簡単!元気いっぱいになる習慣「場所を使う」 (19)

今回もコンディション作りの続きです。

私にとって最高のコンディションというのは、元気溢れた自分を維持すること。「13.いつも元気な人は何をしてるのか?最高のコンディションづくりに挑戦」では、身体のアプローチからの元気づくりについて、「元気を宿らせる! (17)」は、心のアプローチからの元気づくりについて書きました。心、精神面のコンディション作りは、言葉、より正確には言葉によって喚起されるイメージ、それが持つエネルギーに注目すること、それを行動で固定化することをお話しし、前回の「最高のコンディションを導く環境を作る (18)」では、そのための第一歩として、「メディアからのインプット情報を変える」ことを紹介しました。

今日は、「場所からのインプット情報を変える」についてお話したいと思います。

気分のよい場所で気分を良くする

これまでは「言葉」に着目してきましたが、イメージ喚起を通じて私たちのエネルギー(元気)に影響を与えるのは言葉だけではありません。
言葉と同じように「場所」」も私たちのイメージを喚起してエネルギー(元気)に影響を与えます。例えば、自宅という「場所」に帰るとほっとする人もいるでしょうし、親しい友人の家という「場所」で楽しくなる人もいます。生まれ育った故郷という「場所」で安心感に包まれる人もいるかもしれませんし、昔の緊張感を思いだしてこわばる感覚を持つ人もいるかもしれません。私は家の中でもお風呂が一番リラックスできますが、ある人にとっては台所だったり、書斎だったり、トイレだったりするかもしれません。このように、場所が喚起するイメージは人によってバラバラです。

自分の気分がよくなる場所を意識的に選択して、できることなら自分の身の回りをそんな場所にすることができれば、よいイメージを喚起して、エネルギー(元気)によい影響を与えることができます。

元気になる「場所」っていうと、パワースポットが連想されるかもしれません。万人に共通のパワースポットが存在するかどうか私にはわかりませんが、「ここってパワースポットなんだよ」っていう事前インプットによるプラシーボ効果だったとしても、実際に元気を感じる人にとってはその人のパワースポットでしょうし、感じられないならパワースポットだなんて思い込む必要もありません。

お気に入りの場所

皆さんにもお気に入りの「場所」があると思います。思い出のあるレストラン、静かな図書館、満員のスタジアム、母校の校舎、、、ここで重要なことは、自分にとってお気に入りと思えるかどうかです。有名だから、誰かが好きだから、人から紹介されたから、ということではなく、自分がどう感じているのかで選びます。
何となく好きと思える場所でももちろんOK。わかりやすいのは自分にとってのよい思い出のある場所です。小さい頃に夢中で観察した蟻の巣があった場所、家族と楽しい思い出のある観光地、部活で活躍したグラウンドや体育館、入試合格を知った校門前広場、大切な方と出かけたレストラン、楽しい思い出のある公園など、温かい気持ちになる思い出がある場所はきっとお気に入りの場所です。実際にお気に入りの場所に行ってみれば更に確信がもてます。

おもてなしのある場所

次のお勧めは、おもてなしを感じられる場所です。人によっては接客が苦手という方もいるかもしれませんが、上質なおもてなし(のスキルと人間性もった方がいらっしゃって、それが相応しいと感じられるようにプロデュースされた空間)はやはり心地よく感じられると思います。

「上質なおもてなし」というと高級なホテルや旅館、グリーン車など費用面で心配な場所が最初に思う浮かぶかもしれませんが、そうとも限りません。例えば、高級なホテルや旅館のラウンジでのお茶なら少し割高なお小遣い程度です。街中のカフェよりも高いかもしれませんが、読書や仕事、物書き、物想いで1時間、2時間過ごすには快適な空間です。他にも、歴史ある美術館、お庭も上質な空間です。意外なところでは銀行の本店。素敵な空間としてしつらえられているところも多く、入金を窓口でお願いするだけでATMとはまったく違う体験ができます。

自然に頼る

続いては自然の中。山、海、湖、川、森、野原、空、星、、、やっぱり自然は心地よいものです。近くに自然がない場合は、公園の散歩もよいですし、自宅の窓を開け放って、風、雨、湿気、温度を感じるのも最高です。ここでも重要なことは、自分にとってお気に入りと思えるということ、そして、実際に感じてみることです。

目に映るものに限らず、耳を澄まして聞こえること、手に限らず肌に触れること、香ること、味わうこと、その感覚が心地よいと思えるかどうか試してみましょう。海にしても、土にしても、裸足で触れるのが私のお気に入りです。

信仰の歴史に頼る

古来から人々が祈りをささげてきた場所も心地よさが感じられる場所が多いです。日本国内なら神社、仏閣が、海外なら教会やモスクが代表的など、ほとんどの場合は宗教に関係なく入場できますが、稀に宗教的な制約もありますので、無礼な振る舞いにならないように注意しましょう。

書ききれないので次回に持ち越します。

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