元気を宿らせる! (17)

こんにちは。

みなさん、元気ですかー?

いい言葉ですよね。これだけでちょっと元気になります。

では、改めて、みなさん、元気に人生を生きていきたいですかー?

みんなそうですよね!

元気のない人生を歩みたい!なんて積極的に望む人なんていない!って信じてます。

それなのに、元気のある人もいるし、元気のない人もいます。

これって、望みながらも叶う人と叶わない人の違いなんでしょうか?

元気じゃない時、自分に元気になれー、って言っても元気にならないように、元気のある時に元気じゃなくなれーって言っても元気をなくすのは大変です。正確にいえれば、元気になれー、って言えば、ちょっと元気が増えるし、元気じゃなくなれーって言えば、ちょっと元気が減ります。

でも、意思で直接的に自分に宿る元気量を調整できるってわけでもなさそうですよね。

元気を自らに宿らせる方法論と注意力の違いが、元気の有無につながっている、というのが私の考えです。

方法論

その方法論とは、言葉と行動。

実にシンプル。(^^

だけれとも実践は、特に実践を徹底するのは大変。

私も、元気な時もあれば、元気とは言えない時もあります。

それでも、できる限り元気でありたいので、できる限り努力します。

言葉にはエネルギーが宿ります。

日本語には、言霊なんて言葉があるくらいなんで、納得しやすいですよね。

そもそも「ことば」と言葉自体、「こと」の「は」という言葉の合成語です。古語では、「こと」は事象、物、状態、もしくは心という意味、「は」は端っこ、転じて兆し、の意味。つまり「ことば」は、事象、物、状態、心の端っこ、転じて兆しという意味から成り立っています。

ですので、まず第一に否定的な言葉を避けます。自分が口にしないことはもちろん、そのような文字、音声、連想できる映像、臭いも避けます。

私は自分の部屋にテレビを置いてないんですが、否定的な言葉を避けるという意味では効果抜群です。最初は偶然でした。若い頃から、帰宅したらまずTVをつける。本を読んでいる間にもつけっぱなし、そのまま寝ちゃうこともしばしば、ってくらいのTVっ子でした。20年くらい前、仕事が忙しいタイミングでTVが壊れ、ちょうど引越しと重なり、買い直す時間もなくて、やむなくTVを置かずに生活し始めました。その後も不便を感じなかったのでそのままにしてたんですが、ある日、実家に帰ってTVがついている時、特にワイドショーとか討論番組なんかがついているとうるさく感じるようになって以来、自分の意思でTVを置かなくなりました。

最近は、愚痴を言っている人の声が耳に触るので、居酒屋とか電車も工夫するようになりました。なるべく明るい人がいるお店に行く、人がすくない時間帯に電車を使う、といった具合です。

否定的な言葉って言っても、具体的にどの言葉か、というのはその人自身の感性と経験によって違ってくると思いますが、まず、怒り、妬み、不満、陰気、虚につながるイメージを持った言葉を使うこと、目や耳にすることを減らすのがお勧めです。

行動はさらに進んでイメージを固定化します。

行動って、身体を使うことですが、なんらかの意図を持った行動は「その意図をこの世界に現実にした」という経験を通じて、魂に食い込みます。

魂だなんて大げさですかね?

小学生の頃の風景って思い出せますか?

簡単に思い出せますよね。その思い出せたシーンって、魂に食い込んでるってことだと思うんです。93歳でなくなった祖母は認知症も進んでましたがなくなる直前まで子供の頃の出来事を鮮明に覚えていてとても詳しく聞かせてくれました。頭に浮かべた程度だったら、そのイメージは消え去ることもありますが、行動にしたことは経験として記憶に残り続けます。

親切にした事実はそのまま「親切した」という思い出に、親切にされて感謝した事実は「親切にされて感謝した」という思い出になります。それは、意地悪、ずる、うそでも同じです。なので口に出すことも含めて、自分の行動には細心の注意が必要です。

損得勘定なしに誰も見ていなくても良いことをする。例えば、道端のごみを拾う、脱いだ靴を揃える、水道を出しっぱなしにしない。そんな行動を一番見ていて、魂に食い込ませているのは自分自身、それを喜ぶのは明日の自分と思えば、やりがいもありますね。

積善の家には必ず余慶あり、です。

では、過去のネガティブな行動はネガティブなまま残り続けなくちゃいけないのか、というとそうでもありません。しっかり反省して二度としない、っていう誓いを繰り返すことで、学びに昇華します。私が一番長く繰り返す思い出には20年以上も心を痛め続けています。最近は痛みもだいぶ和らぎましたが、それでも苦しいことは苦しいです。こんな思いをしないためには、後々、思い出して嫌だと思うことはしない、これに限ります。もし、無意識にしてしまったようなことがあれば、それに意識を向ければ意識下に置けます。


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