見出し画像

脳科学とゴール設定のステップ

こんにちは。
CFO視点を磨くビジネス英語コーチのAtsukoです。
今日は、ゴールを設定するのはなぜ大切か?ということについて書いてみたいと思います。

人間の脳というのは、五感から情報を集めてそれを統括、処理し、アウトプットに繋げるまでを常に超高速で回転しています。

五感から得られる情報はそれこそ膨大になるので、その中から必要な情報だけ、自分が興味ある情報だけを選別していくというのがRAS(網様体賦活系)という機能です。

分かり易いたとえでいうと、自分の家からまっすぐ前を向いて歩いて駅に着いたとします。駅についてから、さてあなたが最初にすれ違った女性の服は何色だったか?と聞かれて覚えている人は少ないと思います。
これがまさにRASの機能で、前を向いてすれ違っているのだから、必ず視覚からの情報は脳に届いているはずなのですが、安全に駅まで歩くという目的のためには不要な情報なため、それを頭の中で排除してしまったということですね。
本当は見ているのに見ていない情報というのはどれだけあるでしょうか。視覚だけに限ったことではなく、聴覚、嗅覚などの五感や運動感覚も限られた情報しか認知していないというわけです。

これこそがゴールや目標を設定する意味になります。

何も考えていない、将来のイメージがないというのはRASが機能しないのでとてももったいないのです。
直感が働く人、いつも運が良い人というのは、RASをうまく使えていて、自分の望みにを叶えるために必要な情報をとるのがうまい人なんだと思います。

それでは、ゴール設定のための3つのステップについてお話ししていきましょう。

まずゴールを設定するときに1番重要なことは、それが100%自分のwantであるということ。

自分の人生における目標だったり将来像だったり、抽象的で構わないので、人には言わない前提でまずはこうありたい自分をイメージします。(人に言う前提で作るとhave toが入ってきてしまうので)
今はhow toなんてわからなくても、とにかくこれまでの固定概念や過去の記憶は一切排除して、人に聞かれたら恥ずかしいくらいの人生における最終的な夢でも構いません。
そうやってまず視座を上げることによって、RASのスイッチが入るわけです。

そしてそれが決まったら、今の自分とそのゴールを線で結ぶように中間ゴールをできるだけたくさん作っていきます。最終到着点にいくためにはいつまでにどうなっている必要があるか、だんだんと今に向かってバックキャストしていくイメージです。

そして最後に重要なのは、直近の中間ゴールにできるだけ臨場感を持たせるということ。

そのゴールが達成したときに見える景色、聞こえる音、肌感覚など、できるだけ多くの感覚を使ってそのときのことを思い浮かべます。そうすることで逆にそれが現実となっていない今のままでいることに違和感を覚え、現実が追い付くように行動にうつす原動力となってくれます。
スポーツ選手によく聞くイメージトレーニングはまさにこれですね。

以上の通り、ゴールを設定することは脳科学を利用して最短ルートでこうありたい自分になれる近道となってくれます。
私のビジネス英語coachingでも最初の英語のゴール設定のところはとても重要視していて、クライアントさんのお話を伺いながら一緒につくっていきます。この共同作業こそが、英語に対するコンプレックス、ストレス、長年のモヤモヤを確実に解消させるためにとても重要な要素となります。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?