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自治会費の集金

自治会費の集金が終わった。

あらかじめ、この日に集金に回りますと回覧を回した。
金額が半端なので(3780円)、ピンクのラインマーカーもつけておいた。

土曜日の11時過ぎから集金をスタート。
用意して待っていてくれるお宅もあった。
どんなお金を出されても大丈夫なようにお釣りを用意していたので、重い。

例えば10,000円札を出されたらお釣りは6220円。

だいたいは、お財布をかかえながら出てくるパターンだった。
玄関で長く待たされたり、
お母さんは出てこずに、すべて小学生の子供が間に入ったり。
(小学5年ぐらいだが「ご苦労様」と言われて不思議な感じがした)

「用意をしておくから後で来て」とか。
不在で3回連続で訪問してお手紙を入れたり。

もちろん世間話もした。
話したくない話もした。
少しは話題をそらすことができるようになったかな。
意地悪なご近所さんは相変わらず意地悪だった。
こちらの情報だけを取って自分の情報は出さない。

ゴミ当番に関する苦情も聞いた。
班で、順番にゴミ当番の札を回しているのだが
中にはパスをして次に回してしまう人もいるらしい。
だいたいあの人だろうなあとわかっているんだけど。

いわゆるご意見番だったおばあさんが亡くなってから
苦情の吸い上げがうまくいかなくなった。

自治会はとても微妙なバランスの上に成り立っている。

ーーー

昨日自治会館に出向いた。
その時間帯が集めた自治会費を届ける時間として指定されていた。
目の前には
山盛りになった
10円玉
50円玉
100円玉
500円玉

こんな小銭の大集合を久しぶりに見た。
なんと言うか時代を感じる。

千円札、5000円札、一万円札も箱の中に重なっていた。

「100円玉を10枚ずつ重ねてくれる?」
その声で役員の皆さん(多分70代から80代)が動く。

なんて非効率な。昭和か。

郵便局では有料になってしまった小銭の預け。
都市銀行に行くんだろう。
目の前で私の持って行ったお金は数えられ、
手で領収書がかかれ、ハンコが押された。

「ご苦労様でした」

これで自治会の班長の半分の仕事が終わった感じだ。
昨今の情勢で集まりが少なくなっている。
今年は子供会のお祭りぐらいだろう。

もともと行事が多い地域ではない。
新しい家がどんどん増えて自治会に入らない人も多い。

例えば街路灯や、ゴミのネットなどは自治会が管理している。
けっこう大きな金額が集まるので当たり前と言えば当たり前だが。

 ーーー
あった方がいい自治会。 
でもこのままじゃ入りたい人は少なくなる。
せめてできる人だけでも振り込みにするとか。

近所の助け合いも
どんな人がご近所さんかによる。
例えば近所の人に助けてもらったことは
私自身に関して言えばほとんどない。

希薄な近所付き合い。
踏み込んで変える勇気も手間もない。

とりあえず集金が終わって良かったけど。
なんとなく割り切れない思いをした日曜の午後。 

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