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名作ラジオCM_356

■ブリヂストン/GRID Ⅱ
「走っても、走っても」の人生に

学生:来月は彼女の誕生日だから
レストランでアルバイトをしてプレゼントを買ったら
次の月がクリスマスで
レストランが終わってから居酒屋でもアルバイトをして
もっといいプレゼントを買ったら
その次の月がつきあいだした記念日で
早朝の新聞配達と、深夜の道路工事もして
さらにいいプレゼントを買ったけど
僕の誕生日を忘れられた

N:走っても 走っても AQドーナツ

OL:スリムな女の子が好きだと言うから
がんばってダイエットしたら
前より胸が小さくなったと言われて
しっかり食べるようにしたら
やっぱりスリムな方がよかったと言われて
エステに通って、胸が小さくならないようにダイエットしたら
金使いの荒い女だと言われて
こんな身勝手な男とは別れてやると
友達に男を紹介してもらったら
ポッチャリした娘がいいと言われた

N:走っても 走っても AQドーナツ

父親:勉強するのは、いい学校入るためで
いい学校に入るのは
いい会社に入るためで
いい会社に入るのは
いい家庭をもつためで
いい家庭とは
風呂上がりに子供が肩をたたいてくれる
ような家庭だと思っていたら
今日、会社で肩をたたかれた

M:(「アリよさらば(矢沢永吉)」)〜

N:走っても 走っても 性能が低下するのを抑えてくれる
This is カッコイイ・ブリヂストン
グリッドⅡ 誕生

SL:〜

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1999年 ACC年鑑 ラジオCM 秀作賞

普通に聞いていると何のCMだろうと思う。
まったく同じ経験をしていなくても、共感できる部分があるエピソード

そして商品コピー
「走っても 走っても AQドーナツ」
「走っても、走っても、性能が低下するのを抑えてくれる」
「This is カッコいい・ブリヂストン」

どうしても、商品訴求に固執してしまうので、こういったアイデアを生み出せるようになりたいと思わされるCMでした。


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