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22歳で初めて上京する、期待と不安 #1年後の私へ

兵庫の大学に通っているぼくは、11月から東京に住む。

大学を休学して、長期インターンシップに取り組むためだ。

約1年ほどの東京生活で、何をしたいのか。曖昧でもいいから書き残しておこう。自分のこれからを改めて考える意味でも。


海外での大きな経験


住まいは東京の日本橋。兵庫県の2倍ほどの家賃は厳しいので、安く抑えるためにシェアハウスを選んだ。

ひとりで上京して、環境が大きく変わるストレスも想定しているので、ひとりで暮らすよりも、周りに人が近くにいたほうが支えになるかもしれないと思ったのも理由だ。

それでも、いきなりの東京でシェアハウスを選ぶのには抵抗がある人も多い。友達に話すと皆揃って「えーー!」と言われる。

それでもぼくのなかで抵抗はあまりない。それは1ヶ月間、初海外でゲストハウスを転々としながら、生活した経験があるからだろう。

あのときは大変だった。クラウドファンディングを使って資金集めをして、60人以上の方に支援いただき実現した。プロジェクトを通して知り合った方も多く、ありがたい時間だった。

そして現地では、宗教、経済格差、言語などを、からだで体感した。

その当時は、学生の長期休みはもう残りわずか。今しかできないことをやっておきたい、というだけの気持ちだったが、まさかここで活きてくるとは。

食事、通貨、言語なども変わるわけではないから、大丈夫だ。


10代から20代にかけての苦労や努力は、これから何度も力になってくれる


学生のうちに遊んだほうがいいよ!という言葉もよく聞くけれど、ぼくはあまりそう思わない。学生生活は、これから長く付き合っていく社会人の準備期間であるという認識を持っている。

少しまじめすぎるかもしれない。しかし、将来に向けて自身を成長することに時間を使うほうが楽しいと感じるから、こういう考えになったのかもしれない。

10代から20代にかけての苦労や努力は、これから何度も力になってくれると確信している。

それは、ぼくが6歳から続けている卓球の影響が大きい。

小学校のころは毎日のように練習して、しんどいながらも成長することの楽しさを知った。12歳でスポーツ障害である「イップス」にかかり、6年間できていたことが急にできなくなった。周りに相談できず、人生でこれ以上悩むことはないと思うほどだった。

そこから時間が経って、20歳を過ぎたころ。10代でたくさん悩んできてよかったと思える瞬間が急に増えた。

人間関係の悩みや、孤独感。努力の大切さや、むずかしさ。

今でも悩みながらではあるが、どれも10代で強烈に経験したからこそ、20代になって乗り越えられる瞬間がある。

上京して、また新しい苦労が降ってくるだろうけど、むしろそれを楽しみたいと思っている。

もちろんしんどいときは、周りの人に頼らせてもらいながら、ゆっくりと。


人とのつながりから生まれる、興味や好奇心を大事にしたい


長期インターンシップがひとつの大きな理由ではあるが、「人とのつながり」というのも大きなキーワードだ。

オンライン上ではじめましてと、出会うことも増えた2020年。

学生生活をしていると、社会人の方と接する機会の少なさを痛感する。似たような価値観で、似たような言葉遣いで。もちろん話が合うことも多いから、一生の友達なんだろうと思える友人もいるけれど、

学生という身分のうちに、社会で自立している方々に会うことに価値がある気がするのだ。

学生という立場から、社会での動きや、中身を知ることは難しい。情報として世には出せないということが多いのもあるだろうけど。

学生までの狭い世界ではなくて、多様な価値観を持つ人に、早いうちから出会っていきたいという思いがある。

固定観念や、知識のなさから生まれる思い込みをできるだけ無くして、柔軟にフラットに物事を捉えたいし、人間関係も真摯に関わりたい。

そのための「人とのつながり」だ。


1年後が読めないほど、変化し続けよう


上京する経験を通して、自分がどうなっていくのか本当にわからない。

その未確定さに不安になることも多いけれど、悪い方向に進むことはないから、大丈夫のはず。

苦労して、変化して、考えをアップデートして、より良い関わり、より良い自分になれていたら幸せだ。

浮き足立つことなく、今自分にできることからはじめよう。


#1年後の私へ 企画

GCストーリーさんの企画で今回の記事を書いた。ちょうど1年間ほど上京する自分にフィットする企画だと感じたからだ。

#1年後の私へ のハッシュタグで検索すると、その他の方々のnoteもみることができるのでぜひ。

(わかりやすい文章、ありがとうございます)


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