簡単!元気いっぱいになる習慣!「場所を使う」 その2 (20)
今回もコンディション作りの続きです。
私にとって最高のコンディションというのは、元気溢れた自分を維持すること。「13.いつも元気な人は何をしてるのか?最高のコンディションづくりに挑戦」では、身体のアプローチからの元気づくりについて、「元気を宿らせる! (17)」は、心のアプローチからの元気づくりについて書きました。心、精神面のコンディション作りは、言葉、より正確には言葉によって喚起されるイメージ、それが持つエネルギーに注目すること、それを行動で固定化することをお話しし、「最高のコンディションを導く環境を作る (18)」では、そのための第一歩として、「メディアからのインプット情報を変える」ことを紹介しました。
前回から「場所からのインプット情報を変える」についてお話しています。
気分の良くない場所を知る
ここまで気分の良くなる場所を挙げてきましたが、気分の悪くなる場所もあります。
ひとつには、愚痴、不満、怒りの言葉が聞こえる場所など、そこにいる人が生み出している場所があります。また、不潔な場所、悪臭のある場所、嫌な湿気がある場所も気分が悪くなるかもしれません。近寄らないことが一番ですが、趣味や仕事に関係している場合は、場所を変える、頻度を減らすというように工夫します。
時間を取る、感性を蘇らす
「場所場所でどんな気分なのか感じ取るような時間ないよ」という方もいるかもしれません。そうですよね、わかります。なにしろ私自身、昔そうでしたもの。その頃は多忙で余裕を感じる暇もなく「忙しい!」が口癖でした。「忙」という漢字は心が亡くなると書きます。「心」を感じる時間、「心」の呼吸時間をとらないと元気もなくなっていきます。最初は多忙と緊張感で元気のない自分を見ないふりもできるのですが、その時間を長く過ごしていると、突然、見ないふりができなくなります。その頃には、元気のない状態で、元気のない自分に向き合うことになってしまい、回復の仕方もわからなくなってしまいます。
元気がなくなると、感性も減ります。感性が減ると、心地よさも心地悪さも感じにくくなります。そうすると「心」が呼吸できずに益々元気が減って、、、と、コンディションを落とすことになりかねません。
少しでもよいので、自分のできる一定の頻度で時間を取りましょう。お子さんと外出する週末、ご両親を訪ねる機会などを利用して5分でも10分でも気分を感じてみます。そうすると、心のざわざわが少しだけ静かになって、ちょっとだけ気分に触れることができて、少しだけ感性が蘇ります。
自分の場所を知る
「お気に入りの場所」、「おもてなしのある場所」、「自然に頼る」、「信仰に頼る」、「気分の良くない場所を知る」をヒントに気分がよくなる場所を意識して、自分のコレクションを作っていきます。実践していると、新たな場所が追加されたり、これまでの場所が前ほど気分よく感じられなくなるかもしれません。コレクションを更新しつつ、自分の気分をよくするということが習慣になる頃には、毎日を気分よく過ごすことが普通になります。
想いがこもる
生物はリズムに敏感です。同じことが繰り返されるとそれは強化されていきます。場所からイメージを喚起しエネルギー(元気)に影響を受けることも同じです。繰り返しによって強化されて、場所=イメージ=エネルギー(元気)と自動化されます。
自動的に気分がよくなる場所が多ければ多いほどコンディション作りは簡単になります。例えば、ゲームは序盤から終盤にかけて難易度があがりますが、こうした「回復の泉」が終盤でもたくさんあったらどうでしょう? 難易度が高いように見えた場所は、もはや難易度が高いところではありません。自分の想いの込もった場所を増やしてて回復の泉をたくさん作りましょう。
自分空間を作る
「場所」と感性の繰り返しが重要なんだとすると、一番大切なのは普段過ごす場所です。
ほとんどの方は、自宅、職場にいる時間が長いと思いますので、自宅と職場で感じる気分はコンディションにとって大きな影響をもたらします。自宅や職場をよい気分を感じる「場所」にする努力には価値があります。
気分よく過ごせるような間取りにしたり、そういう家具を配置したり、掃除の頻度をあげたり、気分を悪くするものを身の回りから遠ざけたり、とできることはたくさんあります。
私の場合はモノを多くするのがあまり好きではないので、自宅も、職場もPCのデスクトップもわりとスッキリとしてます。
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