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我が子を期待から解放できますか?

子育てとは、悩みや葛藤の連続だと思います。

それは、子育てという探究をしている貴重な時間なんですよ。

そんな言葉を聞き、それならネガティブにならず子育てを悩めるかなと思いました。

探究学舎の対談イベントでコーチングの本間正人さんが言われていた言葉です。

親の世界観の押し付け

そして、それ以上に印象深かった本間さんの言葉があります。

「子どもにああなって欲しい、こうなって欲しいという親の経験からくる世界観があると思いますが、我が子をそこに寄せたいという希望はなかったんですか?」
という質問への本間さんの回答。

「そこは自信をもって言うんだけど、ゼロ」

ええーーーー!
衝撃!

我が子限定の割り増しキャンペーン

どんな親でも、それこそ子育ての専門家であっても、自分の子どもは特別だと思います。
他人の子については、「親の期待は押し付けない方がいい、心配しすぎない方がいい」と教科書的に言えたとしても、
いざ我が子となると、急に期待値が高くなるし、小さなことでも心配になってくる。
そんな我が子限定の割り増しキャンペーンってあると思いませんか?
でも、それって当たり前だと思います。
だって親にとって自分の子が世界で一番大切ですし、心配するのは愛情なわけですから。

理想と現実

正直僕も、こうなって欲しいという世界観から、子どもを規制し、管理し、いろいろな事を押し付けているように思います。
そして、そのせいで子どもは自己肯定感弱らせているかもしれないと、最近薄々思い始めました。
具体的には、テレビゲームの時間や読書時間、スポーツなど。
本当は、「子どもが自ら選んで、失敗して、成長していけばいい。」
という理想を持っているにも関わらず。

そんなもやもやとしていた時、本間さんの「そこは自信をもって言うんだけど、ゼロ」という言葉で、薄々感じていた理想と現実のギャップが突然に露となりました。
そこから目をそらしてはいけない、もう一度初心に帰ろう、と思いました。

子どもは別人格

本間さんは言います。

子どもは親とは全くの別人格です。
そして、子どもは親よりも確実に未来を見ています。
だから、親の世界観を押し付けることはしない。
ただ、「君たちは大丈夫だから」というメッセージを送り続ける。
それが結果として子どもの自己肯定感やチャレンジする力を育てることになります。

確かに我が子を見ていると、2人とも自分とは別人格だと思います。
大きな思想としては、我が子に親から干渉、制限をできるだけしない。
でも、助けを求められたら、無条件で助ける。
ひたすら、大丈夫だよ、というメッセージを送り続ける。
失敗しても、遠回りしてでも、自分で選んだ人生を歩んでいくために。

よく考えたら、元の理想に戻った感じですが、気がつくとそれが出来ていませんでした。
きっと、それには親の忍耐も必要だからでしょうか。

ゲーム・YouTubeについて


最後に一つ、皆さんのご意見をぜひ聞いてみたい論点があります。

テレビゲームやYouTubeについてです。
この扱いについては、家庭によって本当に分かれる論点だと思います。
僕自身、学童を辞めた小学4年生から6年生くらいには、かなりの時間テレビゲームに費やしていました。その時期を振り返って、ああなってはいけないと思い、自分の子どもにはゲーム時間に制限をかけています。
でも、よく考えてみると、僕自身も親に厳しくゲーム時間を制限されていました。
その時に溜まったゲームがやりたいという欲求が、学童というタガがはずれたときに爆発したんだと思います。
もし、最初に厳しく規制されていなければ、タガがはずれた時に爆発していなかったかもしれません。
子どもを信頼して、自由にやらせた方が、失敗を重ねたうえで適度なゲームとの距離感を掴んでいくのかもしれません。
そしてそれが理想だとも思います。
一方でゲームやYouTubeの依存症防止策として、専門家が真っ先に挙げるのはゲーム時間などのルール作りです。

皆さんは、どう考えるでしょうか。


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