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ありがとうバリーハリス先生

12月8日にバリーハリス先生がなくなったと聞いて、ショックで固まってしまいました。言葉がないという状態。あまりにも信じられない状態で涙も出ませんでした。

21年前にニューヨークに来たての時からバリー先生のワークショップ、時々参加させていただき、新しい歌を習ったり、楽器のクラスに出て、インプロの練習をしていました。いつもたくさんの生徒さんに囲まれているバリー先生は、いつまでもそのまま私たちのそばにいて下さるのではないか位思っていました。

バリーさんはクワイヤも教えていて、お友達が所属していたので、私もショックだけど彼女らのショックを考えるといたたまれない思いで一杯でした。

シーラジョーダン先生とジェイクレイトン先生のワークショップでの仲間と毎週ZOOMで練習をしているのですが、今週はAll the things you areという歌をみんなで練習していて、あ、バリーさんのワークショップでインプロのフレーズ、ずっと昔に習った!というのを思い出してしんみりしていました。

今日はお葬式に行ってきました。くしくも昨日12月15日はバリー先生の92回目のお誕生日でした。

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棺の中で眠っているバリー先生のお顔を見たら、涙が止まらなくなりました。すばらしいミュージシャン、教育者、ジャズとともに時代を生きたバリー先生を失って悲しいということはもちろんなのですが、私は自分が思っていた以上に、バリー先生から大切なものをいただいていたようです。

クワイヤの演奏を交えながら、鳴りやまないスタンディングオベーションで、感謝の気持ちでいっぱいでバリー先生が天国に戻られるのをみんなでお祝いしました。

セレモニーが終わってから、下の階に下ったら、マリオンカウィングス先生に会いました。二人で抱き合って泣きました。「言葉がない、こんなに悲しいことはないただバリーが苦しみから解放されたことが唯一の救いだ」と、マリオン先生が泣くものだから、「私たちにはマリオン先生がいるから、これからももっとジャズのことを教えてほしい、そしてもっと人前で演奏して欲しい、人生を支えてくれたこのジャズという素晴らしい音楽、私たちが受これから継いで次の世代に伝えていくから!」とマリオン先生にそうお願いしながら、強く決意した自分もいました。

バリーハリス先生、もうお会いできないのはとってもさみしいです、Rest In Peaceと祈りつつも、ちょっとお休みになられたら、きっと天国で待ち構えていたたくさんの生徒に囲まれて、時々怒りながらジャズをみんなに教えて楽しくお忙しく過ごされることだと思います。本当にありがとうございます。

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