オロオロする、からのデスカフェ(終末期医療ってなに?)
母の入居する老人ホームの看護師さんから電話がかかってきました。
「来週金曜日、先生からお話しがあるそうですので、来られますか」
金曜日は、訪問診療の日だ。
母は今心臓の具合がよろしくない。
おそらく終末期医療の話。
人生の最後にどんな医療を受けたいか、の選択を迫られるのでしょう。
ーーー
老人ホームに入居するときに、最後はどんな医療を望むかと言うヒアリングがドクターからありました。
私は、自然のままに、余計な延命治療は要らないと答えたが、もう4年前の話。
具体的に何をどうするのか全くわからない。
電話を切ってから、気持ちが混乱している自分に気がつきました。
何か考えなくてはいけないことがあるはずです。
ーーー
そんな時、Facebookで、同窓生の相川さんが出席するイベントが目に止まりました。
まさにこれじゃないか?
そう思って、相川さんにMessengerを送ったところ、主催者に紹介してくださるとの事。
そして、今日『デスカフェ』に行ってきたのです。
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行ってよかった。
帰ってきてから、こたつに潜り込んで1時間43分寝るほどには疲れたけど。
看護師さんやケアワーカーの人たちなど、15人以上が集まっていました。
全くの素人は私くらいだったかもしれない。
終末期医療についての説明もあったのだが。
途中で私の話をみんなが聞いてくれて。
意見を言ってくれたのです。
どこの誰かわからない私のために。
実にありがたいことでした。
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結果、私が今日の時点で得た結論はこちら。
とりあえずのまとめとして書いているので、事実と違うところもあるかもしれないが、見逃してください。
・ 1番大事なのは、苦しみを少なく、穏やかにあちらの世界に行くこと
・一切の医療行為は要らないと、そこで全てを断ってしまうと、あとあと後悔することが多い。
・例えば心不全だと呼吸が苦しくなる。その場合、酸素マスクをする事は、苦しみを減らすのに有効な場合が多い。
・ある種の医療用麻薬は、苦しみを減らすのに役に立つ(がんなどに使うものと同じ)
・少量の点滴は元気を回復することがある
・はっきりと決めずに、その時、その時の余裕やいい加減なところもあってもいい
・どのように死にたいかと本人に問うより
何をしたいか、本人に世間話のレベルで聞くことが大事。
例えば、こんなところに行きたい、こんなものを食べたい、こういうことをしたいなどなど。
本当に細かくてさりげないことが実は大事だったりする。
・ 1回決断したからといって、そのまま変えていけないということは無い。
情報を、周りの人々(ケアマネジャー、実際の介護者、看護師、などなど)が日々バージョンアップをして共有して良い看取りにつなげた方が良い
・きちんと考えることが残された遺族のグリーフケアにつながる。してあげればよかった。こうしたかったんじゃないかと言う後悔の念から解放される。
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ドクターと話をする前に今日学んだことをわかりやすく文章にして、ケアマネさんや看護師さんとお話ししたいと思います。
ドクターは別なところからその日だけ来る人。
その前に母の周辺にいるケアマネや看護師さんや実際の介護をしている職員さんと気持ちを一緒にしておきたい。
がんばれ!わたし!ここで頑張らないと、きっと後悔する。
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紹介してくださった相川さんのノートは、こちら。
主催者の小平さん、
講師を務められた慢性疾患看護専門看護師の大森さん、
そして親身に私の話を聞いてくださった皆様。
ありがとうございました。明日ちゃんと文章にまとめてまた動きます。
父が亡くなるときにはいろいろと後悔しました。
ジェントルマンでいつも私のことを気にかけてくれた優しい父。
申し訳ないことをしました。
その話もこれからノートにしていきます。
というわけで、定年夫の話1日だけお待ちくださいね。
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