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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第14節 鹿児島ユナイテッドFC

はい、続けての更新です。
中2日での試合はチームもそうですが、こちらにも負担大です。
では本日も早速、本題へ。

スタメン

ベガルタ仙台

前節は山口に後半アディショナルタイムのPKで2‐1の逆転勝利。
連敗を2で止めるとともに勝ち方もチームに勢いを与える試合となりました。中2日で仙台から鹿児島移動と疲労も抜けきれない中での一戦ですが勝利でGWを締めたいところ。

対鹿児島は初対戦。鹿児島が前回J2に昇格していた2019年は仙台がJ1だったんですれ違い。初対戦の相手でユニフォームも初めて見かけるので新鮮な一戦です。

連戦も考慮してか、スタメンは3名変更。
工藤、名願、菅原がIN、長澤、郷家、相良がOUT
前節の勝利の立役者の名願が今季初スタメンで工藤と菅原はスタメン復帰のこの一戦でスタメン定着を狙いたい。特に菅原はゴールという結果が欲しい。

ベンチには知念が復帰しました。

鹿児島ユナイテッドFC

J2再挑戦の今季はここまで3勝4分6敗と16位に低迷。開幕3試合を2勝1敗と好調なスタートを切ったものの、第4節の大分に0‐4で敗れてからは負けが先行。
それでも前節のアウェイ熊本戦は0‐2の状況からアディショナルタイムのゴールなどで2点を追いつきドロー。交代選手の活躍、アディショナルタイムでのゴールなど仙台と似たようなシチュエーションで臨む一戦。

スタメン4人が入れ替わり。
戸根、山口、端戸、ンドカが先発。特にンドカは前節交代後に今季ゴールをあげていて結果を残したうえでの先発起用。
スタメン、ベンチ共に見たことある名前が多い。お前さん、いま鹿児島におったんかい、というメンバーが多い。
鹿児島と言えば、藤本憲明のイメージが強かったけど、今節はベンチ外でした。

仙台との古巣対戦となるのは藤村と田中渉。2人もいつの間に移籍してたん?という感想ですが、鹿児島では出場機会に恵まれているようで良かった。
てか、田中は渡邉晋監督に呼ばれて山形に行ったと思ったのに山口に再レンタルなのか。なかなか難しいですな。ベンチスタートですが、キックの精度は錆びついてないと思うので、要注意です。
藤村は金沢でキャプテンだったはずだけど、金沢がJ3降格したので個人残留したのかな。展開力がある選手なので、自由に蹴らせたくないようにしたい。

戦評

鹿児島は朝から悪天候で、試合も雨の中での開催。
鹿児島への移動、濡れたピッチ、中2日での試合でコンディションも整わない中での開催となりましたが、前半にあげた1点を守り切り見事2連勝を上げました。

内容を見ると前半の得点後はずっと鹿児島ペースで試合が進んでました。攻め立てる鹿児島に対して防戦一方という時間が多く、あれだけ攻められてよく失点しなかったな、というのが率直な印象。
ただ内容が悪くてもアウェイで勝ち点3を持ち帰るというのは強いチームの特長であるのでこの点は拍手です。

先制ゴールもゴラッソ。髙田がやや中央寄り、いわゆるハーフスペースでフリーでもらって足を振り抜いたらレーザービームが突き刺さりました。なかなかお目にかかれないゴールでした。
しかもゴールを決めたのが髙田というのもうれしい。前節は積極性を欠いて低調なパフォーマンスだったので今節は真瀬と交代かな、と思ったのですが森山監督の先発起用に見事に結果で応えてくれました。

そして守備陣。3試合ぶりのクリーンシートで逃げ切れたのは守備陣の奮闘のおかげです。
特に林はスーパーセーブ連発でした。
難しいピッチコンディションでボールを弾いても相手の前にボールが転がってしまう可能性がありましたが、そこをキャッチすることで事なきを得ることができたのは彼の技術の高さが成しえたからこそ。
後半に1回ミスキックで相手にパスしたところからピンチを招いたシーンもありましたがそれは目を瞑っておこう。
鹿児島のキープレイヤーであげられていた五領も完璧に封じて、するするとかわしていた石尾のプレーもお見事でした。

ただ守備で体力を使ってしまった分、攻撃はキレを欠いてしまった。
リードしているので無理に攻めることはせず、うまく時間を使いながらという進め方。でもそれにしても迫力はなかった。
後半頭から郷家を入れたのに、さらに早い時間に前線2枚を入れ替えてたのを見ると、森山監督も攻撃には不満だったんだと思う。
菅原はこういう展開でも頼りになるところを見せないとポジションを奪うのは難しい。期待も大きいだけに苦言を呈しておきたい。

あとアディショナルタイムのコーナーキック地獄はみていて痛快でした。こういう時間の進め方ができるのも強いチームのやり方だよね。相手からしたらムカついてしょうがないだろうけど。

ということで、下位チームに取りこぼしすることなく、見事に2連勝。
これで6位に再浮上です。連敗の嫌なムードも振り払うことができ、再び上昇気流に乗っていけている、といっていい状況です。
この後も群馬、栃木と下位に沈むチームと戦いが続くので、できれば連勝して順位を1つでも上にあげていきたい。

と思ったら、次の群馬戦は大槻監督が解任されて、新監督での初陣。
解任ブーストなんて言葉も飛び交ってますが、そんなものは都市伝説みたいなもんというのは仙台サポーターが身をもって感じてるはず。
今のチームならどこが相手でも関係ない。そう思えるのが本当に心強い。
ホームに帰って、3連勝と行きましょう!

最後に鹿児島の印象を3つ。
・ンドカが不発気味で助かった
・福田が怖かった。FC東京からのレンタルだったのね、そりゃうまいわ
・連戦で選手入れ替えてたからもしれないけど、全体的に少しパンチが足りなかったかな

選手採点

MOMは林
上にも書いたけどチームを勝利に導くパフォーマンス。
先制ゴールを決めた髙田とどっちにするか迷ったけど、90分を通した内容とクリーンシートの結果から林に軍配。

その他にもゴール前でボールを弾き返し続けた菅田、機を見て前線に鋭いパスを通していた小出、左サイドを制した石尾も高評価。
アクシデントで途中交代となってしまいましたが、工藤も中盤で効いていた。

勝ったので点数は下げませんでしたが、菅原とジョージはもう少し存在感を見せたかった。攻撃陣は次節の奮起を期待したい。

GK 33 林 彰洋 6.5
DF 2 髙田 椋汰(76'OUT) 6.5
DF 5 菅田 真啓 6.0
DF 22 小出 悠太 6.0
DF 39 石尾 陸登 6.0
MF 6 松井 蓮之 5.5
MF 17 工藤 蒼生(66'OUT)  6.0
MF 27 オナイウ 情滋(46'OUT) 5.5
MF 24 名願 斗哉(57'OUT) 5.5
FW 7 中島 元彦(85'OUT) 5.5
FW 28 菅原 龍之助(57'OUT) 5.5

MF 11 郷家 友太(46'IN) 5.5
FW 9 中山 仁斗(57'IN) 5.5
MF 14 相良 竜之介(57'IN) 5.5
MF 37 長澤 和輝(66'IN) 5.5
DF 25 真瀬 拓海(85'IN) なし

監督 森山 佳郎 6.5
前節から中2日の難しいゲームで内容は悪いながらも勝利を奪った点を評価したい

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