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80代『妻の揺れる想い』を知る

こんにちは(^^) 河北です。

いや~急に暑くなりましたね!今夜は自宅で、誰にも見られないのをいいことに『ノースリーブ』でこの記事を書いています。お許しを(笑)

突然ですが、皆さんにはパートナーはいらっしゃいますか?

ちなみに、私は現在未婚です。高齢者様のサポートをしていると、色々な人生と出会います。今日お話ししたいのは「80代女性」がこぼした本音

女性は、将来の自分(かも?)の気持ちを知りたくないですか?

●男性は、やっぱり妻の本音は気になるのではないでしょうか(笑)?


そもそも、60年近く連れ添うってどんなもの?


半世紀以上の長い年月。良い時も辛いときも、ず~っと家族として生活を共にしてきたご夫婦。考え方はそれぞれ違っても、自分の怒るポイント・病歴・喜ぶことを全部わかっている相手がいるって・・・すごいことですよね!私は、長年穏やかに寄り添うご夫婦にとても憧れているのです♪(皆さんもですか?)


ところで先日、80代女性クライアント様のご主人様がなくなりました。病院へ同行し、そのまま葬儀社へ連絡。火葬式のご手配まで全て承りました。

無事に葬儀を終えて落ち着き、納骨のお話しに。「お父さんと(ご主人)と同じお墓に入りたい」とおっしゃった奥様。


そうでしょう。そうでしょう。

お棺とお別れの時は「長い間連れ添っていただいて、ありがとうございました。」と、ご主人に深々と頭を下げて泣いていた聡明な奥様です。しかし、いよいよ納骨の日が近づいたある日。


「やっぱり、私もお父さんと同じお墓に入らないといけないかしら?」


というではありませんか!

「亡くなったときはいいことばかり思い出していたけど、悪いこともあったからねえ・・。今になって色々考えちゃって。」


えええええ~~!!(秘かに憧れていたのに(笑))


結論としては、奥様が亡くなるのはまだ先のことなので、時間をかけてゆっくり考えましょうということになりました。

長年連れ添い、当然今までたくさんのことがおありだったのでしょう。理解できます。今、気持ちが揺れているんですね。


これを読み、ショックを受けた既婚男性の皆様・・・。

大丈夫。きっとまだ間に合います、今からでも優しくしましょう(笑)


きれいごとばかりでなかったはず。生きている間、お互い夫婦としての責任と役割を果たしてきたなら・・・。死後は自由で良いのかもしれませんね。

私は、お墓が別になっても『長年連れ添った素敵なご夫婦』に変わりないなと思います。どんな答えになるか、見守り、傾聴し、待とうと思います。


しかし。夫婦ってホントに深いなあ~。


以上。介護の現場からお届けしました!

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