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アートを落札するのに必要だったのは、お金じゃなくて心だった

いままで絵を買ったことがなかった私が、はじめてオークションに参加した。どうしても気になるコンセプトだったからだ。

「かけひきのないオークション」は、たくさんお金を払える人が作品を落札するという、いままでオークションに疑問を投げかけるもの。金額ではなく、欲しいと思った人の「感情」で絵を落札できるらしい。

案内してもらって中に進むと、さまざまな作品が飾られている。添えてあるのは番号だけで、誰が作った何という作品なのかも、みる人の想像に委ねられている。

おもしろかったのは、その落札方法。会場には鑑賞カードが用意されていて、自分がどの作品をなぜ気に入ったのか?鑑賞してどんな気持ちになったか?を書くことができる。

そのカードを提出することが落札の意思表示になり、作家さんが内容をみて誰に作品を渡すかを決めるようだ。

私はというと、ひとつ気になる作品を見つけて鑑賞カードを出してみた!書きながら作品と向き合っているうちに、自分の素直な気持ちがどんどん出てくる感覚があって、不思議な体験だった。

落札できるかはまだわからないので、結果が出るまでドキドキ。

オークションって聞くと、"限られた人のためのもの"という先入観があったけど、アートはこうやって自由に楽しんでいいものだったんだなぁ。

10/10(日)までやっているようなので、気になる方はぜひ体験してみてください。

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