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「キャリア」についてつらつら書いてみます。

皆様、新年あけましておめでとうございます!
キャリアカウンセラー、人事採用担当として約20年の経験の中で、「キャリア」とその周辺のことで思ったことをつらつらと書いていきます。
第1回のテーマは「キャリアとは」です。「そもそもキャリアとは何なのか」について、私の今までの経験をふまえて考えてみました。


【キャリアとは】
「キャリア」という言葉を辞書でひくと「職歴」「経歴」「生涯」「生き方」などと訳されています。多様な意味を持つ「キャリア」という言葉は個人が生涯を通じた職業(職業経歴)選択にかかわるか活動・態度と、「働くこと」にまつわる自由時間、余暇、学習、家族との活動を含んだ個人の生涯にわたる生き方(ライフスタイル)のプロセス(過程)と定義できます。
私もキャリアについて考えてみました。まず思い浮かぶのは「職歴」です。職歴とは職務経歴ですから職務の歴史です。過去自分がどのような職業について来たかということです。それには実際の職種というだけでなく、その中でどのような立場でどのような思いで働いてきたかということも含まれます。
つまり職歴とはその人の歩んできた職業人としての歴史ですので、いつどこでどんな職業に従事してきたかということだけでなく、どんな思いをもってその仕事に従事してきたか、うれしいことはどんなことであったか、悔しかったことは何であったか等、働く上での思い・価値観等も含まれてきます。
次に「生き方」です。生き方とはこれまで自分がどのように生きてきて、これからの人生どのようにいきて生きて行きたいかということです。これは幼少期・学生時代から今現在に至るまでの職業人生や、プライベートでどのような人に囲まれ・どのような思いでこれまでの人生を生きてきて・これからどのような人生を歩んで生きて行ききたいのかといったことが含まれます。
すなわちキャリアとはこれまでの生き方・職歴・人生を振り返りながら、これから人生・職業について「何のために」「誰と」「どこで」「どのように生きて行きたいのか」という壮大な「人生の指針」と定義できないでしょうか。
「人生の指針」というと大袈裟ですが、航海でいうところのコンパスみたいなものではないでしょうか。大海原に出ると海図だけあってもどちらに進んでいいのかわかりません。海図にプラスしてコンパスがあって始めて、進むことができます。「海図」とは人生でいうところの「世間」です。世間の荒波を生き抜いていくには、コンパスのようにどちらに進めばよいのかを指示してくれる「指針」が必要です。
「キャリア」を考えるとは生涯を通じてより良く生きて行くための「人生の指針」を考えていくということです。


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