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とんでもない簡単解説!!『ストレッチの仕組み』

 こんにちは。今回は以前に書いた『知っておくべきストレッチングの仕組み』をより分かりやすく、そして他の書きたかった内容とまとめて書いていきたいと思います。それでは宜しくお願いします。

ストレッチってなに?どんな仕組みがあるか?

 普段行っているストレッチはカラダの機能にある反射によって筋肉の伸張性が向上しています。それでは簡単に(そう、簡単に説明しているつもりにならない様に簡単にを心がけて)説明していきますね。スタートっ!


ストレッチの反射3つの説明

1b抑制(自己抑制または自原抑制)

 ストレッチと言えばこれ!と言うほどの知名度、この抑制を使ったものをストレッチと言っても過言ではないのでしょうか。
 さて、筋肉は骨にくっついて仕事をします。実は骨にくっつくところは筋肉ではなく、腱という組織に変わって骨にくっついています。この腱にある腱紡錘(イメージは筋肉と腱の移行部)にゴルジ腱器官という器官が存在し、この器官にストレッチの刺激が入ると「筋肉がいっぱい伸びてるよ、切れたらいけないから筋肉よ緩めー」という刺激がゴルジ腱器官から脊髄を介して筋肉が弛緩するという反射が起こります。これが1b抑制です。

上腕二頭筋の腱紡錘

反回抑制

 反回抑制は筋肉が最大限に収縮すると収縮した筋肉が弛緩するという反射です。(例:肘を曲げ上腕二頭筋を収縮させる。そこからより肘を曲げようと力を入れると、上腕二頭筋はこの収縮後に弛緩する)
これはレイショウ細胞介在ニューロンによる抑制作用によるものです。
 つまるところ、レイショウ細胞は過剰な興奮に対してほどほどに抑えてくれる働きをします。この反射を反回抑制と言います。
※)ちなみに、この反回抑制には動作を滑らかにするという作用もあリます。

1a抑制(相反抑制)

 この抑制は筋肉が収縮するとき反対にある筋肉は緩むという作用です。膝蓋腱(膝のお皿の下にある腱)反射(伸張反射)でお話しをすると、膝蓋腱に叩く刺激を入れると、膝伸展運動の主働筋である大腿四頭筋が伸張反射によって収縮させ、拮抗筋であるハムストリングスを抑制(1a抑制)している。ダイナミックストレッチと言われるストレッチに使われています。(ブラジル体操がこれですね)これを1a抑制と言います。

肘を曲げる時に働く筋肉
肘を曲げる時に緩む筋肉


仕組みまとめ

1b抑制 →筋腱移行部にある伸張に対しての反射(スタティックストレッチ)
反回抑制→強く筋肉を使った際に収縮した筋肉が弛緩する反射
1a抑制 →主働筋の収縮に合わせて拮抗筋は弛緩する反射(アクティブストレッチ)


 このようにカラダの反射を使ったものがストレッチとして使われています。皆さんが行っているストレッチがどんな反射を使っているか考えてみると面白いですし、分かったうえで行うと効果もより良いものになると思います。

 当院では筋肉の柔軟性を引き出すために上記の反射を利用して施術を行っています。心地の良いものですので気になる方は一度お越しください。🙌

 では、皆さんの健康を祈って今回は終わりにしますね。ではではまたー。🫰

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