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元旦は老人ホーム

2024年元旦
わが家には元旦に決まっていくところがある。
父が眠っているお寺のお墓参りだ。

元旦は、神社では?と思う方もいらっしゃるだろうが。
元旦にお寺に行く人もいるのだ。そして私もその1人。

親戚が来るのは、2日。
だから、1日はゆっくりとお墓参りをする。
父とご先祖様にこれからの1年間を守ってくださるようにお願いする。
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お墓参りの後、母の老人ホームに出かけた。
普段は私1人しか面会に行かない。
今日は理科系夫とはるちゃん、たっくんも一緒だ。

母は年女である。
今年の3月で96歳。耳が遠くなったので、大きな声ではっきり話すことを心がけている。
補聴器を使用することも考えたが、なくしてしまうと大騒ぎになるのでやめた。

機嫌が悪いことも多い面会。
今日はたっくんがいる。
機嫌が悪いはずがない。

あらかじめ用意しておいたおやつを、
そっと母に渡す。
母は、それをたっくんにあげる。
たっくん、喜ぶ。
母はそれを見て喜ぶ。
昔から子供におやつをあげることが好きな母だ。
30分ほどで、なごやかに面会は終了した。

母の喜ぶ顔はやっぱり嬉しい。

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最近の母は、時間を問わずあれこれと電話を入れてくる。内容はちょっとした不平不満だ。

母は寂しいのだ。
残された時間の少なさにも気がついている。

もしも私が長生きして、1人だけになったら、やっぱり寂しさから娘に電話をかけてしまうのだろうか。
何度も何度もかけてしまうのだろうか。
それはぜひ避けたい。

帰宅後、理科系夫と2人で静かに夕飯をいただく(手抜きのおせち料理)。
今あるささやかな幸せがいちばん。
ぜいたくでもなく、はででもなく。

自分の言葉で文章を書くこと
健康を維持すること
が目標。

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トップ画像がなぜ通販生活か、というと。

2024年1月号の通販生活に読者から募集した介護川柳が発表されている。
介護のさまざまな感情を川柳に詠むものだ。

カタログハウスの雑誌、通販生活

見開きページに、まず喜怒哀楽を象徴する4句が掲載されている。
そのうちの1句がわたしが詠んだ。
感情は「哀」

まさか巻頭の句のひとつになるとは思わず驚いた
(掲載されるとは聞いていたが、どの部分かは知らなかった。)

ありがたいことである。
誰もが持つ感情だとわかれば、
私ももう少し客観的に自分を見られるようになるかな。
母の不安を「柳に風」と受け流してあげることができるようになるかな。
クオカードはありがたく、明日の買い物で使ってこよう。

音声配信もしてます。こちら。


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あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
自分らしく行きます。少しずつ自信を持って。


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