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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第19節 ヴァンフォーレ甲府

はい、どうも。
今節が記念すべき19戦目。前半戦の折り返しでございます。
試合当日の更新もありましたが、なんとか前半戦は全て記事を書くことができました。
この調子で後半戦も書き続けて、一年間無事に走り切りたいと強く思った次第です。
そんな強い思いを胸に、本題へ。


スタメン

ベガルタ仙台

ホームで岡山に大敗。5連勝を止められしまって迎える上位対決第2戦の相手はいわきFC。開始早々のCKから髙田のスーパーボレーで先制。後半開始早々に追いつかれたが、直後のプレーで逆転して、2‐1で逃げ切り勝利。
2点目を奪ってからは30分ほど攻められ続ける苦しい展開でしたが、粘り強い守備で同点は許さず勝ち点3を持ち帰ることに成功。

今節の対戦相手はヴァンフォーレ甲府。ウタカ、アダイウトン、ファビアンゴンザレス(通称ラッソ)と強力な外国人アタッカーを擁すします。てっきりもっと上位かと思ったけど怪我人にも悩まされて、現在12位。意外に低迷してました。
とはいえ、上にも書いた通り、高い攻撃力を誇るチームだけに昇格のライバルとなる相手。アウェイとはいえ、低迷している相手だけに勝ち点を持ち帰りたい試合。

まずはヴァンフォーレ甲府との対戦成績をおさらい。過去の対戦成績は20勝11分11敗。J2降格後の2022年以降の4戦では3勝1分とお得意様といっても過言ではない。
昨年のアウェイ戦は強風の中で3-0で大勝。昨年の伊藤彰体制ではベストゲームと言える試合だったと記憶してます。
ホームでは両者決め手を欠き、スコアレスドロー。
甲府と言えば小瀬=暑さとの戦いもイメージが強いですが、今年は梅雨前だし、昨年の大勝の再現を狙いたい。

スタメンは2人が入れ替わり。
ボランチに松下に代わり、前節が累積欠場だった長澤がスタメン復帰。左サイドも名願に代わって相良が戻りました。
また、ポジションでは前節右サイドだった郷家が2トップの位置に、前節その位置でゴールを挙げたオナイウが右サイドに入りました。
ディフェンスラインは前節の4人がそのまま入ります。

ベンチメンバーでは石尾が外れて、知念が入ります。石尾は今季初のベンチ外。怪我かな?長引かないといいけど。

小出は古巣との対戦。甲府でプロキャリアをスタートして、3年目にはキャプテンも務めてます。

ヴァンフォーレ甲府

ここまで6勝4分8敗の勝ち点22で12位。現在3連敗中で、ここ4試合勝ち無し。課題は守備で27失点はリーグ14位。7試合連続で2失点を喫しており守備の構築が最重要課題。自慢の攻撃力はリーグ4位の28得点を挙げているだけに守備が改善されれば、上位戦線に加わるだけの自力は十分すぎるだけあるでしょう。

今節は3人がスタメン入れ替わり。
右WBに関口、セカンドトップに宮崎、1トップにウタカが入ります。
ウタカーアダイウトンのラインは改めて強力。アダイウトンは8得点、ウタカは7得点とこの2人だけでチームの半分以上の得点あげてる。
この2人にいいボールを入れさせない、というのが守備のカギを握ります。

それにしても、甲府もメンバー変わったなぁ
GKの選手は知らないし、三平もいないと思ったら主力選手が軒並み怪我で離脱という苦しい事情もあるみたいです。

戦評

ながら見だったので、軽く振り返ります。
前半に郷家の今季初ゴールが決まり幸先よく先制するも、パスミスをアダイウトンに決められて同点に追いつかれる展開。後半は両者チャンスはあったものの決めきれず1-1のドロー。両者痛み分けという表現が言いえてる結果となりました。

試合後のSNSを見ていたら、両チームのサポーターともに勝てた試合と言っているのもわかる。お互いにチャンスあったと思ったゲーム。決まったと思ったシーンも、やられたと思ったシーンも同じぐらいあったしね。
まあ、アウェイで勝ち点1を持ち帰れたから良かったんじゃない、と思っております。

それにしても先制ゴールの形はきれいだった。菅田の縦パスを受けた郷家が持ち上がり、右サイドのオナイウへパス。オナイウが右サイドを抉って中央に折り返したところを郷家が頭で合わせてゴール。去年よく見たゴールシーンで、郷家はこれが今季初ゴール。ようやく報われた形となりました。
オナイウも縦じゃなくて斜めに抉ったのもよかった。前節のゴールに続き、2試合続けてゴールに絡めたのは自信になったはず。良い感じで調子に乗っていってほしい。

甲府は前半早々にヘナトアウグストが負傷交代。プラン変更を余儀なくされた中でも、失点しないようにと慎重に試合を進めていただけに相手の出鼻を挫くいいゴールとなりました。

このまま仙台ペースで進むかと思いましたが、その後は甲府が圧力を強めて仙台に守備陣にプレッシャーをかける。甲府はアダイウトンとウタカにボールを集めてボールを前に進めてサイドから攻め入る。特に右サイド。飯田と関口が駆け上がってきたり、宮崎が潜り込んだり、と右から攻め入る。これは髙田が左サイドをやっていることで狙われていたのかもしれない。
やはり攻撃に転じてくると甲府の圧を感じる。

そして失点もその流れで。小出がトラップミスしたボールをアダイウトンに拾われ、そのままゴール。やっぱりお前かアダイウトン。個人能力の高さを感じさせられた。何より失点の仕方がチープ。もったいなかった。
この失点の前から何回かパスミス見たいの続いてたし、あの状況でアダイウトンにボール渡しちゃったらそりゃ決められるよね、というゴールだったけど。

その後は仙台も落ち着きを取り戻し、右サイドから攻め込むシーンを作るもそのまま前半終了。

後半は仙台ペース。
前半同様、右サイドから押し込む。甲府はカウンター狙いで手数は少なく、仙台が主導権を握る時間が多かったが決定機を決めきれず。

仙台はさらに好機を作るべく鎌田を投入。
中盤で鎌田がボールを持つとチャンスメイクもあるが、周りと合っていないシーンも多かった。また鎌田がやや動きすぎるのかボールを失ってからは鎌田が空けたポジションを相手に使われるシーンも多かった。
鎌田の取り扱いが難しいな、と改めて思った試合だった。

終盤には両チームともに決定機が生まれる展開だったが、決めきれず。そのまま試合終了。

両チームに追加点が生まれてもおかしくなかった。
仙台のシュートはゴールをとらえきれずだったし、守備ではクロスバーや林の好セーブに助けられたシーンもあったりで、決して仙台が終始押し込んでいたようには思えないので、勝ち点2を失ったという捉え方はしていない。
勝ち点1を分け合うというほうがしっくりくる。相手の状況を考えれば、勝ち点3欲しかったけどさ。

これで前半戦19試合終了。
9勝6分3敗、勝ち点33で4位で折り返しです。
開幕前は『前半戦は7~10位くらいで折り返して後半戦にプレーオフ圏内を狙えればいいか』と思ってました。出来すぎな前半戦で余は満足じゃ。
とはいえ、各試合を振り返ると、守備での粘りで勝ち点を積み重ねられているというのが実情。それが得失点差+3という結果にも表れいる。10位までに入ってるチームで得失点差+3は秋田の+2に次いで低い。
勝ち点をうまく拾えていることが、今の順位にいるというのを忘れてはいけない。昨年も崩れていったのは後半戦に入ってからだしね。

その後半戦の初戦の相手は長崎。
第2節に仙台に負けてからは負け知らずで現在2位の相手です。
今年長崎に連勝(ダブル)できるチームは我が軍だけだし、後半戦開幕にして早くも6ポインターマッチと言っても過言ではない一戦。
自動昇格枠争いにも加わっていくためにも、ホームの大声援をバックに戦えるという利点も生かして勝利で後半戦のスタートを切りたい!

最後に甲府の印象を3つ。
・アダイウトンはJ2ではチートだって。。
・怪我人さえいなければ、もう少し上にいるチームよ、やっぱり
・山本英臣は素直にリスペクトです、一日でも長く現役続けてほしい

選手採点

MOMは郷家
今季初ゴールもそうだけど、前線ではプレスを怠らず、右サイドに入っても周りを活かす動きができている。ようやくゴールが生まれたので後半戦のゴール大量生産にも期待したい

その他では菅田の存在感が際立った。ウタカに当たり負けせず自由を与えなかったのは大きい。あとは長澤。中盤でのボールさばきでリズムを生み出したり、ポジショニングの良さなど上手さを見せていた。
2試合続けてゴールに絡んだオナイウも高評価です。

一方で、失点に絡んだ小出は評価を下げました。まあ、これに関しては仕方ないでしょう。

鎌田は評価が難しいね。受け手となる選手と繋がってくれば面白いけど、いまはそれが見えないのがな。
個人的な思いとしては、エロンがうまく感じ取ってくれると後半の起爆剤になりそうなんだけど、どうでっしゃろ。

GK 33 林 彰洋 6.0
DF 25 真瀬 拓海 5.5
DF 5 菅田 真啓 6.0
DF 22 小出 悠太(84'OUT) 4.5
DF 2 髙田 椋汰 5.5
MF 6 松井 蓮之 5.5
MF 38 長澤 和輝 6.0
MF 27 オナイウ 情滋(70'OUT) 6.0
MF 14 相良 竜之介(60'OUT) 5.0
MF 11 郷家 友太 6.5
FW 7 中島 元彦(84'OUT) 5.5

MF 24 名願 斗哉(60'IN) 5.5
MF 10 鎌田 大夢(70'IN) 5.5
DF 41 内田 裕斗(84'IN) なし
FW 9
中山 仁斗84'IN) なし

監督 森山 佳郎 6.0
相手なりを考えれば勝ち切りたいゲームだけど、アウェイで勝ち点1は合格点。後半戦は攻撃のクオリティを高めて追加点を奪い、勝ち点を積み上げてってほしい。

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