あいづちをうってくれるAIが欲しい(母の介護)
夜11時、携帯電話が鳴る。
老人ホームにいる母からだ。
母は95歳。
老人ホームに入って4年半になる。
年相応の物忘れはあるが、
ボケてはいないはずだった。
「こんなに夜遅くに
人の家に行くなんてだめでしょう」
と電話に出た途端に叱られた。
そういえば、
「はるちゃん(あつこの長女)が だんなさんの
実家に行く」と話していた。
日帰りで行ってきたのだが。
それが、なぜか母の頭の中では、
夜11時に
はるちゃんが夫の実家に行ったことになっているらしい。
「こんな夜遅くだ