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結果に執着しないで努力し続けるということ

先日、3か月の英語コーチングを修了されたクライアントさん。
どんな成果がありましたか?というアンケートに答えてくれました。


「英語に対する自信がつきました。英語に毎日触れる習慣が身について、日常生活の
一部になっているため、英語に対して積極的になることができました。
英語以外でも仕事の効率が上がるなどの変化もありました。
英語はもちろん仕事においても、優先順位をつけて対処する習慣が身についたよう
に思います。
メンタルヘルスにもいい変化がありました。3ヶ月で人は変わることができると確
信できました。」


3か月で100時間の勉強をしていただくことを目標としているのに対し、180時間以上も学習して頂いたとても優秀なクライアントさんだったので、英語に対する自信がついたというのは当然の結果だと思います。

それ以上に私が嬉しかったのは、英語学習が日常生活の一部になっていること、それによりメンタル的に変化があり、自分が変われたことを実感されたということです。


ヨガの教えでアビィアーサとヴァイラーギャというのがあります。
アビィアーサは持続的、献身的に努力して修練し続けることであり、ヴァイラーギャは結果に無執着であるということです。

本来の自分は世間的な善し悪しを超越し、至高の純粋意識であるということを思い出すためにあるのがヨガなのですが、結果に執着することなく、努力、情熱を伴って行動のみに没入することにより、その本来の自分に意識をつなぎとめることができると教えてくれます。



例えば私の大好きなさかなクンは、それこそどんな結果にも執着されていない方だなと感じます。
確かなのは魚のことには真剣で、その熱量が他の誰とも比較にならないくらい高いので、それにより人が惹きつけられ、自叙伝的な映画ができるほどの有名人になりました。
でもきっとさかなクンはどれだけ有名になろうとも、お金が稼げようとも、ただただ魚が好きで研究を続けていくことをやりたいだけなんだと思います。
それが何より、一番自分が満たされる方法だということをご存じなんだと思います。


また、世界的バレエダンサーの熊川哲也さんのお言葉で、とても印象に残っているのがあるのですが、
「僕がバレエを選んだんじゃない。バレエが僕を見つけてくれた」というもの。

熊川さんもきっと幼少のころからずっと努力を継続されていて、最初はそれが天職だなんて考えてもいなかったのかもしれません。
きっと踊ることをただひたすら続けること自体に、熊川さんの魂を本当に輝かせる意味があって、それが世界的なバレエダンサーという道につながったというだけに過ぎず、大事なのはプロになることでなかったのかもしれません。

何かの目標達成のために努力することはもちろん大切ですし、ほとんどの人がその目標のために行動を開始するし、目標を達成出来なければ落胆するし、それを挫折と呼ぶのかもしれません。
でも、その行為の意味は何を得られたかという結果だけではなく、修練をやり続けていることそこに大きな意味があるということだと解釈しています。

もちろん英語ができるようになることが目的でそれをコミットして英語コーチングを始めるわけですが、その人の人生にとってはそれ以外のことの方が実は大事なんじゃないかと思うエピソードでした。

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