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【フリーランスの税務調査】困ったケース:確定申告書をどうやって作成したのか説明できない


【対応方法:どうやって売上げや経費を計算したのかを説明できるようにしましょう】 

税務調査では誰がどうやって確定申告書を作成したのかを聞かれます。
税理士に依頼していたのか、配偶者が作成したのか、親が作成したのかなど聞かれます。

税務調査では確定申告書を作成した本人に話を聞かれることもあります。

どうやって確定申告書を作成したのか

税務調査では提出された確定申告書が正しいかどうかをチェックされます。
具体的には売上金額や経費の金額が正しいかどうかです。

正しいかどうかを調べるときに大切なのが、どうやって確定申告書を作成したのかです。

どうやって売上金額を計算したのか、どうやって経費を集計したのかを説明する必要があります。
帳簿を作成保存していればそれを提示することでどうやって計算したのかはわかるでしょう。
ただそれだけではなく、その帳簿をどうやって作成したのかも確認されます。

帳簿に「1月 売上 55万円」と記載されていたらその55万円は何を見て帳簿に記載したのかを問われます。
請求書からなのか、通帳からなのか、何を見て55万円と記載したのかを聞かれます。

経費も同じです。
消耗品費 3万円と記載があればその3万円は何を見て帳簿に記載したのか。
領収書かレシートか納品書なのか。

売上金額や経費をどうやって計算したのかはちゃんと説明しなければいけません。


どうやって作成したのかわからない

確定申告書をどうやって作成したのかがわからないといったケースがあります。

税理士に依頼されているのであればその税理士に確認すればわかるでしょう。
困るのは確定申告書を作成した人に連絡が取れないケースです。

例えば、配偶者が確定申告書を作成していて離婚してしまったケース。
このケースでは納税者は夫で妻が確定申告書を作成していました。
確定申告書の作成を妻に丸投げしていたので夫は全く内容を把握できていませんでした。
離婚後に税務調査が行われたのですが、どのように確定申告書を作成していたのかが説明できず大変困りました。

このようなことにならないように確定申告書をどうやって作成したのかはしっかりと確認しておくべきです。


どんな資料を渡していたのか

確定申告書を作成した人と連絡が取れるのであれば直接聞くことができますが、連絡が取れない場合は困ります。
そのような場合にはせめてどのような資料を渡していたのかを説明できるようにしましょう。

通帳を渡していたのか。
請求書やレシートは渡していたのか。
納品書や見積書はどうしていのか。

配偶者に確定申告書の作成をお願いしていたのなら何を渡していたのかを説明できるようにしておきましょう。

連絡が取れないものは仕方ありません。
せめてどんな資料を用意していたのかだけでも説明できるようにしておくべきです。


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