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一万字で語るVTuber東雲めぐ

最近のVTuber界隈を見ていると、常にどこかしらで何かしらが炎上していてギスギスしてて、なかにはそういったものに嫌気がさしてVTuber追うのやめる…という人も見かけたりします…

でもですね…私はそういう人に大声で言いたい

安心して長く応援できるVTuber、いますよここに!

東雲めぐっていうんですけど!!

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配信や動画は子供にも見せられるくらい安心安全で、権利関係しっかりしてて、かわいいだけに見えてめっちゃクリエイティブで、実は歌でミリオン達成してて、VRを通じて常に新しいものを見せてくれる…そんなVTuber…いますよここに!!!

東雲めぐっていうんですけど!!!!(二回目

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さて…そんな東雲めぐ、デビューは2018年3月と割と早い時期に活動を開始しているので名前を知っている人は多いかもしれません。ただ、彼女がどういう前提で活動していて、どういった実績を積み上げてきたかを知る人は、ファンを除けばそう多くはないのではないでしょうか。
なかには「同時期デビューのVTuberに比べると(数字が)伸びてないね」と感じている人もいるかもしれません。

人気声優から見た東雲めぐ

そういった人たちに向けて、東雲めぐがどういう存在か端的に理解してもらうため、めぐるーまー(※ファンの総称)であり、8月8日(土)に千秋楽を迎えるVRミュージカル「人魚姫」の共演者でもある人気声優・島﨑信長さん(代表作:範馬刃牙など)と、所属事務所Gugenkaの三上昌史プロデューサー(以下三上P)が彼女について語った言葉を引用したいと思います。

島﨑さん

めぐちゃんとめぐるーまーのみんなが作るあたたかい空間の中で、過激なことをせずとも確かな面白さがあってすごいなと思いました。どっちがいい悪いじゃないのですが、どちらかというと過激なものや、尖ったことをやった方が見られやすいというか、跳ねやすいというか、注目されやすいと思うんですよ。
だけど、めぐちゃんは、それこそ子供が見ても安心な配信だと思いました。きっとだからこそ企業さんとコラボしたり、番組の最初のゲストに呼ばれることも多いのでしょうね。誰にでも受け入れられるとても優しくて素敵な存在だと思います。

出典:VRミュージカル「人魚姫」パンフレット ※電子版販売中

三上P

もともと女児向けで、『うたって おんぷっコ♪』という変身少女もの企画がベースにあったんです。ターゲット戦略は最初からすごく明確でした。オタク層を狙い撃ちとかじゃなくて幅広く女性にも見てほしいし、子供にも見てほしいと。そこが明確だったから、やっていいこといけないことっていうのがおのずと決まったなという感じです。権利周りもすごく慎重に、クリーンにやっていて。アングラではないものとして。

コンセプトとして、ネタに走らないで行こうというところはあります。YouTuberさんの流れでVTuberが生まれているので、1個1個のコンテンツのネタで勝負みたいな感じになってしまうと思うんですけど、めぐちゃんに関しては日常アニメ的な流れにあります。

小さい頃見ていたものというのは、自分たちが20代、30代、40代になったときも消費されていないコンテンツになり得ると思うんです。できればめぐちゃんもご家族で見ていただいて、大きくなったときに「お母さん、小さい頃好きだったんだよ」って娘さんに言ってもらえるような、消費型じゃないコンテンツにしていきたいです。 

出典:バーチャルキャラクターのプロデュース手法とリアルタイムエンジンとの可能性

引用した二人の話から分かるように、彼女は子供や女性など誰でも見てもらえるような安心安全で、短期的に消費されることのない前提で活動しています。

そういう意味では、今勢いのあるVTuberを眺めてみるとやはり(海外を含めた)オタク層を主なターゲットにしたもの、あるいは大きな資本がバックについているケースが多いので、そもそもターゲット層が異なる彼女が「今、登録者数が大きく伸びていないのは仕方ない」と個人的には思っています。(今後伸びる力を彼女は持っていると私は信じていますが

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また、VTuberからは少しずれますが、三上Pが語った東雲めぐのコンセプトに近いなと思った話として、先日ポケモンとコラボしたバーチャル遊園地ポケモンバーチャルフェスト」 を発表して話題になった、バーチャルSNS「cluster」代表の加藤直人さんがつぶやいたツイートが興味深かったので紹介したいと思います。



お二人は意識していないかもしれませんが、三上P が語った東雲めぐのコンセプトと、加藤さんのclusterが目指すバーチャルプラットフォームの姿は「非オタク・アングラ」「クリーン」「日常」というキーワードで共通していたりします。
そう考えると、彼女はバーチャル(タレント・キャラクター)という存在が社会の日常に溶け込んでいく…そういう役目を担える存在の一人なのではないかと私は感じています。

一応誤解のないように断っておくと、オタク感があったり、オタク向けだから「悪い」ということではなく、言いたいことは「彼女はそういう方向性のVTuberなのだろう」ということです。企業として目指す方向、取る戦略は様々だと思います。(かくいう私もオタクです)

ちなみにclusterはこれまでに「東雲めぐのはぴふりch」という有料のVRライブを3度にわたって開催しているほか、同社の公式企画「Cluster GAMEJAM 2020 in SUMMER 」のメインMCを東雲めぐが担当するなど、縁が深かったりします。

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「マルチクリエイター」東雲めぐ

デビュー時にはなく、活動途中から東雲めぐの自己紹介に使われだした言葉に「マルチクリエイター」というものがあります。外部向けの紹介文にも

VTuberとしても活躍する東京の日和丘高等学校に通う高校生。
自身で作詞作曲を手掛けたり、絵本作家とし ても活躍するマルチクリエイター

出典:日本テレビVTuberネットワーク「V-Clan」参加メンバー自己紹介

とマルチクリエイターというワードが盛り込まれています。

あまり知られていないことかもしれませんが、実はYouTubeやSNSに投稿されている動画の制作はオリジナル曲のMVなど一部を除き、彼女自身が担当しているそうです。音源作成などは別として、歌唱、撮影から編集、場合によってはMIXを自身で行うこともあるようです。

東雲めぐが自身で制作した歌ってみた動画の一部↓


もちろん彼女が使っているVRアニメ制作ソフト「AniCast」が1人~少人数で質の高いコンテンツ制作が可能なツールなのもありますが、デビュー初期には彼女が1人でごく短い時間で歌動画を仕上げ、三上Pら関係者を驚かせたこともあったそうで、彼女にクリエイターとしての素質があるのは確かなようです。
AniCastや東雲めぐのデビューにも携わった、日本におけるVRの先駆者、エヴァンジェリストとして有名なGOROmanさんが「彼女はクリエイター気質」と語るほどだったりします。


2018年9月3日の「グミの日」 にちなんだプロモーション企画では、作詞作曲振付に挑戦しています。

この曲はMZMのコーサカさんがラップアレンジ、まりなす(仮)の奏天まひろさんが踊ってみた、活動初期のころねぽちさんが歌ってみたと、複数のVTuberがカバー動画を出してくれています。


また、東雲めぐ自身が生んだオリジナルキャラクター「たくあんマン」を絵本化するクラファンでは原案を担当。絵本は運営企業のある新潟市経由で同市の教育施設や児童館などに寄贈されています。

たくあんマン(下)と東雲めぐ↓

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このたくあんマンはその後、テレビ東京の子供向け長寿番組「おはスタ」にも登場。東雲めぐが地上波アニメでたくあんマン役として声優も経験しています。

世界初のVRミュージカル「人魚姫」

歌、作詞作曲、振付、VRでの動画撮影、編集、MIX、絵本原案、声優と(程度の差はあれど)経験してきた彼女が今年6月から挑戦しているのが、冒頭でも少し触れたVRミュージカル「人魚姫」です。全編をVRプラットフォームで上演する商業ミュージカルとしては世界初という新たなチャレンジとなっています。

共演者は前述の島﨑信長さんと、ばいきんまんやフリーザ役などで知られるベテラン声優の中尾隆聖さん。共演相手がVTuberではなく第一線で活躍するプロ声優ということで、作品としての質が底上げされています。

一方、このことで「単なるVTuberのコンテンツ」というものを超えた前提で評価されているように感じていますが、(ファンのひいき目を差し引いても)彼女の演技については観客の期待に十分応えるものになっていると思います。

さらにいえば、今回の「人魚姫」は東雲めぐやVTuberのファンのためだけのコンテンツではなく、VRという舞台で新たな表現に挑戦しているひとつの作品として、より多くの人に見てもらいたいというのが私の願いです。


VRミュージカルということで、VR機器(Oculus Go、Oculus Quest、PSVRに対応)で見るのがベストですが、ニコ生でも視聴可能なため、対応機器は持っていないけど気になったという方はぜひそちらも検討してほしいです。

VRライブプラットフォームでの公演は現状、アーカイブ化されることがほとんどないので、8日の千秋楽を逃すとVRでは2度と見るチャンスはないかもしれません(※ニコ生ではタイムシフト機能も使えます)

第二回公演ではニコ生の終了後アンケートで「とても良かった」が100%を記録するなど、非VRで視聴した観客からも評価を得ています。


VRではなくニコ生で視聴した方のNote記事もあるので参考に

リーチャ隊長(@rietzscha)による体験漫画

大手VRメディア「MoguraVR」さんの記事

作曲家の方の感想(改善点なども書かれています)

実はすごい東雲めぐのVRライブ出演経験

VRミュージカルに挑戦中の東雲めぐですが、元々VRエヴァンジェリストのGOROmanさんや、xR事業を展開するGugenkaさんが関わっていることから、今や1万人以上と言われるVTuberの中でも特にVRと縁の深い存在だったりします。
その縁もあってか、実はVTuber向けのVRライブ・イベントへの出演経験は、トップクラスといっても過言ではないかもしれません。

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出演実績の一部を並べると
cluster→VRライブイベント「東雲めぐのはぴふりch」不定期開催(過去3回実施)

VARK→2019年夏開催の「Vサマ!」でサントリーの燦鳥ノムさん、にじさんじの樋口楓さん、ミライアカリさんらと共演。VRミュージカル「人魚姫」で主演。

SHOWSTAGE→同サービスのこけら落としとして初の単独VRライブ、その後もサンリオのVTuberマシマヒメコさんやavexのまりなす(仮)メンバーとも共演。

(余談ですが、SHOWROOM社内には東雲めぐのパネルがあり、SHOWSTAGE出演者はこれにサインを書くことが習わしになっているようです ※下記ツイート画像2枚目


と、スマホ向けVRライブアプリの「INSPIX LIVE」以外はほぼ出演済み。なお開演直前にVRでの公演が中止となった2018年の年越しライブ「Count0」にも参加。ここではにじさんじの家長むぎさんと共演しています。

VRライブ以外でも、VRSNS「VRChat」上で2019年9月に開催された「バーチャルマーケット3」では、全15会場のセブンイレブン全てに彼女のアバターが設置

同SNSで不定期開催され参加者からの評価も高いバーチャルライブ「アルテマ音楽祭」にも複数回にわたり出演するなど、VR関連のライブやイベントで強い存在感を示しています。

また、リアルライブ側でもキズナアイさん、花譜さんらも参加した昨年9月の「DIVE XR FESTIVAL」 ににじさんじのドーラさん、Palette Project の暁月クララさんらと結成した特別ユニットのメンバーとして登場。
リアルタイムxRライブイベント「TUBEOUT! SESSIONS」でMarpril ら実力派VTuberと競演した実績もあります。


VTuber配信プラットフォームを生んだ?東雲めぐ

本人がVRと関係が深いこともあり、ファンにはxR業界で働く業界人が多いのも特徴であったりしますが、その中でも特に熱心といえるのが、東証一部上場企業GREEの役員にして、VTuberに特化したライブエンターテインメント事業を展開する、WFLE 代表のDJ RIOこと荒木英士さんです。

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WFLEは2018年8月、「REALITY」というVTuber専用配信プラットフォームを立ち上げていますが、それに関して荒木さんは、東雲めぐが活動2周年を迎えた際にこんなツイートをしています。

巨額の投資が必要なプラットフォーム事業が本当にこれで決まったかどうかは分かりませんが、彼がそれだけ東雲めぐに大きな衝撃を受けたのは間違いなさそうです。

その他のファンの中にも、彼女をきっかけとしてVRやARに興味を持ちxR業界に転職する、またはモデリングやプログラミングなどの勉強を始める、昼夜逆転が治った人もいて、少なくない人々の人生を変えていたりします。

↓具体的な事例(彼はエンジニアとして「人魚姫」にも関わっています)


また、影響を与えたかどうかはわかりませんが、バーチャルシンガーとして絶大な人気を誇っている花譜さんは、自身の1stライブ「不可解」に応援メッセージを寄せた東雲めぐに対するリプライ

と明かしています。観測者(花譜のファンの総称)の皆さん、ぜひ東雲めぐの配信にも遊びに来てくださいw(ちなみに「花達と椿と君。vol.3」で花譜さんらが使用したAniCast Makerは東雲めぐがきっかけで商用化したAniCastがベースとなっているソフトです)

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実はミリオン達成の「うたのおねえさん」東雲めぐ

東雲めぐはデビュー後、メインの活動場所がVTuberの主戦場ともいえるYouTubeではなくSHOWROOMだったことや、動画に対して大きな広告を出していないこともあって、自身のチャンネルでの動画の再生数は多いもので約5万回です。

ですが、実はデビュー2ヶ月後の2018年5月から現在に至るまで、「うたのおねえさん」として童謡などをコラボ投稿している子供向け教育チャンネル「ボンボンアカデミー(旧キッズボンボン)」での再生数は「おべんとうばこのうた」が122万回とミリオンを突破しています。


「おばけなんてないさ」は81万回、15曲をまとめたメドレーも38万回(それぞれ執筆時)とVTuber全体で見ても決して小さくない再生回数を達成しています。もちろんコラボ先のチャンネルの登録者数も影響していますが、彼女の歌声が多くの子供に届いていることは事実といえるでしょう。

なお、童謡に登場するイラストは毎回ファンから募集しており、「ファンと共に作り上げるコンテンツ」となっているのも特徴です。誰でも参加できるので、興味がある方は詳細を読んだ上でぜひ投稿してみてください。

ファンアートに関する詳細↓

今年7月末には自チャンネルにも子供向け番組のOP曲「はじまりぷしゅ」をカバーした動画を出しています↓


日本テレビの子供向けブランド「V-Clan Kids」のメンバーに

デビュー初期から「うたのおねえさん」として活動してきたことが評価されたのか、6月には日本テレビが展開するVTuberネットワーク「V-Clan」および子供向けのサブブランド「V-Clan Kids」への加入が発表されました。

V-Clan Kidsの中心メンバーは東雲めぐとYouTubeのキッズ向けチャンネルで総再生数約1億4千万回を誇るクマーバさん、小学生向けの授業動画などを投稿しているみみたろうさんの3人(人?)。

同ネットワークの大井プロデューサーは「子供向けのコラボやコンテンツ制作を行っていきます」と語っており、三上Pが当初から目指していた子供向け分野でのさらなる活躍が期待できそうです。


実はすごい東雲めぐの企業案件・コラボ数

以下は、ファンの一人が今年2月にまとめた「東雲めぐがデビューして約2年でコラボしたもの」まとめです。

このまとめをみると、他社のVTuberとのコラボを差し引いても、彼女がこれまで受けてきた企業案件はYouTube登録者数(執筆時約4万人)と単純比較した場合かなり多く、ウェブを中心としたプロモーションがメインとはいえ、採用するタレントのイメージを重視する大手企業のものも少なくありません。

所属企業の営業努力があるとしても、彼女が積み上げてきた実績や守ってきたイメージの良さも大きいのではないでしょうか。

このことは登録者数といった分かりやすい数字ではなく、定量化しにくいイメージ・信頼感・クリーンさなどを彼女が培ってきたということの裏打ちと言えるかもしれません。

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そして、恐らく企業とのコラボの中で彼女に対する社会の認知度を最も上げたものの一つが、昨年から今年3月にかけて長期間PRを担当した大手カラオケチェーン・ビッグエコーのサービス「みんなで歌王!!ランキング」です。曲の合間に何度も流れる広告に洗脳されかけた人もいるのではないでしょうかw

この企画で流れていた広告は、にじさんじの月ノ美兎さんが配信で物真似のネタにしています↓


また、触れておきたいのはリアルアイドルグループ「私立恵比寿中学 」 (通称エビ中)とのコラボ企画で生まれた曲「明日もきっと70点 feat.東雲めぐ」。リアルとバーチャル、エビ中と東雲めぐの魅力が融合した素敵な曲・MVとなっています。


同曲はエビ中のアルバム「MUSiC」に収録されているほか、ライブにもゲスト出演。MVの再生数も執筆時現在で30万再生直前に迫っています。

彼女が過去に担当したプロモーション企画の一部(オムニ7、メルカリ、富士フイルム)もご紹介

著作権に厳しく、二次創作に寛容な運営

最初に引用したインタビューで、三上Pは東雲めぐについて

権利周りもすごく慎重に、クリーンにやっていて。アングラではないものとして。

と語っていますが、ファン目線から見ても、彼女の活動をバックアップしているGugenkaは権利についてはかなり気を使っています

特に最近企業系VTuberの間で問題となっている「ゲーム実況」に関しては、活動を始めた2018年3月から現在に至るまで、許諾を得た(あるいは許諾不要が明示されている)場合のみ行っていて、「グレーゾーン」と言われる、リスクが少しでも残るような行為を避けているのを私たちファンはずっと目にしてきました。

人気作や最新作のゲーム実況は、登録者数や視聴者数の増加につながりやすいコンテンツですが、運営はそうした利点も理解した上で慎重な運用を行い、その一方でVRライブなどオリジナルのコンテンツや企画に注力してきたと私自身は理解しています。

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また、VTuberの運営の中ではかなり早い段階で二次創作ガイドラインを出していて、特にイメージの低下に繋がりかねないR18及びR18G(いわゆるエログロ)の画像や同人作品が制作・投稿された場合にはスピーディかつ徹底した対応を行っています。

一方、ルールを守るファンの二次創作に関してはかなり寛容で、公式への連絡なしにグッズの制作販売も可能(売上が100万円を超える場合は公式などへの還元を求めています)。東雲めぐの公式HPには二次創作グッズの販売サイトへのリンクまで貼られています。

こうした運営の努力によって、ファンは大きな問題や騒動、炎上などに晒されることが少なく、安心・安全に活動を応援することができていますし、結果として東雲めぐや運営も悪評を買いにくくなっていると思います。

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ゲームやキャラクターといった他社のIP(知的財産権)はもちろん、自社のIPも守る姿勢は、VTuberというバーチャル(タレント/キャラクター)を運用する上で重要な要素ではないでしょうか。それが子供などマスに向けたものであればなおさらと言えます。

なお、Gugenkaは以前からVR・AR対応機器を使ってデジタルフィギュアで遊べるアプリ「HoloModels(ホロモデル)」を展開しており、その中で他社のVTuberやキャラクターなどのデジタルグッズも販売しています。(ちなみにこの記事の画像は全てホロモデルで撮影されています)

当然こうした他社のIPを雑に扱えば、権利元からの許諾が得られなくなり、VTuber事業以外のビジネスまで大きなダメージを受けることになりかねないため、権利に対する真摯な姿勢は今後も変わらないと思っています。

東雲めぐの夢を叶える新しもの好きプロデューサー

企業にとってVTuberの運営はもちろんビジネスですが、その上で三上Pは「VRは夢を叶えられる場であってほしい」(VRミュージカル「人魚姫」パンフレットから引用)という思いから、プロジェクトを通して東雲めぐの夢をいくつか叶えています。

まずは彼女が大ファンである歌手の大塚愛さんとの対談を実現。

VRミュージカルも東雲めぐが幼いころに持っていた「人魚姫になりたい」という夢から企画がスタートしており、三上PはVRという舞台で見事その夢を叶えています。

直近では、8月8日から開催される初音ミク公式VRワールド「MIKU LAND GATE β」で、東雲めぐが公式キャストに就任。デビュー初期から「彼女のようになりたい」と語っていた初音ミクとの共演が実現しました。

そんな東雲めぐの夢を叶えてきた三上Pですが、10年近く前からARの可能性に注目していたり、VTuberブーム以前にスマホ向けVRライブプラットフォームの立ち上げを模索するなど「大の新しもの好き」です。

その性格は彼がプロデュースするGugenkaの各プロジェクトにも表れていて、VRライブやミュージカル、ARを軸としたデジタルグッズ・バーチャル展示会など、xR技術を絡めた企画を継続的に発表しており、ファンは東雲めぐを追うことで常に新しい体験に触れることができています。

ファンもxR業界の人々を含めて新しもの好きが多く集まっているので、SNSなどを通じてポジティブな刺激をもらえるいいファンコミュニティだと思っています。

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Gugenkaは「ワンチーム」

東雲めぐはデビュー以降、しばらく一人で活動していましたが、2019年3月以降男性デュオ「ハピバト!」エピトハチピ

「Q&A PROJECT」アリスクリュームバニラ・アイコ博士

パ・リーグTV公式キャスター「守護っ天使パテピュア」6人チユキエル、ガーベルフォン、リンドエル、ネモゼル、パンジール、ポピエル

と3組計10人が続々とデビューしており、現在は東雲めぐを含め「Gugenka Universe」(通称GU)という名称でいわゆる「箱」として活動しています。どのプロジェクトも露出などを抑えたキャラクターデザインで、東雲めぐ同様より広い層をターゲットにしていることが分かります。

そんなGugenkaという運営、箱を表す言葉として印象的だったのが、後輩VTuberのエピトが最近配信で語った

「Gugenkaは(いい意味で)運営される側、運営する側という意識が薄くて…VTuberとスタッフはワンチームだよね」

という話でした。もちろんエピトら後輩たちも東雲めぐに準じた方針やガイドラインの上で活動しています。

東雲めぐとエピトのコラボ歌動画。イラストやエフェクトはGugenkaのスタッフとVTuber、動画はエピトが担当するなど、まさにワンチームで作っています↓


まとめ

ここまで1万字近く様々なことを書いてきましたが、僕がこの文章で伝えたかったことは東雲めぐは(その後輩や運営含めて)安心して推せるぞということです。

それさえ理解してもらえれば、ここまで読んでもらったことはほとんど忘れてしまってもいいので、代わりにまず彼女のツイッターをフォローして、YouTubeの動画と配信を見に行ってみてください。優しい世界があなたを待っているはずです。

現在は隔週にてYouTubeで平日朝7時半~と日曜午後7時~、ビリビリ動画で午後9時~に配信中です

Twitterアカウント

登録者4万人直前(執筆時)のYouTubeチャンネル(ぜひ登録お願いします


そして最後にもう一度、8月8日(土)のVRミュージカル「人魚姫」千秋楽、ぜひ見てみてください。(※ニコ生であれば終演後も15日までタイムシフトが購入・視聴できるようです)

約1万字の長文を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

配信などでまたあなたに会えることを楽しみにしています。

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