やりたいことが習慣化できないのは、「時間がないから」ではなかった
一週間、旅に出られないまま終わった。
先週、「本の読み方を変えて、(思考の)旅に出よう」と書いた。
文章を書き終えた、あのときの気持ちにまったく嘘はなかった。嘘はなかったけれど、結局はご近所を散歩した程度で終わってしまったのだ。要するに、ほとんど読書ができていない。
「やりたい!」に嘘はないのにできない
今、やりたいと思っているのに習慣化できていないことがいくつかある。
読書
上質な文章を写経すること
noteを更新すること
どれもがほんとうに、やりたいこと。何度も自分に問うた。気持ちに嘘はない。なぜやりたいのか、理由も腹落ちしている。それなのに、なぜ、習慣化できないのだろう。
「時間がないから仕方がない」どこかでそう自分をかばっていたように思う。でも、それってほんとう?実は結構使える時間はあるし、結構ゴロゴロだってしている。何より、あまりにもアウトプットできているものが少ないように感じた。
で、この一週間、自分を観察してみてわかったことがある。
私は、常に「迷っている」のだ。
あれも読みたい、これも読みたい。何から読もうか?
この時間はやりたいことをするつもりだったけれど、先に仕事を進めた方がいいかも?
どうせなら新しくノートを買おうかな。いやいや、とにかく始める方がいいんじゃない?
こんな具合に、ありとあらゆることに迷って、私の脳はやりたいことをやる前にすっかり疲れていた。
優先順位をつけた方がいいことは知っている
時間の使い方に関するお悩みに対して、よくアドバイスされるのが、「優先順位をつけましょう」だ。
小学生のときからスケジュールを立てたり、タスク管理をしたりしてきた。時間の使い方には、これまでかなり熱心に取り組んできたし、いろいろな方法を試してきた方だと思っている。それなのに、基本中の基本ともいえる、優先順位をつけることができていなかったとは・・・・・・。
「だったら、優先順位をつけよう!」で解決すればいいけれど、そんな簡単な話ではない。私は自分のやりたいことに順位をつけるなんて、したくない。いや、できないのだ。
小学生から取り組んでもできないのだ。それはもう、私は優先順位がつけられない体質だと認定した方がいいだろう。優先順位をつけずにできる方法を考えた方が、現実的な気がする(もっと早く気づいて、私!)。
優先順位がつけられない私の暫定解
私の今のところの暫定解は「ちょっとずつやる」だ。
読書は1日15分(その瞬間の気分で本はチョイス)
写経は決めた朝時間に書けるところまで
noteは毎日の読書記録を数行(更新は一週間分まとめて)
とにかく刻む。
やりたいことを迷わずできる小さいサイズにするのだ。
仕事は、受けたものは当然いつか必ずやるので、「優先順位をつける」ことへの抵抗感は少ない。優先度を下げたとしても必ず後でやるから。でも、自分のやりたいこととなると、優先度を下げることは、諦めることを意味するように感じてしまうのかもしれない。だから、イヤ!どれも大事!!となってしまう。で、結局どれも選べず、何もできない。
優先順位をつける目的がやることを絞ることで、集中して取り組みやすくするためなのであれば、「ちょっとずつやる」ことで絞れば、取り組みやすくなるのではないか。そんな仮説を立ててみた。
ちょっとずつやって、一冊本を読み終えたタイミングで書評コラムを書く。1日15分の読書でどれだけの旅ができるのか、不安要素も残るがそこはやってみなけりゃわからない。
まずは来週、一週間分の読書記録が更新されるか、さらなる仮説が更新されるか、ぜひ楽しみにしていただきたい。頼むよ、私!
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