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「家ごもりの長期化」で生まれる食卓変化 予測10

この状況が長期化することによって、食シーンにどのような影響を与えていくのか考えてみました。

0. はじめに 「何が変わったのか」整理する。

2ヶ月前の暮らしと現在の暮らし。
変わった点を4Wで細分化してみましょう。

[食べるシーン]で変化したこと

①Who:誰と・誰が食べている?

 −主に家族・または単身
 −Zoomなどで遠隔で第三者と食べる(New)
②When:いつ食べている?
 −通勤がなくなったことで規則正しくなった
③Where:どこで食べている?
 −自宅で(外出自粛のため)
④Why:なぜ?
 −感染を避けるため😭
 −感染を避けながら外部と交流(New) 
[作るシーン]で変化したこと

①Who:誰に・が作っている?
 −家族が毎食揃うようになったので、家族全員分
 −リモートワークの結果、パパも(New)
 −子どもが在宅になったので、お菓子作りも(New)
②When:いつ作っている
 −リモートワークになってお昼も自炊
③Where:どこで食べている?
 −自宅で
④Why:なぜ?
 −外食で食事することができないため😭
 −終日自宅で過ごさないといけなくて、うちごはんに飽き気味

こうやって眺めてみると、[食べる場所]で大きく変化が起きていて、[食べる人]もオンラインでの交流が新しい行動として発生している。[作る人・作る理由]も大きく変化していますね。調理者が変わればメニューも変わりますし、作る理由は変わればニーズも変わります。その視点から予測していきます。


[結論] 究極の”ケ”である自宅で「場所・モノ・人との関わり方」を工夫し、非日常を作ろうとする。

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最初に結論。
自宅で楽しく過ごそうという意識が高まり、その想いが「調理メニューや調理器具、食べる場所」の選択を更に変えていくようなが気がしています。

私たちは外出することで得られる「贅沢」を知っていますからね、
自宅で「同じような感覚・高揚感」が得られるように様々な工夫をしていくと思います。下記から具体例を紹介します。

・・・

1. 「ベランダごはん」が盛り上がる。

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ベランダは自宅の中で「非日常」に変換できる場所です。
コーヒーやお酒を用意すれば、カフェテラスやビアガーデンに一瞬で様変わりするはず。今はまだ肌寒いけど、これから到来してくる初夏は最高ですよね😌
ささやかながら「外の空気」を味わう場所になっていることでしょう。


2. アクティビティとして「料理」を楽しむ機会が増える。

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楽しくなるスポットが外にはたくさんありますが、自宅では有限。
そのため、料理つくりで楽しむ、という行動が増えていくと思います。

子どもとの時間が増え、せっかくだからと一緒にクッキーを作ったり、単身者でも「気分転換に夜中に料理を作った」というメッセージも。敬愛なるTakram佐々木さんのLOBSTTER letterでも「料理という瞑想」が紹介されていました(一部紹介)。

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佐藤さんも息子さんとおはぎ作ったりしていますよね。

佐藤さん、本当すごい。新時代の賢いママの見本だと思ってます。

3. ”おうち焼き肉”が盛況に。

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外食への欲求は消えることはありません。
お寿司は衛生的に難しくても焼き肉なら!と思う家庭も増えてきそうです。自家製焼き肉タレのレシピが求められたり、簡単焼き肉キットや自宅の煙ケアでファブリーズなど、そのあたりの購買も増えそうだな‥と予測。焼き肉屋さんの精肉テイクアウトがOKであれば、盛り上がりそう。

4. 家庭菜園で癒やされる人が増える。

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他力本願ではなく自力で生きていくためには「野菜作ろ!」と思う方が増えてきそう。自宅でペットを飼うことができない家庭にとって「草花の成長」はきっと心を癒やすはず。


5. レストランの”コミュニティ化”が加速。

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今回の事態で胸が痛いのが「レストラン業界」。

なんとか乗り越えてほしいわけですが、チケット前売りなどの新しいアイデアがたくさん生まれていますよ。
あの有名なレストラン「sio」では本気でレシピを公開していて本当に素晴らしいアクションだなと思います。

今この状況ではレストランという共同体へのファン化が非常に重要になってくるのだろうと思いました。
テイクアウトやオンライン購入で「レストランの味・体験を購入」し、その体験をインターネットを使って拡張していく感じ。
これからは同じ商品を購入した人で集まる「Zoomレストラン」が広がりそう。熱いお皿は提供できないけど、前よりもっと「料理への熱い想い」を届けるレストラン。そして外出できたら、真っ先にそのレストランで乾杯したくなる、原動力を今は溜め込む時間なのかもしれません。

Zoomの背景画像に店内写真を選択して、みんなで同じものを食べたら、そこは疑似レストランに‥なるかも‥?

あとこんな取り組みもありました!

6. 高級アイスクリームをつい買ってしまう。

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これからアイスクリームのシーズン‥。
「プチ贅沢だけど外食するわけじゃないしね」そんな心とのキャッチボールでハーゲンダッツを買う人とか増えそうです。日常の中に非日常をつくる”記号(アイコン)”として、この類の商品はうれていくような気がします。

7. 春夏のほったらかし料理、カレー作りにハマる。

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リモートワークが常態化されて、スープな鍋など火にかけておけば完成するメニューが重宝しています。季節的にこれが春・夏になったら‥?
うーんカレーかな!?!?という感じ。スパイスカレーだとアクティビティにもなりますし、夢中になる人が増えていくかもしれません。

8. お料理男子が増えるかも。

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平野太一さんのような男性がもっと増えていくのでは?とシンプルに思っています。普段だと男性が料理を向き合う機会って、意識しなければ生まれなかったのかもしれませんが今回の「家ごもり」は絶好のタイミング。せっかくだからトライしてほしいです。

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9. ホットプレート料理が高頻度に登場する。

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自宅の食卓にハレ感を与えるなら、ホットプレートがおすすめです。
ライブ感のある食卓は子どもにとってもアクティビティだし、焼き肉やもんじゃ、パエリアなどの「外食感のある料理」も楽しめるはず。
また子どもが在宅で忙しいママにとっては、子どもが自発的に朝食を用意してくれるからお助け調理器具としても活躍してくれそうです。


10. ”お月見”をするかもしれない。

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私が一番やってほしいのが「お月見」。
ベランダから月をみてTwitterとかで「今日の月、きれいだね〜」と会話したい。「月を恋人や家族と観賞する」というロマンチックな行動がこの機会に増えたらいいな。


最後に:心まで閉じ込めないために。

今の状態は、言い方を変えれば「自宅にさえいれば自由」なわけです。
大爆笑してもダンスしても、逆立ちしても、下層階に迷惑をかけていなければ何でもオーケー。
「料理によって気分転換」を、料理を通じて新しい未来を楽しみましょう。わたしのnoteで、少しでもみなさんの気持ちが元気になってくれたら、徹夜した甲斐がありました。



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