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Many Heads are Better than One! そして継続は力になるよ

2018年のトピアインでのシーラジョーダン先生と、ジェイクレイトン先生のワークショップで集まったメンバーで、毎週1回集まって練習をしています。昨年のロックダウンからZOOMで集まって今に至り、もう2021年だから約3年続いています。

いったい何をやっているかというと

①ジャズのインプロビゼーション(即興演奏)、サックスやトランペットやシンガーのかっこいいソロを持ち寄って、そのリフを自分で歌えるように、数小節ごと何回も何回も繰り返し聞く

②iReal Proというアプリを使って、歌が入っていないのをマイナスワンというんですが、①で取り上げた曲のマイナスワンのトラックを繰り返し流しながら、1コーラス、16小節、8小節、4小節、2小節と順番を決めて交互にスキャットする

基本ノージャッジメント、いいところはシェアした方がいいものは褒めあうという感じ。

ジャズの素晴らしい先人の方々のフレーズを譜面に書いたり、自分の中に落とし込むことは、楽器の方々はジャズを勉強し始めの段階からやり続けていることだと思いますが、シンガーは歌いたい曲のお気に入りのシンガーのフレーズの真似はするけど、楽器のソロを一音一音さらって練習することは、なかなかやらないかも。まあ私が音楽の大学を卒業していないので、もしかしたら学校ではやるのかもしれないけど。また一人でもできる作業だけど、自分一人でやるよりも、みんなで一緒にやった方がいろんな曲にチャレンジできるし、その時間に集中してできる感じ。

そしてスキャットのトレードの良さは、他のメンバーがスキャットした、かっこいいフレーズを真似する、誰かと一緒に歌うことで、自分の中にはないボキャブラリーが自然と増えます。自分からは飛び出てこないようなフレーズを実際に真似することで、体に覚えさせるというか。そしてコードチェンジ、メロディーを参考にしつつその瞬間に浮かんだフレーズを表現することに集中。

なーんだ、そんなに特別なことじゃないじゃんと思われる方はいるでしょう。とはいえ一週間なんてあっという間なので、自分一人ではなかなかさぼっちゃったりするけど、毎週曜日と時間を決めて集まるようにしたら、この時間は確実に練習するし、三人よれば文殊の知恵というか、誰かと一緒に練習することは人数分の知恵もエネルギーも集まるし勉強になるんですよ。

先週はディーディーブリッジウォーターさんのバイバイブラックバードのスキャットが素晴らしいということで、彼女のソロを繰り返しさらった後に、iReal Proでスキャットの練習に入ったところ、アプリに入っているBye Bye Blackbirdのコードチェンジが歌いにくい!と、フルート、ギターと他の楽器も演奏する3人のメンバーが言い出し、アツコあなた耳がいいんだからどう思うとか言われて、へっ?私?耳がいいなんて言われたことないんだけどと、びっくり。まだ自分のレパートリーになっていないので、iReal Proに入っているコードを見つつ、メロディーを頭に浮かべながら適当に歌っていたので、彼女らが言うようによく演奏に使われているコードチェンジじゃないことにすら気づかなかったことにドギマギ。あちゃー、そうなの?

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スタンダードの曲がまとめられた本をFAKE BOOKというのですが、THE GOOD BOOKというスタンダードの曲がボーカル用にまとめられた本を引っ張り出してきて、既存のコードの修正の仕方も教えてもらいました。アイリアルプロもう何年も何年も使っているけど、へー、こーやって修正できるんだと初めて知ってびっくり。

メンバーそれぞれ練習の効果を実感していて、お年頃の私たちは、みんな20年前にこの練習法を始めていたら今頃、どんだけすごいミュージシャンになっていたか!と笑いながら続けています。

今週水曜日のスモールズのジャムセッションでも、最後の曲がLOVEというナットキングコールの有名なスタンダード、またもや私のレパートリーではないけど、メロディーはわかるので、演奏のコードチェンジを聞いて、よしと行こうと、セッションリーダーに歌っていい?とステージに上がりました。ジャズの即興演奏は自分のコンフォートゾーンから飛び出して、スリルを味わいながら、いけてるところを目指すという瞬発力の交換みたいなものなので、よしチャレンジしようと思えるのは、毎週のグループで練習してきているからだと思います。

ナナ、キャレン、アンドレア、ウェンディー、パット、そして天国のスザーン、みんなありがとう!もちろんメンターのシーラジョーダン先生とジェイクレイトン先生もありがとうございます!

もちろん音楽でなくても、同じものを目指す仲間を数人見つけて、定期的に一緒に練習して、意見や情報をシェアするのは、お互い力になって、必ずいい方向に向かい、誰か一人ではなく、みんなでレベルアップできます。

ぜひグループ練習実験、騙されたと思ってお試しあれ!



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