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高校ラグビーの新しい形~平塚工科高校&湘南アルタイルズの挑戦。

先日、平塚工科高校がチームのあり方を、部活動としてだけでなく、地域クラブチームとして、学校外の選手を受け入れることを宣言したことを紹介しましたが、そのアイデアを産み出した松山吾朗さんが、次の一手を打ち出しました。

それが独立リーグの発足です。

平塚工科高校が、学校を問わず参加できる湘南アルタイルズを作るという話を聞いて、最初に思ったのが、誰と試合をするのだろう?という疑問がありました。

高校生だけのクラブチームもあんまりないでしょうから、大学生のサークルや他校の部活チームと練習試合をするのかと思っていたら、松山さんは、はるかに先を読んだ準備をしていたのです。

それが高体連の大会とは、切り離した高校生だけの独立リーグ。

公立高校の普通の部活の場合、レギュラーじゃないと試合に出られる機会はどうしても限られます。

さらにレギュラーでも、トーナメント形式の大会だと、抽選で初戦が強豪相手だと、あっという間に大会が終了してしまいます。

さらに部員が少なくて、試合が組めない、合同チームでスケジュール調整が難しいなんてこともあると、ますます試合の機会は失われていきます。

でも、スポーツの楽しさは、試合に出た方が大きい訳で、きちんと試合→振り返り→練習→試合というサイクルができれば、効果的な上達だって望めます。

話を戻すと、松山さんが立ち上げる独立リーグ「KCリーグ」は、そうした課題を解決するために、柔軟な規定を設けて、

・人数は双方の合意があれば15対15でなくても構わない
・相手チームから選手を借りることもOK
・部員全員が少なくとも1ハーフ以上試合に出ること義務づける
・指導者の試合中の「指示」や「非難」は厳に慎む
・アフターマッチファンクションは必ず行う

という形で、高体連の大会とは別のベクトルを向いたリーグ運営をするとのことです。

ある意味で、すごく発明的な取り組み。

ちなみに神奈川県下のノーシード校のうち22校が既に参加表明しているそうです。

公立高校に進学したラグビースクール卒業生のやる気の受け皿になったら嬉しいなぁと思います。

詳しくしりたい方は、松山吾郎さんのfacebookをご覧ください。



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