう?
 (オープンクエスチョン)
     ⇩
2.相談内容の把握   
     ⇩
3.ご相談内容は○○で合ってますか
 (クローズドクエスチョン)   
     ⇩
4.○○について詳しく聞かせていただけますか ? 
  ○○ということですが、どのような状況かお伺いしても・・・?
 (オープンクエスチョン)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記ステップの3と4の間に「あること」が入ると、 効果的にステップを進めることができます。

今回はその「あること」についてお伝えしますね。


それは… 「労い」と「目標設定」です。

◆「労い」

主訴を確認しながら、そこで「CCが感じたこと」を伝えましょう!


<例>
・30年も1つの会社でよく頑張っていらっしゃいましたね。様々なご苦労があられたことと思います。
・子育てと仕事を一人で抱えられて、本当に頑張っていらっしゃいますね。両立をしたい、というお気持ちがよく伝わってきました。
 など。

共感的理解ができたなら、非言語的コミュニケーションも用いて、全身で意思表示をします。(相手に伝わるコミュニケーション、をCCとして支援することも多いです。まずは自分が体現することも大切ですね)

ここでポイントとなるのは、「共感的理解ができたら」ということ。

CCが「共感的理解」をして初めて労いの言葉がCCの内側から生じてきます。「共感的理解」に至るまでは、CCは相談者の状況や感情を共有していただけるように関り、相談者の状況を積極的に体験しに行きます。

共感的理解、は、それを示すことが関係構築に有効ではありますが、CCが共感的理解をするまでに、まずは受容的態度、母性的風土、無条件の肯定的な関わりなどで、ある程度の関係構築ができている、という前提が必要です。

「称賛」もありですが、本人が褒められることではないと思っている場合もあり、関係構築に意図しない影響を及ぼす場合があります。冒頭での使用は要注意です。
<例>
CL:新卒で入社してからもう30年今の会社で働いています。
CC:それはスゴイですね!
どうしても「スゴイ!」と伝えたいときは、何をもって「スゴイ!」と感じているのか、客観的な根拠を添えて伝えましょう。


◆「目標設定」

主訴から、目指したいことが確認できます。

・「迷っている」なら
  ➡ 方向性が見つかる、迷わない、選択したい、意思決定したいなど

・「不安」なら、
  ➡不安な気持ちが軽くなる、安心できる、自信がある状態、前向きになれるなど

・「どうしたらいいか分からない」なら
  ➡ 次に何をしたらいいか、 どうしたらいいか分かる、
   次の一歩を踏み出せる、など

その目標に向かってCCが一緒に考えていく、専門家として必要な支援を行っていくのがキャリアコンサルティングですね。


CCが一人で「相談者がこんな風になることを目指そう!」と目標を追いかけていても、CLにその認識がないまま進むと・・・

と、CLは置いてきぼりになっちゃうわけです。

今目指す目標はこれだね!この目標に向かって行こうと思うけど合ってる?
これからの時間は一緒に目標達成に向かう時間にするよ!

相談者の今の状況が改善するイメージを共有し、そこを目指すことに合意を得ることで、「目標に向かって一緒に走るんだ!」という共通認識を持ったことを確認できます。


するとCLのなかに、
「目標達成するために必要と思われる情報」は話しておこう!という気持ちが生じ、CLの積極的な自己開示を期待でき、共同作業が始まります。


「話すとややこしいし、今話さなくても、ま、いっか」とCLが思っているようなこと。気にはなってるけど見ないように蓋をしてきた、本当は見過ごせない大切なこと。そんなことをぽつりぽつりと話してくれるようになったりします。

「もっと早く言ってくれたらよかったのに」には、「早く言わなかった」が生じる背景があることを忘れてはいけません。

今ここで話してくれていること、今ここで思いを共有してもらえたCLの勇気に感謝し、受け止め、これからのことを一緒に考えていきましょう。それは「今ここ」だからこそ言えたこと、かもしれません。



「労い」「称賛」「目標設定」はやったほうがいいですか?


受験生からよく聞かれる質問の1つです。

労うのが苦手です。
労いポイントが分かりません。
目標設定が上手くできません。。。
という方も。


それらは、必ずしなければいけない、ということではありません。


なぜ労い、なぜ目標設定をするのでしょうか。
上手くできる、とは何を指すでしょうか。


キャリアコンサルティングで行うCCの関りにはすべて、「意図」があるはずです。

これが腑に落ちていないと、うわべだけのテクニック。
試験対策的な?とりあえず労ってる?ってなっちゃいます。


結果、
労ったのに、首を傾げられた!
目標設定したのに拒否された!

・・・・「やったのになぜ?」につながります。



ディリートレーニング

労いや目標設定、こちらも日常生活の対話の中でぜひ取り入れてみてください。

それらをすることで、どんないいことが起こるでしょうか。
「労い」「称賛」「目標設定」、これらはすべて、手段、にすぎません。

まずはやってみて、何をするために役に立つのか、今後どのようにキャリアコンサルティング(支援すること)に活かせるのか、反応や効果を体験し、考えてみてください。

◇関係構築
◇目標の明確化
◇進行管理
とか?って声が聞こえてきます(*^^*)

大正解!!
ですです!!


加えて、ちょっと違う視点で。

ゲシュタルトの絵を思い出して、頭を柔軟に。
一方が見えたら、見えてないもう一方を見ようとしてみましょう。

すべては表裏一体です。

「労い」「称賛」「目標設定」をするとどんなことが起こる?


次回はそのお話を。
では、また。


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これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/