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afterコロナにより、指導者も淘汰される

我がクラブの近隣地域には、いくつかのサッカー少年団と街クラブ、スクールがある。地区の少年団は週末のみの活動で、ボランティアコーチがたくさんいる。お父さんコーチや趣味でコーチをしている方が多い。情熱はあるが、自分のサッカー歴や指導歴、チームの歴史に甘んじている。区トレセンコーチだからという理由で、自分の思うがままの運営活動。指導者の指導力は0。選手の才能だけでやっている事実。それが嫌で少年団を辞め、地域の少年団とは付き合うことはほとんどない。

ここ5〜6年で、少年サッカー界は大きく変わったと言ってもいい。若い指導者が多く現場に立ち、情熱を持って子供たちを指導している。中には、情熱がすごすぎて激しすぎる指導者もいるが、それが全て悪いとは思わない。

彼らは非常に純粋で真面目で素直。そういう指導者が多いと思う。彼らの多くは、概ねプロコーチ。つまり、これで飯を食っている。だから食いっぱぐれはできないし、選手を増やして強くして名を上げないと次がない。都内強豪といわれるチームに仕立て上げ、関東近県ならどこへでも行く。フットワークが軽い。

海外への短期留学も辞さない。本当に野心の塊である。恐れ入る・・・・

そんな彼らと付き合うと、自分の年齢は幾つなんだろう?と錯覚すら覚える。彼らに負けたくない、いや彼らから何か一つでも学びたい!そう思えるから不思議だ。

以前、自分が指導者資格受講した30代、年上の先輩たちとともに学びあった時に思ったのは、年齢が上がるときついな?やっていけるのかな?そう感じた。

今、自分がその立場に立った時、思うのは、世代交代しても年代が変わっても、常に新しいこと、新しいもの、新しい時代の流れを汲み取り取り入れることをしなければ生きていけないという事実。

体力低下とともに、多くのことや必要なことを吸収して整理して必要不可欠なことを選手たちに伝える能力の向上こそが、自分に与えられた課題であり試練だと思う。

周りを見て改めて思うのは、自分の住んでいる地域だけに固執して活動していたら、こういう考え方にはならなかっただろう。外に出て初めて己を知り、体験し経験することができたことに感謝し、謙虚に学ぶ姿勢を植え付けてくれた人たち(年下のみんな)に心から「ありがとう!」と言いたい。

afterコロナ以降、本質を追い求め常に進化し進歩するクラブだけが生き残り、古い慣習とやり方、指導法でやっているクラブは退化し衰退していくだろう。もちろん指導者も例外ではない。間違いなく淘汰される。

生き残りを懸けた戦いが、始まっている。そう思って毎日、挑んでいる。

自分のクラブが主体となって開催している、東京・都電リーグは今、開幕の時期を待っています。コロナの影響で、未だ、各クラブは施設が満足に使えない状況の中、それぞれが良い準備をしてリーグ開幕を待っている。

”オープンマインド”という言葉があるけれど、本当に使える人は、ごく僅かです。

多くの人は、受け入れ難く聞く耳や学ぶこともしないし、取り入れない。

小さな中でやっていたら、今はなかった。そう思うと、私には運があった。

人との出会いを大切に。

そして、恐れずに飛び込んでみること。そこから先は未知の世界。

やってみることこそ、本当の勇気。きっとそこには素晴らしい世界が待っている。

サッカーは子供を大人にし、大人を真摯(紳士)にするスポーツ。

本質を学ぶことの大切さを教えてくれた仲間に、いつか恩返しがしたい。

それこそ、東京・都電リーグの発展だと思っている。

開幕まで、もう少し。良い準備をして挑もう!

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