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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第8節 愛媛FC

カップ戦を含めると今年3試合目のミッドウィークの試合です。
開幕して1ヶ月ちょっとで9試合目。わかってはいたけど体感だと試合が回ってくるのが早い。前節の横浜FC戦の余韻にもう少し浸っていたかった。

前節は快晴で春とは思えない陽気の試合でしたが、今節はあいにくの雨の試合。この時期は晴れたり雨になったりという時期ですが、今年は雨のほうが多い気がする。平日のナイトゲームに雨が重なると観客動員にも響くので、雨だけは避けたいんですが、こればかりは仕方ない

では本題へ。

スタメン

ベガルタ仙台

前節はアウェーで横浜FCに逆転勝利。開幕から7試合は無敗で順位は3位まで上げた中で迎える愛媛FCをホームに迎えます。

愛媛FCとの対戦は2009年以来、かなりお久しぶり。仙台がJ2降格になった2022年から愛媛がJ3降格ですれ違いとなっていたようです。
これだけ対戦がないと過去の対戦成績などは空気みたいなもんですね。
(ちなみに過去の戦績は仙台の7勝5分4敗でした)

連戦のため、先発メンバーは5人が入れ替わり。
知念がリーグ初先発となり、小出がお休み。第8節にしてようやくディフェンスラインの組み合わせが変更。とはいえ、菅田と髙田、石尾はこの日も先発です。
中盤ではボランチも変更。松井が移籍後初先発で松下とコンビを組みます。工藤と長澤が2人揃ってスタメンを外れました。
前線では鎌田とエロンが先発。前節大活躍の相良はベンチを外れて、中山はベンチから。
その他、ベンチには名願と菅原が復帰しています。

休養も兼ねた選手起用は想定通り。
変えられる範囲でいじってきたな、という印象を受けました。

愛媛FC

前節は藤枝に3-0で勝利。J3MVPの松田力も今季初ゴールを挙げるなどいい勝ち方で仙台を相手に連勝を狙う。

さて、愛媛に関してはあまり情報がない。
選手の名前を見ても松田力、菊池、茂木以外はわからない。
茂木はさておき、松田力と菊池は愛媛におったんかい、という印象です。
全体的に若い選手が多い。J3を制した勢いでJ2でも相応に戦えているというのは主力が残り、若手で上積みできているからというここ数シーズンのJ3優勝チームのJ2躍進と同じ傾向かな。
中盤の谷本はよく名前を見かけるけどまだ2年目の選手でした。去年ルーキーでJ3ベストイレブンってすごいな。

仙台のユース出身の茂木はユアスタに凱旋です。
いい意味でふてぶてしい佇まいは変わらず。去年主力として愛媛を優勝に貢献して自信を感じました。
ユアスタナイトゲームの茂木というと2018年ののルヴァンカップ横浜FM戦のハットトリックを思い出してしまう。ノってしまうと厄介なので、しっかり抑え込みたいところ。

戦評

ホームで1-2で逆転負け。
前節で自分たちがやったことをやり返されてしまったけど、負けるときはこんなもんなのかとも思う。

せっかく先制したのにもったいない敗戦と思うけど、後半は守っている時間の方が長く、攻撃もちぐはぐしていた。あと一歩の寄せや詰めができなくなってきたことで逆転を許してしまったのが残念だった。同点になってから愛媛の攻撃の出力がさらに上がったところで相手の攻撃を防げればと思うが、両サイドバックの消耗は見て取るようにわかったし、ボランチの2枚は機能せずという状況だったから思っている以上に厳しい状況だった。
2失点目は知念が思い切り手で突き倒されていたけどノーファウルというジャッジ。不運が重なった。それぐらいは言わせてくれ。

前半は逆転勝利で勢いに乗る仙台がゲームを支配していた。愛媛のプレスがそこまで強くなかったのもあったがボールが良く回っていた。
松井と松下がボールをうまく循環させていたし、気持ちよく選手たちもプレーしていた。
その流れで左から右に展開したサイドからクロスを中島が頭で合わせると珍しいゴールで先制したわけだ。
ただ振り返れば先制後に愛媛がハイプレスをしてきてからはやりづらそうにしていたので、このへんに伏線はあったんだ。
前半から左サイドは何度か崩されかけてた。

簡単に言うと、愛媛が想像以上にいいチームで強かった。これに尽きる。
ごめん、正直格下と思ってた。格下というと表現悪いので、そこまで注意しなければいけない相手と思っていなかったというほうが正しい。
いまの勢いなら負けることはないだろうと思ってけど、愛媛強かったです。J3優勝は伊達じゃない。去年の藤枝MYFCと同じような勢いを感じた。
順位表見たら、愛媛6位で仙台は7位。勝ち点13は同じ。つまりそんなにチームの実力に差はないわけで。
これら諸々を頭の中で整理していったら、敗戦という事実を受け入れるのにさほど時間はかからなかったです。

それよりもこれで大事なのは次節。連敗だけは避けたい。
逆転勝利から逆転負けという天国と地獄を味わったわけだが、チームの状況は悪くない。いつかはするべく敗戦が今節に来ただけ。
選手の体力がどれぐらい戻っているかというのだけが気がかりではあるが、出れる選手でやるしかない。
アウェイで藤枝相手とこれも厄介な相手ではありますが、この後には山形とのダービーマッチも控えてるわけで。
この敗戦を引きずるわけにはいかないのだ。

最後に愛媛FCについて感想を3行で。
・ベンダンカンがノットヒズデイだったので助かったと思ったのに
・茂木のキック力が上がった気がする、ゴール決めそうなオーラあって怖かったわ
・GKの辻うまかった、セービング率リーグ1位なの納得

選手採点

逆転負けなので総じて評価低いです。

MOMは中島。ようやく今季ゴールを決めて報われた点を評価したい。ただサイドの守備は終始怪しかったので評価点は5.5です。
その他ではヘロヘロだったけど前線で走り回っていた郷家と終盤のパワープレーで存在感を示した菅田は評価したい。エロンもポストプレーだけではなく、シュートも打ててたので悪くなかった。

2失点に絡んでしまった知念、サイドからの攻撃を止められなかった石尾と髙田は評価を下げました。サイドの2人はこれまでのパフォーマンスと比べてではあるけど。
鎌田はどうしたのだろう、去年の輝きがまだ感じられない。ボランチでプレッシャー少ないほうが輝くのだろうか。あとジョージはきょう良くなかった。前節で見せた吹っ切れた感じがまた失われてしまっていた。

GK 33 林 彰洋 5.5
DF 2 髙田 椋汰 5.0
DF 5 菅田 真啓 5.5
DF 2 知念 哲也 5.0
DF 39 石尾 陸登 5.0
MF 6 松井 蓮之 5.5
MF 8 松下 佳貴(59'OUT) 5.0
MF 11 郷家 友太(90'OUT) 5.5
MF 10 鎌田 大夢(59'OUT) 5.0
FW 7 中島 元彦(90'OUT) 5.5
FW 98 エロン(79'OUT) 5.5

MF 37 長澤 和輝 (59'IN) 6.0
MF 27 オナイウ 情滋(59'IN) 6.0
FW 9 中山 仁斗(79'IN) 5.5

DF 22 小出 悠太(90'IN) なし
FW 28 菅原 龍之助(90'IN) なし

監督 森山 佳郎 5.0
選手交代の遅さなど後半の戦い方は不満が残った、やり切って負けたわけではないのでもったいなさは否めない

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