見出し画像

税務調査で本当にパソコンを見られるの?

税務調査は帳簿や領収書など資料をチェックされます。
パソコンは確認されるのでしょうか?

場合によってはパソコンのデータもチェックされることがあります。

パソコンのデータもチェックされる

税務調査ではパソコンのデータも確認されます。
必要な資料を印刷していたとしてもパソコンの中にあるデータを確認されることがあるのです。

実際に「パソコンを見せてください」と言われたことが何度かあります。

帳簿など紙に印刷しておけばパソコンは見られないというわけでもないのです。

パソコンのデータもチェックさえると考えておきましょう。

何をチェックされるのか

パソコンの何を確認しているのかというと

・メール
・会計ソフト
・エクセル
・契約書
・削除データ
・操作履歴

などです。

パソコン内にある仕事に関係するものは見られると思っておいた方がいいです。

取引先とのメールもそうです。
実際に何度かメールを見せてくださいと言われたことがあります。
単純に取引の内容を確認したいだけのこともあれば金額のチェックのときもあります。

会計ソフトも確認されたことがあります。
帳簿を印刷していても会計データをチェックされました。
このときは会計処理をした日付をチェックされたのです。

エクセル等の集計記録も確認されたことがあります。

契約書の作成日付も確認されました。
文書をいつ作成したのかの確認です。

データの削除履歴も確認されました。
削除したデータを復元できるソフトを使用されたこともあります。


操作履歴の確認

パソコンなら何かしらの履歴が残るのでその操作履歴をチェックしていることが多いです。

最近削除したデータはないか。
いつ文書を作成しのか。
いつ処理をしたのか。

など操作した履歴を確認しています。
見られたら困るデータを削除していないか?など。


税務署が勝手に操作することはない

パソコンは税務署が勝手に操作することはありません。
操作するのは納税者です。

税務署の職員は後ろに立って「ここクリックして」「ここ開いて」と指示をしてくるだけです。

勝手にいろいろと見られてしまうということはありません

とはいえ、見られたくないものなどは対策しておいた方がよいでしょう。
チェックされる可能性もありますが、明らかに関係ないと思われるものは見ません。
見たとしてもすぐに閉じて構いません。

協力したほうが早い

パソコンを見せてくださいと言われたときに断ることもできます。

「必要な資料はすべて印刷している」
「足りない資料があれば印刷する」

といってパソコンを確認されるのを断ったことがあります。

税務署側からすれば当然ながら「なぜ見せてくれないのか」と疑いを強めてくることとなります。
見せられないものがあるのではないか?と考えるのが自然です。

あらぬ疑いをもたれることのないように見せてしまった方がいいです。

税務署は守秘義務があり税務調査で知りえた情報を言ってはいけないこととなっています。
仕事での機密事項などを知りえても言ってはいけないのです。

税務署は必要以上に関係ないものまでは見ませんから、見せてしまった方が早く終わることが多いです。


税務調査でお困りの際はご相談ください。
→ ご相談はこちらから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?