非常食ランチ、始めませんか? 【防災×ゴハン】#2
「非常食」と聞いて、思い浮かべるイメージはなんですか?
私にとってのそれは、小さい頃から乾パンです。
今より保存のきく食べ物の種類が少なかったからか、我が家で常備していた「なにかあった時に食べるもの」は常にこれでした。
そしてなにより、なぜこのイメージが強いかというと、3~5年後に賞味期限の切れそうな乾パンが我が家のダイニングテーブルの隅に住民権を獲得するからです。
…こう考えると、全く非常時のご飯について考えていなかったなと思います。
そもそも「なにか」が起きて心も動揺している時に、乾パンだけで生きていけるなんてどうして思うんでしょう? また食べるものが乾パンだけだとしても、非常食として存在を認識するのが賞味期限が近づいてからだなんて、いくらなんでも乾パンに失礼ですよね。
家では、2Lペットボトルの水やパックご飯、ガスコンロ用のガスボンベは切らしたことがありません。
でもそれは、我が家にとって非常用ではなくあくまでも普段の生活用でした。
ストックする場所が決めてあって、なくなってきたら買いに行く。
そんな風に、使ったら買い足すという当たり前にやっていることを、非常食でもやればいいのでは? と思うまでに、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
生活の中に防災を取り入れることは、とても大事だと思います。
暮らしの中に防災について考えるきっかけは、いくらでも存在しているからです。
高校・大学で防災について興味を持った私は、家でもできることを実践しようと、まずは両親と話して、我が家の非常用持ち出し袋の点検に取りかかりました。
袋に入っていた食べ物は、乾パン…と少しのアルファ化米でした。
賞味期限は、まだ切れていません。
今は色々な非常食が売られていることを話して、後日ホームセンターで追加購入することにしました。
このあいだ、昼ごはんを作るのが面倒になった時に食べてしまったのですが、1人分かつ食べ切れる量で、ランチにぴったりでした!
最近は本当にいろんな種類の非常食が売られていますよね。
ご飯だけではなく、おかずが売られているのを見たときは驚きましたが、考えてみると至極当然のことだと思います。
ご飯とか炭水化物だけでは栄養も偏ってしまいますからね。
ちなみに「使ったら買い足す」という消費方法のことを、ローリングストックと言います。
だんだん知れ渡りつつある言葉ですよね。
ものをむやみに増やしてストックするのではなく、循環しながらものを消費していく。
私はこの考えをとても気に入っています。もちろん両親にも話したのですが、未だに覚えてくれません。困ったものですね。
しかし、家では防災のことについて話す機会も増えたので、私はとても嬉しいです。
「なにか」が起きたとき、いつもは食べていないものを食べることは、かなりストレスではないかと思います。
いくら非常時に作れる方法だからといっても、作ったことがなければどのくらい時間がかかるか等、一度やってみないと分からないこともありますよね。(しつこいようですが、乾パンは缶を開けて0秒でありつけます。笑)
普段の食生活の中に、非常食を取り入れることも、実は自分を守る第一歩につながると思います。
おいしくてためになる防災、はじめましょう!
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「防災」ってなにから始めたらいいのかわからなくても、これくらいならできそうだ!と思いませんか?
①非常食をいつものごはんとして食べてみる
(賞味期限の確認と美味しさの再確認をかねて)
非常食ランチ、お試しにぴったりなのでやってみてほしいです!
次回以降の投稿で、私たちの非常食ランチを紹介します!お楽しみに◎
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