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【書籍紹介】オススメのサッカー育成関連本

過去に読んだおススメできるサッカー指導者関連の書籍をご紹介します。
※ 2023/8月現在



ダビド・ビジャのサッカー講座 試合で活躍するために大切な11科目

簡単な内容で小学校高学年から読める本ですが、スペイン流指導のエッセンスが詰まった重要な一冊。体の向き、コントロールオリエンダード、レガテ、コンドゥクシオンなどトレーニングメニューと併せて紹介されています

この井上詩音とイヴァンコーチとのやり取りの真意も理解できます。


スペイン流サッカーライセンス講座―「育成大国」の指導者が明かす考えるトレーニング理論

ビジャ本をさらに拡大させた本。どれか一つだけ選べるとしたらこの本を選ぶほど充実した一冊。練習メニューも豊富に提供されているが、何より俯瞰した全体計画から個別のトレーニングメニューまでの落とし込みまでしっかりと定義されている。バルサ時代のアルベル(元新潟監督)など育成の第一人者たちのインタビューも紹介されていてその点も充実。


ドイツサッカーのディフェンス戦術—ゲーム分析からトレーニングフォームまで

守備戦術を体系的に学ぶのであればこの一冊。1対1の個人戦術から始まり、グループ戦術、チーム戦術と体系的に紹介されているので分かりやすいです。現広島監督のスキッペ監督もこれに則った守備を構築しており試合観戦の補助線としても最適です(ボリューム過多ですが)。



8人制サッカーの教科書

8人制サッカーというつつもジュニア世代の指導書としてはとても良くまとまっている。スペイン流程ではないがトレーニング計画の落とし込み方が紹介され参考になる。ビジャ本の次に読むと良い。


ペップ・グアルディオラ キミにすべてを語ろう

サッカー戦術の最先端を探る上で参考になる。ビジャ本やスペイン流で紹介されている基礎、体の向きや5レーンの本質的な捉え方が理解できる。羽中田昌さんの監修が素晴らしく読み物としても面白い。


オシムのトレーニング

イビチャ・オシムさんのトレーニングメニューを紹介した本。
ポジション・役割ごとに異なる色のビブスを使ったロンドを中心としたメニューを紹介しています。メニューに込められた意図やコーチングのポイントなども丁寧に解説されており非常に参考になる一冊です。

東大卒キックコーチが教える 本当に正しいキックの蹴り方: 思い通りのシュートやパスを蹴られる選手になる!

著者の田所剛之さんが、鈴木啓太さんのYoutubeに出演されている動画を拝見し「キックは力学だ」というその言葉に感銘を受けて手に取った一冊。
インステップキックで軸足を曲げない、骨盤を回すなど経験則で語れないサッカー未経験者が指導に関わる上で非常に頼りになる本です。


サッカー外す解剖図鑑

風間八宏さんによる「フィニッシュへのプレーに関する創造性」をどう構築していくのか?が詰め込まれた一冊。
風間さんはトメルケルばかり注目されますが、本来はこの本に書かれている「今」のタイミングで出すためのトメルケルと捉え、本来トメルケルはこの外す技術とセットで習得しなければならないことが分かります。
内容は「ここまで来るとバスケ(ハンドボール)」だなというシュートの形を作る上での連携プレーの考え方を多角的に紹介しています。


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