出会えた。私の推しワイナリー [勝沼ワイナリーフェス]
”日本ワイン発祥の地”とされ、国内有数の銘醸地である山梨県の勝沼。
すっきりした酸味が特徴の白ワインの「甲州」をはじめ、「マスカット・ベーリーA」も有名ですよね。この年に収穫したブドウで造られた新酒ワインはフレッシュな果実感。長期熟成したワインとはまた違った味わいが楽しめます。
私は今年、シャトー・メルシャンさんにお声がけ頂き、11月5日〜7日に開催された 勝沼ワイナリー フェスティバル 2021 ( #勝フェス2021)に参加させていただくことに!🙌 🙌 🙌
フェスの数日前にはおうちで勝フェスキットが到着。
新酒1本(赤・白・ロゼから私は白をセレクト)、UNITED ARROWSとコラボしたポロシャツ、ガイドブックやシャトー・メルシャン オリジナルの手拭が同梱されてました。
勝フェスを味わい尽くしたい!と思い、この機会にとワイングラスを新調したり、近所の専門店に出かけて念入りにフェス準備をしました。準備するときからワクワク。忘れかけていたこの感覚。とてもいいですね。
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40以上のプログラム。ワイナリー11社と繋がる体験
前夜祭を含めて3日間の勝フェス、まず規模感に驚きました。
参加ワイナリーも今年は11社、プログラム数も40以上で、産地・勝沼から日本ワインを余すことなく楽しみ、知ってもらえるように構成されていました。タイムテーブルを見ていただくとわかりますが、ワイン初級者にとっても気になる内容ばかり。
🍷 フレッシュな新酒は、初心者でも味わいやすい
印象に残っているプログラムをいくつか紹介すると、Day1「ワインはじめの一歩」(YouTube動画、1:42〜)は実践的な学びがありました。
・スクリューキャップのスマートな開け方
・フレッシュな新酒は長期熟成したワインより初心者もトライしやすい
・ペアリングは悩みやすいけど、ワインの色と合わせていくのがいい
・酸味が強い白ワインは、意外に”わさび”が合う(わさびスナックなど)
Day1の時は、好きなウォッシュ系チーズやハムなどと合わせていたんですが、プログラムを聴いて私も早速翌日実践。フレッシュチーズと柿、バジルのサラダや、フレッシュな葡萄も山梨県産のオリエンタルスターを用意してみました。
酸味たっぷり白ワインは私の好みで、ずっと口の中に含んでいたくなる心地よいフレッシュ感が印象的でした。酸味がまろやかな千鳥酢で作ったマリネとかと相性いいのだろうなぁと思って、今度また合わせてみたいと思います。
🍷木苺のような香りがするロゼ。製法を工夫し、複雑な風味が生きるワインに
Day1の2:58頃から始まる、初の女性仕込み統括の丹澤さんが語られるプログラムもとても面白かったです。今回の新酒のロゼは野苺のような香り、ということで、これはマスカット・ベーリーAを普通に仕込んでしまうと苺の香りになりやすいため野苺や木苺のような風味をロゼに表現したいことから従来のセニエという製法のロゼと、マセラシオン・カルボニック製法で作った赤ワインをブレンドしたんだそう。従来の新酒よりも色がはっきりしているのはそんな背景から。
こんな話を聞くとロゼもグッと飲んでみたくなりました‥(まだ買えるかな‥)
🍷想いは一緒。造り手たちの表情が印象的だった
このフェスを通じて印象的だったのは、造り手の方々がみなさんが連携しながら勝沼のワインをもっと前へ前へ進めようという想いでした。
ワイン造りに真っ直ぐで、濁りのない精悍な表情をみていると、心からエールを贈りたい気持ちになりました。
フェスの後、プログラム中にあったキーワードや背景、歴史をもっと俯瞰的に知りたくて、いくつか勝沼のワインに関する本を購入。
ここに、ワイナリー11社が繋がって実施するに至った勝沼フェスの原点ともいえる言葉を見つけました。
では、なぜ甲州ワインは日本を代表するワインになり得たのか?
そこにはメルシャンの目指す高い理念があった。通常、企業が何か新たな技術や商品を開発する場合、それは企業秘密として他社に漏れることはあり得ない。当然ながらシュール・リーをはじめ、様々な甲州のスタイルはメルシャン 独自のもの。それを「1社だけでなく、産地としての発信力を強固にし、10年先、20年先の産地をいかに作っていくかを考えるべき」という浅井昭吾氏の言葉のもと、メルシャンは積極的に研究技術や重要情報を公開し、産地全体の甲州ワイン像構築に努めてきたのだ。
業界連携というのは「総論賛成、各論反対」で頓挫したり持続できないことが大半。そんな中リーダーシップのもとに、このような夢のような取り組みが実施できているのだなと納得。
”勝沼をワインの銘醸地に”
私も心から応援していきたいと思います。
2021年、私は推しのワイナリーに出会えて、なんだかとってもワクワクしています。
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