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【気まぐれポエム】

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【気まぐれポエム】訣別

【気まぐれポエム】訣別

昔書いていた日記を読み返した

あの頃
世界はもっとキラキラしていた

あの頃の気持ちを思い出したかった
毎日が楽しくて
明日がいつも楽しみだった

朝になればのぼる太陽と
必ずやむ雨を信じていた

はかない虹と
美しい夕焼けを見ていた

あの頃の私に会いたいと思った

軽い気持ちだった

読み返した私の日記は

とても暗く
叫びと憎しみと
怒りと悲しみの記録だった

あの眩しかった世界は
そこに

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【気まぐれポエム】そこにいる理由

【気まぐれポエム】そこにいる理由

光の中にいては光は見えず
闇の中にいては闇を知らず

しかし
光のあるところには必ず闇があるはずなのだ

誰もいない森の奥で木が倒れる時
音がしないのは本当なのか知りたくて

だから
光と闇の間にいようと思った

【気まぐれポエム】ハーモニー

【気まぐれポエム】ハーモニー

音に色があるように
言葉に色があるように

色にも音がある
言葉にも音がある

音と色と言葉の3つが美しく交わり
ただしく重なり合うとき

それはハーモニーとなって
はるか遠くまで響き
誰かの心の中を春風のように吹き抜けていくだろう

さあ
思い描いて

君の奏でるハーモニーが
いつか誰かの心の中を吹き抜ける日を

【気まぐれポエム】その想いを

【気まぐれポエム】その想いを

目の前には真っ白なノート

好きなことを書いてください

何を書こう?
何て書こう?

読む人はあなた自身でも
あなたの大切な人でも
あなたの知らない誰かでもいいんです

誰に書こう?
私の知らない誰か?

でも私の言葉が届くのなら
その人はきっと知らない人じゃない

そんなことを思いながら
ペンをとったあの日

光の中にいた
懐かしいあの日の私とともに

私はまた 私の知らない誰かを想い
心の中

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