【個人の税務調査】配偶者の銀行口座を調べられることもある
個人の税務調査は原則として納税者本人について調べられることとなります。
ですが、場合によっては配偶者の銀行口座を調べられることもあります。
配偶者の銀行口座も
個人の税務調査では配偶者の銀行口座を調べられることもあります。
実際に調べられたことが何度かあります。
配偶者の銀行口座を調べる理由としては
生活費の確認
売上げ漏れの確認
他の収入の有無
配偶者控除や扶養の確認
などがあります。
配偶者の銀行口座に売上げの一部を入金
実際、税務調査で指摘されたことがあるのは「売上金額の一部だけを配偶者の口座に入金していた」ケースです。
夫が事業主でした。
事業主の夫の口座から生活費として妻の口座に資金移動していたのですが、
毎月手続きをするのが手間だったというのです。
そのため、取引先にお願いして売上金額の一部を直接、妻の口座に入金するようにしてもらっていました。
それがしばらく続き、確定申告の際に妻の口座に入金された売上金額が漏れてしまっていたのです。
生活費の確認も
税務調査では生活費を聞かれることがあります。
あくまで参考としてですが、生活費を知ることで大まかな所得金額を予想できるからです。
1か月に30万円の生活費がかかるなら年間で360万円です。
単純に360万円以上は所得があるはず、となるわけです。
その生活費の確認のために配偶者の口座を確認されることもあります。
他にも、事業とは違う収入の有無についても調べられます。
原則として納税者本人の銀行口座を調べることになるのですが、
配偶者や家族の銀行口座を調べられることがあります。
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