惜しみなく与える、という概念
数年前にSNSで書いた記事をリライトしますが、
子供たちが学校に通いだしたり、スカウト活動に参加するようになり
所属する団体によりドネーション(献金)が頻繁に求められるなー
と思うことが多々あり、改めて私の主観をしたためることにしました。
一定数の賛同があればムーブメントを起こすことはできる
何か活動をするには、一人の力ではできないことはありませんが、ある程度の人数がいればムーブメントを起こすことは可能です。
一番わかりやすいのが署名ですよね。
決定したことに対し何か別の動きを見せたいときなど、賛同者を集い、生の現場の声を集めれば、決定したことに対し変化を起こすことは、たとえ可能性が低くとも出来ないわけではありません。
そういう面でいうと、キリスト教の概念が根付くここアメリカでは、
大変な状況にある方をドネーション(献金、募金)で助ける、という手段は頻繁に取られます。
余裕がある人は助けが必要な人へ手を伸べる
というのは、文化の一つとしてあります。
どういう時にドネーションを利用するのか?
よくあるのが、みなさんも目にしたことがある(?)かもしれないgofundme.com。
こちらをご利用される方の多くは、愛する方が大変な状況にあるケースが多いのですが、離婚や養子縁組で金銭的な助けが必要なケースでもご利用される場合が多いです。
ご理解し難い方もいらっしゃるかもしれませんが、
見ず知らずの誰かであろうとも、困っている人がいるなら、自分に余裕がある時はドネーションという形で助けることが一般的によく見られます。
学校行事でもよく見られる
州や学区により予算の使い方がまちまちなので、私が経験した範囲内のごく一部の例ですが、
親御さんの協力を得て学校教育の質が向上する場合があります。
例えば「生徒一人当たりに対し$$$ドネーションお願いします」というもの。
強制ではありませんし、サポートする必要もありませんが、ドネーションがあるのとないのでは、圧倒的に教育の質が違うのは目の当たりにしました。
Field trip(いわゆる校外学習:遠足のようなもの)で、ドネーションが求められるケースがよくあります。
このSTEMですが、
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
といった米国の教育プログラムの1つで、これにArtのAを足した
STEAMもあります。
子供たちの学校(公立)はSTEAM/STEMを授業でも取り入れているので、学区からの予算内で授業の質を上げるには限度があるため、生徒関係者の力を得て教育の質を向上させる風潮があります。
その恩恵を受け、子供たちも適切な教育を受けることができます。
何をするにせよ、見極めは大切
主語は大きいですが、お金に対しブロックがある方が多いのは事実です。
特に「献金」とか「募金」など、チャリティー活動へのお金の流れに対し。
こればかりは、その団体が「誰向け」に「どう活用するか」によりますが、
マーケティング戦略を巧みに活用し、そういう助けたい心を誘導する方がいらっしゃるのは事実ですね。
そういう面を考慮すると、やはり見極める目を養うのは必要だとは思います。
ただ、惜しみなく与えるというキリスト教の精神は、
人格形成面において大きな成長を促す助けになる1つであると、私は個人的に思います。
ただ与えるだけでなく、その団体にボランティアで貢献(活動を率先してまとめたりなど)し、無料でリーダーシップを学べる、という点では、大きなポイントであると私は思うのです。
その機会を得ようとするかしないかは、あなた次第
結局はその状況(経験)を:
・どう解釈するか
・どう捉えるか
・「なに」を「どう学ぶのか」
だと思うのです。
正に自己管理の領域になる、と私は思います。
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