最高のコンディションを導く環境を作る (18)
こんにちは。
私にとって最高のコンディションというのは、元気溢れた自分を維持することです。
「13.いつも元気な人は何をしてるのか?最高のコンディションづくりに挑戦」では、身体のアプローチからの元気づくりについて、前回、「元気を宿らせる! (17)」は、心のアプローチからの元気づくりについてです。心、精神面のコンディション作りは、言葉、より正確には言葉によって喚起されるイメージ、それが持つエネルギーに注目すること、それを行動で固定化する、というお話もしました。
意識的に言葉・イメージに触れる
まず、意識的に言葉・イメージを取捨選択することはすぐにできます。方法は以下のようなものがあります。
1.メディアからのインプット情報を変える
2.人からのインプット情報を変える
3.場所からのインプット情報を変える
4.モノからのインプット情報を変える
5.使う言葉を変える
メディアからのインプット情報を変える
前回、「元気を宿らせる! (17)」では、部屋にテレビを置かないことを推奨しました。
マスメディア
「テレビでもよい番組があるのでは?」と思われたかもしれません。はい。その通りです。良い番組もたくさんあります。私は家にテレビはないけど、特に歴史ものの番組なんて大好きで、PCやスマホの動画で見ています。テレビを置かない理由は、「意識的に」言葉・イメージを取捨選択するのが難しいからです。テレビはどうしても「その番組だけ」という選択が難しい。CMも入るし、ニュースやワイドショーが始まります。ものすごく集中してテレビチャンネルを管理すれば、意識的な選択もできるかもしれませんが、普通、そんなことしませんよね。だいたいつけっぱなしにしちゃいますし、画面に集中していない時だって音声(言葉、声色)が入り続けます。
このように、意識せず(=選択せず)、受身のままで、望ましくもない言葉・イメージにさらされ続けて、それに慣れてしまうことを避けたいんです。慣れてしまうってことは、自分の普通になるってことですし、もっと言えば、自分自身になっているとも言えます。望ましくもない言葉・イメージに慣れたら、それが自分の普通になってしまいます。望ましくもない言葉・イメージに慣れていなければ、それに対して拒否反応を示すことができますが、慣れていたらそれもできません。自分の好きな言葉・イメージに慣れた人なら、そうでない言葉にはとても敏感になります。最近、実家に帰るとついついテレビのない部屋に行ってしまいます。
雑誌と書籍
テレビと同様に強い影響力を持つのは雑誌や書籍です。私はマンガが好きで、何時間でも没頭できてしまいます。雑誌・書籍は自分で意識的に選択していますし、マンガに没頭している時間には充実感すらあります。一方で、長時間没頭した後に疲労感を感じると虚ろな気持ちになるのもまた事実。もしも、あと1週間の命だったとしたら、その7昼夜マンガに没頭する、という選択はきっとしません。ですので、好きなものであってもマンガに接する時間に制約を設けて過度にならないように留意しています。
言葉・イメージを選択するという意味では、本をよく読みます。だいたい年100冊くらい読みますが、本の選択は私にとっての楽しい時間の1つです。本屋ですごい本に巡り合った時は、それはもう盛り上がります。最近だと20年前に巡り合った本を再読するとその本の印象がガラッと変わることもあります。本に書いてあることが変わるわけではないので、再読によって自分のどのあたりが変わったのか考えたりします。でも良書に巡り合う一番良い方法は、多くの人に支持される本を一定量読書に組み込むことです。例えば、古典>推薦者の声>売上ランキング です。書評などを書いていらっしゃるかたが推薦者ですが、自分と似た感性の方に巡り合えれば最高です。私の場合は、メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」を運営されている、本のソムリエさんが共感できて、とても参考にしています。
インターネット
インターネット上のメディアも選択対象です。まさに星の数ほどもあるのがインターネットメディアです。年々コンテンツは増えるばかりで、しかも、形態(画像、音声、動画)や運営者(メディア・検索エンジン・SNS)も多様化します。某動画チャンネルは面白くていくらでも見ていられます。バスケットボール、ジョギング、サッカー、農業・園芸などの動画は没頭できます。けど、マンガと同じ理由で制約をかけるようにしています。
私たちは普段、メディアを通じて、言葉・イメージの多くに接します。メディアを上手に取捨選択することで、自分を元気する言葉・イメージに囲まれることができます。同じように、自分の元気を減らす、言葉・イメージから離れる工夫もできちゃいます。
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